いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。
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2018年7月4日水曜日

リハビリ三昧

リハビリで大変な思いをしている人には不謹慎なタイトルですが、手術後の私の不具合であるなんだかとっても口が開けずらいんだについて。
食べることが生きがいだった私にとって、食事の時に口の開閉の微調整に苦しむのはなんとも苦痛。何度も言うようにリハビリは早い時期に取り組むほど回復が望まれるという話を信じるなら、早急に手を打たなくちゃだわ。
ということで退院祝いも兼ねてご馳走を食べに行きました。久々の帝国ホテル飯。鉄板焼きの嘉門です!

上高地帝国ホテルの鉄板焼きで豪遊 した思い出が蘇るガンダム。死ぬかもしれないと思った後なんだから今食べないでいつ食べるというのだ!と夫に誘われてのゴージャス飯です。いや、あーた私の病気にかこつけて自分が食べたいだけなんじゃないか…と思いつつ、せっかくそう言って誘ってくれてるのだからと自分に言い訳して食い意地の張った二人は今日もゆく。

スペシャルな食事なので奮発しました。本日のチョイスは和田倉門コース。前置きはもういいから行ってみよう!
お通し 玉ねぎチップスが美味しかった
牛たたきのサラダ
本日の役者達がお目見えです
めくるめくひととき。何も考えずに目の前で繰り広げられる景色を楽しみ味わう。鉄板焼きの醍醐味ですね。料理人が目の前に恭しく今日の食材を捧げ持って現れたらショウの始まりです。
会いたかったよ!フォアグラ

伊勢海老はお箸で食べやすくしてあった
見事な手さばきに見惚れるもよし、語らうもよし、ゆったりと時間が流れていく。お腹も心も満たされていく感じが心地よい。
あわび〜
肉!ロースとフィレを夫とシェア
あっという間にお開き。でも楽しかった。本日の料理人はうら若き女性。この春に嘉門に配属されるまではブラッスリーの厨房にいたとか。人前で調理するのはまた違う大変さがあるでしょうと聞くと、ご本人はお客様の身近で調理できる嘉門に前から興味があったとか。調理する人とお話ができるのも鉄板焼きの楽しみの一つ。いろんな人生があるのだなと思う。
ガーリックライスと赤出汁
あまり特徴がなかったオリーブ麺
〆はガーリックライスで。和田倉門の魅力は追加料金なしでご飯ものをチョイスできること。今回はお肉同様にガーリックライスとオリーブ麺を夫と半々にしていただきました。
食事が終わると別室に通されてコーヒータイム。数種類のデセールから好きなだけ選んで盛り合わせて貰えます。全部欲しい!と行きたいところですが、流石に満腹。
チョコケーキが美味しかった
えーと、お口のリハビリ企画だったわけですが、お箸で行けちゃう趣向だったのであまり不自由を感じませんでした。どんと晴れ!
もっと早く更新する予定でしたが、思いの外忙しくて遅くなり申した。予想はしていたけど、長い休みのあとは仕事が大変なことになっていてまだまだまだま〜だ、厄介ごとが続く予感。
次回は愚痴大会にならないように励みまする。
しかし、美味しいものを食べてしみじみと生きててよかった〜〜

2017年8月20日日曜日

酒とミュシャの日々

いつものようにハレ飯の備忘録。今回は田中健一郎の特別コースメニューです。
久々に訪れたラブラスリーの店内は壁の絵画が差し替えられていて見える範囲は全てミュシャでした。以前、ミュシャ展に併せた特別メニュー企画をしていたから、その時に掛け換えたのでしょうかね。大好きなミュシャに囲まれて食事なんてそれだけで嬉しい。
鏡に映り込んでいるのは有名なタイル絵
まずはアミューズ
ええ、存じておりました。私の唯一とも言えるアレルゲンであり、かつては大好物だったマンゴーを使ったスープ(というか、ムース仕立て?)がこちらになります。私への差し替え品はヴィシソワーズかな…と思ってたら桃のスープだった。多分、今ガルガンチュワで販売中のもの。甘くて美味しい!(写真はない)


アントレはミニサラダを添えた蟹のゼリー寄せ
アントレその2はトウモロコシなど夏野菜とビーフを浮き身にしたコンソメスープ
見た目涼やか
浮き身が楽しい
想定外な形で出てくるのが面白い
ポワソンは舌平目をパルメザンチーズで挟んでトマトソースで。このソースが本当に美味しくて、何より全体の味のバランスがいい。また食べたい〜。
ヴィアンドは牛のパイ包み。
付け合わせの茸もポテトも丁寧な仕上がり
これずっと食べたかった料理だったので感激。マデラソースがやや私には強かった。赤ワインと一緒ならちょうど良い加減だったかも。(すでに食前酒→白ワインと進めてたので酔うから断念した /_;)
デセールは桃。アレルギーのせいだけど偶然にも桃で始まり桃で終わった。デセールに合わせてアミューズも選んで差し替えてくれたのかな?
食後の果物もいいね
コーヒーのお代わりを勧めてくれたり、「どうぞごゆっくり」という対応が心地良かったです。今回は店内があまり混んでいなかったので絵画を見回してゆったりと過ごすことができた。店員さんとのおしゃべりに興じている人も多く、のんびりとした時間が流れてました。

2017年8月9日水曜日

ゼリー、カムバック!

夏と言えばガルガンチュワはゼリーの季節。今年も見目麗しいゼリーが揃い踏み。ということで久々に帝国ホテルでゼリーを買ってきましたよ備忘録。
アルコールは強くないよ(当社比)
今年はメロンとピーチ。そしてイタリアの若手お菓子コンクールで総合優勝を獲得したラインナップからフルーツゼリーの「プラネッツ」を購入。むは〜、果実の勝利。フルーツもゼリーも贅沢な味わい。
チョコ菓子も食べなくちゃだわ
昨年は都合があわずになかなかゼリーを買いに行けなかったので今年はエイヤッと出かけてきました。毎年買っているとグラスが増えて行くのが嬉しいやら場所ふさぎやら…。でもね、今年のゼリーはグラスに帝国ホテルの銘が入っていないのでお客さんに出しても「やだ、この人。ホテルのグラス持って帰ってる!」と思われずに済むのでちょっとだけ嬉しい(^^:)
プラネッツはゆず風味とのことでしたが、そんなに味の主張はしてなかったような。ゼリーに乗った白いババロアが杏仁風味で美味しかった。プラネッツも同じものが載っていると思ったけれど、こちらは生クリームでした。
ホテルロビー横では
フランクロイド館時代の展示を開催中
毎年欠かさず皆勤賞というわけにはいかないけれど、それでも毎年何かしらの楽しみがお約束通りにやってくるというのはありがたいことですね。
次回はゼリーのお供?ラブラスリーの田中健一郎スペシャルコースのご案内でっす。お楽しみに〜


2017年3月12日日曜日

美味いものが食べたい

ロビーの生花は百合水仙と桜!
久しぶりに美味しいものの話でもしましょうかね。お祝い事があったので帝国ホテルのレ セゾンへ。いやもう本当に久しぶり。ブログにはupしてないけど前回は何を食べたかしらと思ったら、とんと思い出せない。脳裏に料理は焼き付いてるのに、ご覧の通りティエリーヴォワザンの皿はイッチャッテルのが多いからそれが何だったのかを思い出せなくなっている。いつだって食べ物の記憶は鮮明だった私としては由々しき事態。

てなわけで、備忘録。いつものようにランチ訪問。ランチムニュは3皿か4皿かを選ぶ形式ですが、今回は5皿というのがお目見えしてました。前菜、魚、肉、デセールの4皿ムニュに加えてシェフの日替わりアントレがもう一皿つく組み合わせ。でも4皿でお腹いっぱいになるからいつものように、カトルプラ シルヴプレ〜。
アミューズ
キャビアみたいな蓋つきの容れ物で登場
アミューズからして既に趣向が変わってた。何ですかこれは、美味しい!海苔のムースの下にカンパチ(おそらくタルタル仕立て?)が仕込んである。コメハゼやピスタチオの食感と合間って刺身のプニプニした舌触りが楽しい。何よりも海苔の風味が食欲をかきたてる。

話が前後しますが、アミューズはメニューを選ぶ前に運ばれてきます。席に着いたらまず乾杯のための飲みの物選び。旦那は割と迷いなくプレステージシャンパンを選びます。グラスでも普通の外食ディナーに匹敵するお値段なので、通常の感覚なら私は猛然と異を唱えるところですがここへ来た時は共に頭がトチ狂ってるんでむしろ夫婦でやりたい放題。自分では目利きのできないハイクラスのシャンパンをここで試飲するつもりで臨む。実際にここで味わったシャンパンの数々は贈り物をする時の基準として大変役に立つ。高価なものを贈る時の品目としてシャンパンはお薦め(呑兵衛限定だが)。贈られる人がおそらく自分では買わないクラスの記念になるような銘柄は、ここ一番の祝いの席にきっと華を添えてくれるはず。それが美味しいとわかってるものなら贈って安心。飲んだあとは文字通り中身が泡と消えるのもまた良し。
今回は瓶に描かれたアネモネが春めいて嬉しいペリエジュエで乾杯。(自宅なら2万円強払わないと飲めないシャンパンを半額以下で夫婦で味見できるんだから、そう悪い話じゃないと思うんだけどな。←この感覚は食い道楽じゃない人から見るとイカレテルのかしら?)濃厚な蜂蜜のような後味が、アミューズの後にはキュッと引き締まるのを感じたところで黒服さんが今日の献立決めに現れる。前述のようにここで4皿ムニュをむにゅっとオーダー。
アントレは赤座海老
ポワソンは金目鯛の蒸し焼
一つ一つのお皿がまるで絵画のようですが、いつものようにひょいぱくっと平らげる。どうして私たちはゆっくりと食べられないのでしょう。心の病気なのかしら(^^)
ヴィアンドは鶉のファルシー
美味しくてつい夢中になってしまう。コロネのように横たわった赤座海老と並んでいるのはジャガイモのピュレでポロネギの甘い風味が効いている。金目鯛はホタテ料理かと思うような出で立ちで登場。雲丹のソースとのことですがそんなにウニな主張はなく魚の味が楽しめた。
アミューズが立派だったのですっかり終わった気持ちでいたところにヴィアンドのウズラ。
私の焼くウズラと違ってなんて上品なんでしょう。ソムリエに選んでもらったグラスの赤(シラー)とともに優美なひと時。ワインの特徴について色々と教えてもらえるのも嬉しいサービスの一つですね。しみじみ

フォレスト
てっぺんのクッキー生地がアクセント
デセールはフロマージュに差し替えてもらう。赤ワインも温存しておいたのでバッチリな展開。なのに写真は撮り忘れ。今回は付け合わせのドライフルーツがジャム仕立てに変わってました。
あ〜、美味しかったな。また頑張ってここに来よう。

お土産ガルガンチュワはフォレストを。マカダミアナッツとほのかなキャラメル味のマッチングが楽しい大人味のパウンドケーキでした。
ほんとはクラシックショコラケーキを買うつもりだったんだけど、食事してる間に売り切れになってた。次回の楽しみを残して本日はここまで

2016年8月20日土曜日

ああ、上高地

デラックスなベランダからの眺望
翌日は見事に晴れて気持ちの良い天気。GWを過ぎて梅雨に入る直前のこの季節を選んで良かった。バイカモの咲く頃は7〜8月とのことなので残念ながら見ることはできませんでしたが、それは次の楽しみにいたしましょう。日向を歩くとやや汗ばむ程度で暑くも寒くもない良い気候でした。デラックスベランダからの眺望は想像以上に素晴らしく、一日中ここで山に移る陽光を眺めていたい。日暮れ時もさぞ美しかろう。
連泊したかったけれど今回は休みの都合がとれず一泊で帰宅。一泊だからお部屋を奮発したという側面もあるのですが、これだけ素敵な部屋だと実に名残りが惜しい。なので出立ギリギリまで部屋でゆっくり過ごしました。早めの朝食の後に河童橋を散策して命の洗濯。清流に心洗われ、川岸を歩いて内面の湿り気もさっぱりと乾かす。山に登るのは信仰の一つの形だという。山登りというほどのことはしていないが、それでもこれだけ清浄な気持ちになれるのは山に神様がいる証拠だなと思う。つれづれ

濃厚派
しっとり派
ではでは朝ごはん。今回はフレンチトーストにしてみました。あまり食べる機会がないから味の良し悪しは正直わかりません。普通に美味しかったです。フレンチトーストはパンケーキに比べて蜂蜜の味が際立ちますね。でも蜂蜜食べるならやっぱりヨーグルト!朝からたくさんヨーグルトを食べて余は満足じゃ。今見るとやっぱりベーコンか何か、肉類が欲しいところだが ^^;
朝食メニューはこちら
クリックで大きくなる、かな?
駆け足ですが、お土産も買っておきましょう。今回は朝の河童橋で購入。安曇野タルタルディップが大変美味しかったのでオススメです。あとは飛騨の名物らしい蜂蜜豆板。いろいろ買ったけど美味しかったのはこのあたり。
ディップは空っぽになってるし
今回もやりたい放題の上高地。リベンジその7 バーホルンでダーツ!なんかもちゃっかり達成してきました。春のパリ行きもそうだったけど、今年は盆と正月が一遍に来たみたいにやりたいことをやりたいように遂行して「私、死期が近づいてるんじゃないかしら…」とか考えてましたが、禍福はあざなえる縄のごとし。今になって来てますよ、恐怖の大魔王が。いやはや、いろんな課題が怒濤のように押し寄せてきた。
でもね、ものは考えよう。出来るうちに出来ることをやって悔いのない人生を送る。それも大事なことだなと、この歳になって思えるようになりました。心の底から楽しんだ思い出はその後の生きる糧になる。さて山の神様から遠く離れた空の下、また頑張って行きますかね。

2016年8月13日土曜日

おもいでの上高地

木がはぜる音を聞きながら
床をはじめ手入れを怠らないからこそ
続く伝統のマントルピース
リベンジその5 おもいでのマントルピースを買うぞ!前回、職場のバラマキ土産に「おもいでのマントルピース」なるお菓子を買っていこうと思ったのに売り切れで入手できなかったのです。上高地帝国ホテルの名物、マントルピースを模したこのサブレ菓子、今回めでたく自宅用土産として購入。プレーンとココア生地の二種類が入ってます。バターの風味で大変おいしゅうございました。…はっ!写真がない。またしてもお土産は撮影前にペロリとたいらげてしまった。

リベンジその6 暖炉に火が入る頃を狙え!これはリベンジという程の強い思念があったわけではないのですが、はからずもマントルピースに火を入れる時期にあたった模様(六月初旬)。通例だと夕刻になると担当者がささっと来て火を焚くだけだったようですが、今年からは宿泊客に告知して鑑賞タイムを設けるようになったそうです。
読書室で時間を潰してから早めにグリンデルワルトに向かうとすでにマントルピースを囲む形に椅子が配されていた。腰を落ち着けると飲み物を奨められたのでチェックイン時に頂いた飲み物券でホットワインをいただきます。オレンジの香りが高い美味しいワインでした。夜間はマントルピース回りは宿泊客に開放されているので、不要な人はムリにオーダーはしなくても良いようですよ。火を囲んで心ゆくまでくつろぎましょう。
暖炉に頭をつっこんで
奮闘中の新人くん
時間が近づくと若手の従業員さんがせっせと薪の支度を始め、その様子を眺めながらしばし歓談。やがて新人だという彼の自己紹介から始まって薪に火が入れられます。自分も経験がありますが薪に火を灯すのは意外と難儀な作業。簡単には灯きません。新人くんは悪戦苦闘しながらもマントルピースや薪についての説明、火を熾(おこ)す苦労話などで繋ぎつつ何とか無事に点火。観客も炎が立ち上ると拍手を送って彼の健闘をたたえます。なるほど、これはちょっとしたイベント感。その後はそれぞれが思い思いに過ごすひととき。なかなか素敵な時間でした。

就寝前に見に行くと
暖炉もまどろんでいる様子
火が揺らめいているのを見ていると、人の心は不思議と落ち着くもの。加えて薪からは燻した良い香りが立ち上って何とも言えない風情を宿に添える。位置的に見てもマントルピースから上った煙はそのまま細い管を通って三角屋根のてっぺんにそびえる煙突から天空に抜けているはず。その管の通り道に今回私達が宿泊した部屋がある。果たせるかな、食事を終えて部屋に入るとほのかな燻煙の香りが部屋に充ちていた。匂いの思い出というのは近代的なホテルでは決して味わえない懐(ゆか)しい体験。燻煙が苦手という方には向かないでしょうが、木の香りに包まれた山の中の眠りは得難いものでありました。例によって羽布団は暑かったので足元にだけ掛けて寝ましたが^^
明日は何して過ごそうか。あれをやっておかなければ、という課題から解放されてゆっくり過ごすリゾート地の休日。物見遊山とは違う寛ぎがリピート旅行にはありますね。

2016年8月5日金曜日

くうこともがな上高地

リベンジその3 鉄板焼きであわび!お待たせしました。心残りの多くは食べ物関係と決まってる。 前回の上高地録を見て頂けばわかる通り 、一度食べようと決めたものは執念深く食べるのが私達夫婦。というわけで追加項目リベンジその4 ガーリックライスの注文を忘れるな!の二本立てでお送りします。

あずさ庵の鉄板焼き。今宵の鉄板紳士は熟練の空気漂う貫禄ある調理人。腕に覚えあり感がアリアリとみなぎっている。実際、その手際の良さには幾度も目を奪われてほれぼれした。話術も巧みで日比谷帝国ホテルでのエピソードからテレビドラマの裏話まで話題に事欠かない。作る人と食べる人という構図よりは3人で楽しくわいわいと鉄板を囲んだという風情があった。
食材が良いのも大事だが、味は調理の手際に負うところも大きいと今回の鉄板焼きで感じ入った次第。さて前置きが長くなった。今夜の饗宴をご覧じよ。
前菜はお上品。箸をつけている間に調理人が現れてご挨拶。テキパキと準備が整います。
前菜 じゅんさい、胡麻豆腐、鱧茄子
梅酒も付きます
フォアグラ!いい香り
フォアグラは美味しい!と思わず口に出た。あわび目的だったのに、あわびが出る前から「このチョイスにして良かった〜」と幸せを噛み締めた一品。しつこい所が一つもないイケメンなフォアグラでした。ワインのお供にいつまででも食べられそうな味。
お待ちかねの活き鮑のステーキ
あわびはすぐに固くなってしまうので新鮮さが命との由。伊勢の海女小屋でたやすく噛み切れる鮑を食べた経験からさもありなん、と思っていたけれど今宵のあわびも至福の食感。あおさの香りとあいまってなんて美味しいんだ。でも一番惹き付けられたのはやはりその手さばき。サラサラシャラン、と薄くスライスする様は手品師のカードさばきのように目が離せない。見とれてる間に一品を完成させるとこの出来映え。あっぱれ!としか良いようがない。
あわびの肝、エスカルゴ風
肝を利用した小皿。日比谷帝国のラ ブラスリーでリピーターが多いというエスカルゴに使用するガーリックバターでささっとおつまみ。もー、この人持って帰りたい!なにこれ、美味しい!添えられたトーストでバターをぬぐい取って後ろ髪ひかれるように完食。

ここで小休止のサラダ。その間に焼き野菜が供されます。おぅ!写真撮るの忘れてる。野菜なんて飾りです、エライ人にはそれがわからんのですなんてうそぶいてるからこういう事態を招く。焼き野菜はアスパラガスと椎茸と、ん〜思い出せない。私も老いたな。どれも程よい塩加減が美味しい。しかもこの椎茸は口に含むとバターの風味が広がる。驚いた。ずっと鉄板での焼き作業を見ていたのにいつの間にこの椎茸にだけバターを施したのか…。野菜でひと心地ついた所でお肉が登場。
美味しさ広がる焼き加減
本日は二人ともフィレ肉チョイス。宮崎牛でございました。前回は肉に辿り着く頃にはかなり満腹感があって、鱸が絶品だった事と相まって肉の印象がやや薄かった。この日はフォアグラ、あわびと贅沢が続いたからお肉はどうかしら?と思っていたけど…美味しい!いくらでも行ける感じがするこれが職人技か。肉の印象がまるで違う。塩と胡椒が添えられて、たしか醤油なんかも出された気がするが、供されたこのままでぱくぱくと夢中になって食べた。お肉の味わいが深くて後を引く美味しさだった。
炊き込みご飯みたい
季節のお菓子 水無月
さて今日は注文を忘れなかったガーリックライスの出番です。すり下ろしニンニクを取り出して鉄板に広げた…と思いきや、これが微粒子サイズに刻みこまれたニンニクだった。どうやったらそんなになるまで刻めるのか…。鉄板紳士が手早くご飯をまとめて良い香りが立ち上る。赤出しと一緒にいただきます。ふうぅ〜〜、美味しい。再訪して良かった。ガーリックライスは脂ギッシュな仕上がりになりがちだけど、これは全然違う。ほんとうに炊き込みご飯みたいにもくもくっとした味わい。鉄板の仕舞いを終えた紳士はここで退場。ありがとう、ごちそうさまでした。
やり遂げた感に包まれ一息ついたところでデザートの和菓子。この水無月というお菓子は氷室の氷を模したもの。宮中行事では六月に氷を食べる風習があり、庶民がそれに倣ってういろうの上に小豆(魔除け)をのせて食べたのが始まりとか。暑気払いと厄払いを兼ねた季節のお菓子。風雅な気分で締めくくり。ああ、日本人で良かった。

夢の饗宴は決して安い買い物ではありませんでしたが、ああ神さま、銀婚式の記念ディナーだったので多少の贅沢は許しておくんなまし。普段ならやらない贅沢ですが、おかげで目いっぱい&お腹いっぱい堪能しました。どんなものでも後悔しない買い物はよい買い物。今でも、そして多分これからも、思い出すたびに幸せな気持ちを反芻できるから、私の場合は十二分に元が取れてると思います。←こーゆーところが小市民的なのよね〜

さて、次回はマントルピースのお話など。お楽しみに

2016年7月29日金曜日

いまひとたびの上高地

今一度の逢うこともがな上高地。前回9月の曇天の中で出かけた上高地ですが、晴れ渡る穂高の空を見ようと思い6月の上高地へ出かけてみました。そのリベンジ記録でございます。御用とお急ぎで無い方は見てね〜。
これが六月の風景。雲一つ無し
初日のさわんど駐車場は雨模様。タクシーの運転手さんいわく「先週末は好天で道路が大渋滞だったけど、今日みたいな天気はバスも数本しか走らないよ」とのこと。なるほど日帰り客が多い上高地は朝から雨だと出足も遠のくというわけか。バスの臨時便がなくなるので道路は走り易くなる模様。駐車場もスカスカだったので地下通路のそばに車を置けたから雨の日出発は却って良かったかも。「雨が上がった後の晴天は気持ちいいから明日はきっといい感じじゃないかな」という運転手さんの話に気を良くしてホテルに到着。そうです、ホテルはリバーサイド…じゃなくて上高地帝国ホテル。リベンジその1 上高地帝国ホテルのデラックスベランダへ!以前、 勾配屋根とベランダを兼ね備えた部屋と紹介した あの憧れだったお部屋に泊まることができたんです。も〜感無量。
写真はパノラマ撮影なので若干湾曲して見えます
お部屋は広々!眺めも最高。初日は曇天ですが^^; オルゴールも心無しか大きくなってる。部屋には以前同様に双眼鏡と記念品のお皿、そしてコンパスと星座表も添えられていたのが嬉しかった。リベンジその2 上高地の星空が見たい!こちらも夜は雲が晴れたので実現することができました。夜のベランダに出るとそこは満天の星空。こんなにハッキリと「あれが北斗七星だ〜」と自分で見つけたのは初めての経験でした。星が沢山見えていたら星座なんて識別できないじゃん、なんて思っていた私は本当の星空を見た経験が皆無に等しかったんですねぇ。シロウトの私にもそれとわかる程に一等星は他とは段違いに輝く星なのだと知った瞬間でした。決して他の星に埋もれたりなんかしない、それが本当の星座だとこの空が教えてくれた。最上階ベランダだったので振り仰いで南側の空も屋根越しに少し見られたのも嬉しかった(ベランダ部屋はほぼ全て北面です)。
ベッドにごろんとして撮る風景
戸口側から見たベッドスペース
夜のベランダは静かに出入りするの推奨。窓が閉まっていれば聞こえる感じはしませんが、ベランダの会話は窓辺に居ると人の気配としてかなり伝わります。廊下側はこの部屋の構造上、ベッド位置と廊下の間にバスルームや前室的に広いクローゼットスペースが配されていたのでほとんど何も聞こえてきませんでした。ですが他の階層では廊下を歩いていると部屋の中のおばさまの談笑が明確に聞こえることもあったので戸口付近では騒がない方がいいかもしれません。
てな感じで次回、リベンジ3へ続く

2015年9月27日日曜日

ハレメシ備忘録

久々に帝国ホテル。いまひとたびのラ ブラスリー、アラカルトの巻です。昨年、食べ損ねた舌平目を食べにやって来ました帝国ホテルの地下一階。
ロビーの装花は菊
今回はバーコーナーのある房に通された。初めて〜。ミュシャのタイル絵が飾られた華々しいメインルームとは趣きが違い、少し照明が落とされ落ち着いた雰囲気。小さな通路から垣間見えるメインルームの喧噪を遠くに感じながら、日光金谷ホテルのほの暗いバーのことを思い出す。あるいはリビングの隅に置かれた空き箱の中に潜り込んで、部屋の明かりを遠くに感じている猫の気持ちなんかを空想してみたり…。

乾杯グラスは興が乗ったのでカクテルを所望。キールロワイヤルをチョイスするとバーカウンターでクレームドカシスを注いだグラスがサーブされる。そうしておもむろにポメリーのボトルを捧げ持ったバーテンドレスが目の前でカクテルを仕上げた。シャンパンの泡立ちとともに立ち上るカシスの甘い香り。むぅ〜ん、たまらん。

では本日の献立を組み立てましょう。
舌平目のムニエル、これは絶対外せない。コレを食べにきたんだから。旦那はやっぱりダブルビーフコンソメを食べたがり、私はお酒の邪魔になるからスープはいらん、つーことでジャガイモと蟹のサラダ ハーフポーションを。
アントレ&ポワソンで十分じゃないかと思いつつ、舌平目を二人で取り分けにしてもらうことにしたのでギャルソンに「量としてどんなもんか?」とお伺いをたてる。曰く、各人アントレを2種にするか、肉料理を足すことを奨められ、ヴィアンドはトリッパをチョイス。様子見でトリッパも取り分けで、ぷり〜ず。
ではではおまちかね、写真をご覧じよ。
ジャガと蟹のサラダ ハーフサイズ 1,800えん?くらい? 
ムニエルは目の前で仕上げ、取り分ける
半分だけど、十分量でしょ 6,200えん
バターが濃厚で美味しかった!
トリッパも半分に取り分け、でもお腹いっぱい
お値段失念、3,700くらい?上品すぎる味
もちろんチーズで〆
右手に見えるのがバーカウンター
乾杯グラスと白&赤のグラスワイン(シャブリ&タナ)、食後のコーヒーをつけて、こんだけやりたい放題したからお会計どうだ、こんちくしょーめ!と思ったら1人1万円というところだった。
ふ〜、仕事のストレスも手伝ってヤケクソ喰いして死ぬかと思った。一品の料金はそれなりにするけど、取り分けにしたのが勝因っぽい。あと20%割引優待券のお陰^^;
贅沢ご飯にありがとう。しょうがない(?!)また頑張るか、と気持ちを新たにお店を出る私でありました。

お金の話は下世話だわ〜と思って最初の頃は書かなかったけど、行こうと思っている人の参考になればと思い金額のことも書いてます。企画モノのコース料理が1万〜1万3,000円とかするので、アラカルトで好きな物選んで好きなお酒飲んでこの値段なら、ハレの日メシとしては悪くないのではないかな〜と思ってます。あ、もちろん優待券利用してますが!翌日からは納豆メシが続きますがっ!!