いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2016年7月29日金曜日

いまひとたびの上高地

今一度の逢うこともがな上高地。前回9月の曇天の中で出かけた上高地ですが、晴れ渡る穂高の空を見ようと思い6月の上高地へ出かけてみました。そのリベンジ記録でございます。御用とお急ぎで無い方は見てね〜。
これが六月の風景。雲一つ無し
初日のさわんど駐車場は雨模様。タクシーの運転手さんいわく「先週末は好天で道路が大渋滞だったけど、今日みたいな天気はバスも数本しか走らないよ」とのこと。なるほど日帰り客が多い上高地は朝から雨だと出足も遠のくというわけか。バスの臨時便がなくなるので道路は走り易くなる模様。駐車場もスカスカだったので地下通路のそばに車を置けたから雨の日出発は却って良かったかも。「雨が上がった後の晴天は気持ちいいから明日はきっといい感じじゃないかな」という運転手さんの話に気を良くしてホテルに到着。そうです、ホテルはリバーサイド…じゃなくて上高地帝国ホテル。リベンジその1 上高地帝国ホテルのデラックスベランダへ!以前、 勾配屋根とベランダを兼ね備えた部屋と紹介した あの憧れだったお部屋に泊まることができたんです。も〜感無量。
写真はパノラマ撮影なので若干湾曲して見えます
お部屋は広々!眺めも最高。初日は曇天ですが^^; オルゴールも心無しか大きくなってる。部屋には以前同様に双眼鏡と記念品のお皿、そしてコンパスと星座表も添えられていたのが嬉しかった。リベンジその2 上高地の星空が見たい!こちらも夜は雲が晴れたので実現することができました。夜のベランダに出るとそこは満天の星空。こんなにハッキリと「あれが北斗七星だ〜」と自分で見つけたのは初めての経験でした。星が沢山見えていたら星座なんて識別できないじゃん、なんて思っていた私は本当の星空を見た経験が皆無に等しかったんですねぇ。シロウトの私にもそれとわかる程に一等星は他とは段違いに輝く星なのだと知った瞬間でした。決して他の星に埋もれたりなんかしない、それが本当の星座だとこの空が教えてくれた。最上階ベランダだったので振り仰いで南側の空も屋根越しに少し見られたのも嬉しかった(ベランダ部屋はほぼ全て北面です)。
ベッドにごろんとして撮る風景
戸口側から見たベッドスペース
夜のベランダは静かに出入りするの推奨。窓が閉まっていれば聞こえる感じはしませんが、ベランダの会話は窓辺に居ると人の気配としてかなり伝わります。廊下側はこの部屋の構造上、ベッド位置と廊下の間にバスルームや前室的に広いクローゼットスペースが配されていたのでほとんど何も聞こえてきませんでした。ですが他の階層では廊下を歩いていると部屋の中のおばさまの談笑が明確に聞こえることもあったので戸口付近では騒がない方がいいかもしれません。
てな感じで次回、リベンジ3へ続く

2016年7月22日金曜日

解毒水

パリのお話が長引いたので少し一息いれましょう。まあ、水でもどうぞ。ということで今回のお話はとっくに旬を過ぎた?デトックスウォーターの話なんぞを。

できた水をアイスキューブで保存
一頃流行った水を2L飲めダイエットって今でも続いてますかね?2Lってさすがに半端ない量だし「むりむりむり」と笑うだけで試したわけじゃないけれど、しかし水分補給というのは実際に大切なこと。今調べたら「一日に約1L位は食事その他で補給できているので実際に意識的に摂取する水の量は1Lで良い」そうな(体重x0.04マイナス1Lで各人の必要量を算出してください)。
高血圧、動脈硬化、血管系の病気を持っている人は水をどんどん飲むのが肝要らしく、そういえばうちの旦那はソレ系なので水をよく飲む。それに比べると私の水分摂取量は微々たるものなので「水を飲めー水を飲めー」と事ある毎に妖怪みたいに注意される。まあ夏が来ることですしね、意識的に水を摂ろうじゃないですか。

そんな折りに目にしたのがデトックスウォーターの記事。これも一頃流行った系のお話みたいので、何を今更とお思いでしょうが今しばらくお付き合い下さい。
野菜や果物のスライスをミネラルウォーターに漬け込んでガブガブ飲むというダイエット法だそうで、なんでも著名なナイスバディさんが多数愛用のお水だそうな。続けてる人がどれくらいいるかは不明ですが。
成る程、写真を見ると水に浮かんだフルーツは色鮮やかで目にも楽しい。でも漬けた後のフルーツの残骸ってどうするの…。その時ひらめいた!
「花粉症にヨーグルトが効く」&「むくみ防止にバナナが効く」と小耳に挟んだ健康食品情報を元に我が家では10年近く毎朝バナナヨーグルトドリンクを作って愛飲している(ヨーグルト花粉は気持ちの問題程度だけどバナナむくみは本当に良く効きます)。
このヨーグルトドリンクに漬けカス果物(酷い言い回しだ)をぶちこんじゃえばいいんじゃない?
というわけで俺式デトックスウォーターレシピ
レモンやオレンジ等の皮にワックスや農薬浸しになってそうなものはよく洗ってから使用、漬けた野菜や果物は一日経過したら取り除くこと、これらが鉄則
俺式は半日漬け込みでやってます。手持ちの広口瓶が7~800mlのものなのでここに皮をむいたバナナをごろん。冷凍もののブルーベリーやミックスベリー、パイナップル、手近にある果物を適当に突っ込んでミネラルウォーターを注ぐ。これを夜のうちに用意すると寝ている間に約半日漬け込みウォーターのできあがり。
ザルにあけて水はボトルにつめてその日のうちに飲み切るペースで水分補給。果物類はヨーグルトと一緒にスティックミキサーにかけて作り立てをごくごく。簡単!ムダなし!
パイナップルローズマリー
果物は本来新鮮なものを漬けた方が良いのでしょうが、手に入る時はナマモノ、そうじゃない時は冷凍品を利用。カットフルーツも酵素の力は弱まるんでしょうけど手軽なのでパイナップルはよく利用します。また休日の朝にハーブ水を仕込んで夕刻に製氷器で凍らせて保存しておくと、仕込みが間に合わなかった日にも手軽に飲めます。

私のオススメは
バジル水 ミント水 パイナップル水 この辺は爽やか
ローズマリーはかなりクセがあるけどアイスキューブで常備してスパイス的に少量使ったりする
バナナはどうしても甘みがでる。同じ甘みでもパイナップルの方が清涼感upでオススメ
でもバナナはむくみ防止のためにどうしても外せないのよね〜
キウィは少しエグみが出る感じがするのでバナナ併用を推奨
パクチーは実物があれだけ匂うのに漬けるとそうでもないので拍子抜け。食べた方が断然おいしいから漬けずに食べる^^
未使用ですがこれからの季節はスイカも試してみたい。利尿作用でむくみに良いそうです
むくみにはキュウリもオススメ。意外とこれも爽やか
と、そんな感じ。デトックスウォーターは起き抜けと寝る前に飲むのが効果的ですってよ。んで、一ヶ月くらい続けたけど効果のほどは…水飲んだだけで痩せるわけがないでしょ
本来、野菜や果物の酵素に新陳代謝を高める効果があるからそこ提唱されたこの健康法。せっかく摂取するなら新陳代謝を促すような食生活や運動も意識的に取り入れましょう。ということで水を飲み始めてから一日に最低でも20分以上の継続した運動もするよう心がけました。その程度の体重減量はあったかな、という感じ。
こすらずキレイとか、飲むだけで減量とか、そんな甘言に惑わされちゃダメだおと諫言する次第でござる。
ただね、ジュースを飲むよりはずっといいはず。んで、水あるからコレ飲んでおくか…という形で飲んでると口の中が爽やかになるんで、不思議とその後間食の欲求があまり起きない。そういう効用ならあるのかもしれません。意識的に生活改善する、それに勝る王道はないと思いますよ、奥さん。

2016年7月16日土曜日

パリ一人旅 買い物編

わんちゃんが主人を待つの図
パリの旅記事もそろそろおしまい。お土産でも買いに行きましょうか。ブランドショップや免税店とは縁遠い人間なので、もっぱら地域密着型スーパーとかそんなのばっかりですが、行ってみよう!

monoprix モノプリ
東急ハンズとか無印良品とか、それ系のお店ですかね。そんな印象でしたが、今調べたらフランス大手のスーパーマーケットですと。イトーヨーカードー的な位置付けでいいんでしょうか。街のいたる所にあったので色々入りましたが店舗によってかなり趣向が違う。中でもメトロ7号ピラミッド駅至近の店舗(オペラ店)はお土産スポットとしても紹介されていたのでマルセイユ石鹸を買いに行ってみましたよ。なるほど楽しい。バラマキ土産に最適なお菓子の類いやちょっとした小物類に目移り。中でも地下にある総菜売り場には心惹かれた。お土産というわけには行きませんが、滞在が長ければここで色々買って部屋で食事するのも楽しそう。写真のモノプリはリュデュバック駅近くの店舗かな?ちょっと記憶あいまい。電池が欲しくて入ったけど意外と高かったのであきらめた記憶がよみがえってきた。モノプリは買い物袋を置いてないからエコバッグ必携よ。
アールヌーボーの丸天井

ギャラリーラファイエット パリオスマン店
オペラ座裏手の高級百貨店!デパ地下で総菜買って帰ろうと思った。折角だから天窓を鑑賞。帰りにスリに遭遇したのは多分ここの総菜袋を持ってたせいではないかと思う。お高いお店でお買い物をしたら即エコバッグで覆うように隠しましょう。物珍しい総菜や美味しそうなお菓子の数々に同行のお嬢さんと一緒に大興奮したひと時でした。ドゥーサングラム シルブプレ(200gください!)というフランス語を覚えて言って本当に良かった。しみじみ

ルボン マルシェ リヴゴーシュ
気の利いた物が揃ってる
ケーキ!
世界最古のデパートですって。最終日に独りで駆け足で行ってきたのですが、ここは心残りポイントの一つ。もっとゆっくりと見てまわりたかった。とにかく素敵!食材売り場しか見てませんが^^; モノプリ同様、お土産を探すのに良いのではないでしょうか。洒落た食材売り場が好きな人なら絶対に行くべし。メトロ12号セーヴルバビロン駅を出たら目の前にあります。

エリックカイザー!
入店はしていないけど、メゾンカイザーの開祖、エリックカイザーの一号店を見かけたのでパチリ。確かシテ島のそばにありました。こんな小さな店舗から始めて、おいしいパンで今や世界中にその名を轟かせるなんて憎いよこのど根性パン兄弟!パリはこうした小さなパン屋が辻々にあって、しかもほとんど必ずケーキのショーケースがあるので外から眺めても楽しい。もちろん美味しいものアンテナが立つようなら入店してジュプランサ(これください!)と買うのも楽しい。宿の側のパン屋ではパリブレストを見かけて買ったらハンバーガーみたいに紙にくるんで渡してくれたのも、ちょっとしたカルチャーショックで良い思い出です。
開けるとパリブレスト
お持ち帰りケーキ
カルチャーショックといえばワインはいたる所で買えるのに、いざビールを買おうとするとなかなか見つけられなかったのには驚いた。以前も書きましたがヴザヴェ デ ビエール?(ビールあります?)という文例を頭に叩き込んで行った甲斐がありましたよ。人から笑われても、自分にとって必要だと思う最低限の文例や単語の数々は予習しておくと良いですね。特に旅先で食いっ逸れたくない人は食べ物の名前くらいは読み取れるようにするの推奨^^
最後はやっぱり食べ物の話で終わったか…という感じですが、パリ旅行記はこれにておしまい。帰国後にフランス革命の勉強したりといろいろおまけはあるのですが、それはまた別のおはなし。

2016年7月9日土曜日

パリ一人旅 寄り道編

オランジェリー美術館を「寄り道」に入れてよいのか疑問だが、パリを離れる直前にやっぱりどうしても見ておきたい!と走って見に行った場所です。モネの睡蓮が展示されていることで有名。
『睡蓮』の写真じゃないじゃんと言われても…
シャガール『窓から見たパリ』
私が美術館めぐりに興味を持ったきっかけがモネの『睡蓮』。小学生時代の「図画・工作」の教科書はA4サイズを縦に切って横長にめくって見る変則的な形でしたが、その最初の見開きページに上野西洋美術館収蔵のモネ「睡蓮」が印刷されていた。
中学一年の美術の時間にその実物に対面した時の衝撃ときたら!あの絵だ…こんなに大きかったんだ…と釘付けになった。視界を覆われて絵の中に吸い込まれて行く感覚を持ったあの感動。美術品は実物をこの目で見ないと本当のことはわからないのだと実感した出来事だった。それをきっかけに土曜の午後は学校帰りに頻繁に上野に立ち寄るようになった。

オランジェリーは睡蓮を展示するために整備されたという小さな美術館。初めて見た時の感動にはおよばないものの、やっぱり行けて良かったです(思いがけずシャガールの絵も見られた)。この年になるとやっと人生を振り返って自分に影響を与えたものが何であったか俯瞰することができる。駆けるように生きている若い時分は何が自分に起きているのかを把握する間すらないものだ。「あの出会いがあったから」「あの出来事があったから」と思い返すことができるのは、それなりに歴史を積んだ後のことなのでしょう。この出会いがあったから私は美術に興味を持ち始めたし、その後は能動的に美しいものをこの目で見ようとしてきた。そこから広がった世界のなんと大きなことよ。「ありがとう」と心からの感謝がわき起こり、ああ、この展示室はまるで礼拝堂のようだと思う。
私は確たる宗教を持っているわけでもないし、美術を仕事にしてるわけでもないから睡蓮が人生の岐路というのとも違う。でもふざけ半分に「〇〇詣で」と言いながらどこかに出向いている時の私というのは、実は何かに感謝している気持ちがそうした言葉遊びに現れているのかな…と備忘録。

セーヌへと抜ける暗渠(あんきょ)
ここを抜けるクルーズは楽しいらしい
サンマルタン運河は映画『アメリ』に出てきたことで有名。というけど私は映画を見てない。単純にパリ中心地から宿へ戻る途中にあったから立ち寄ってみた。地元っこ達の憩いの場らしい。なるほど運河沿いに遊歩道がありそぞろ歩きにもってこい。隅田川沿いの公園ほど広いわけじゃないけど、歩を進めれば可愛らしいショップが並ぶ一角もあってちょっとした観光スポット。メトロ3,8,9,11号が通るレピュブリック駅で降りて運河に出てメトロ7号のルイブラン駅へ歩くコースをとってみた。
両岸をつなぐ太鼓橋風の階段が随所にあり、見事に若いカップルだらけ。彼らは階段に腰掛けて障害物と化している。異国情緒はあるものの、水辺の美しい風景を期待して来るとナンカチガウ感。集まった人達は何するでもなくお日様に顔を向けて時間を潰してる。ああ、そうか。水路のおかげで遮るもののないここも日当り良好スポット。地元っこはカフェ同様、ここにも太陽光を浴びるためにやってきているんだね、ということをなんとなく理解。水位調節しながら船を渡す閘門(こうもん)があったりして物珍しい風景ではありますが、時間に余裕があって地元の空気を吸う観光が好きな人向きの場所といった感じ。
通りに面してひょっこり顔を出すゲート

その名も楽しパサージュ。これこそまさに時間に余裕があったらたくさん見て回りたかったスポットです。屋根に覆われたアーケード街のことで、言ってみれば地元商店街。観光スポットととらえるなら浅草の仲見世的なものを想像…いやかなり雰囲気が違うか。←当たらずとも遠からずなんだろうけどオシャレ度が全然違うってばよ。
オルセー美術館の前に行きがけの駄賃のようにしてギャルリーヴェロドダに行ってみました。朝早かったので人影もまばらですが150年前のたたずまいを今に残す重厚なつくり。中は宝石商や画廊、美術工芸寄りの家具屋さんが入っていて通路を歩いているとうっとりします。短い通路ですが、パレロワイヤルが歓楽街だった頃は本当に賑やかで華やいだ場所だったといいます。ブルジョワ階級の憩いの場として発展したこれらアーケード街はパレロワイヤル周辺にいくつか残っています。次回があるならこうしたパサージュ巡りを存分に楽しんでみたいものです。パリにはこうした歴史あるパサージュの他にも土地の人に愛される素敵な裏路地がたくさんあって、本当に散策しだすときりがない街でした。

この駐車、本当にやってる人がいるとは…
おまけのスマート。自分の愛車と同型の車が街中を多数爆走しているのを見るのは嬉しかったです。話には聞いていたけど本当にスマート乗りが多い。頑張れ、スマート!
スマートは駐車スペースが小さくて済むので重宝してる。冗談抜きで写真のような駐車をするのが夢だった。日本の路上では絶対怒られると思って断念してたけど、さすがは本場のヨーロッパ。実際にやってる所を見られて本望であります。

2016年7月2日土曜日

パリ一人旅 オペラガルニエ

正確にはオルセー見学の日の帰路に立ち寄ったオペラ座。オルセーの展示室の一角にオペラ座のコーナーがあり、そこを見て発作的に立ち寄った。ミュージアムパスが使えない施設でしたが11ウーロ払って見る価値は十分ありました。
こんな感じ
やっと会えた天井画
オルセーに飾られたオペラ座断面模型
建物内部に限定するとヴェルサイユ宮殿よりはオペラガルニエの方が私の心を魅了した。それは多分、オペラ座が今も現役の劇場として機能しているからかも。聯綿(れんめん)と続く時の声を拝聴する感覚。「つわものどもがゆめのあと」な現在のヴェルサイユはどこか作り物めいたものを感じてしまう。事実、フランス革命後の宮殿内の諸々は略奪や破壊を受け、その後ナポレオンが住まうようになって彼好みに手を入れられている。その後、王妃の寝室などは観光施設になってから復元されたものだと聞く。まあそれを含めて歴史の足跡ではあるのですが。

さて、オペラ座。この日、学童期のグループがいくつも見学会を行っていた。男女に分かれた集団の男子グループの凄まじい騒がしさには苦笑いの連続。引率の大人達がひっきりなしに「しーーっ」「しーっ」とやってる息づかいの音までが騒音の一つになっていてダースベーダーの集団かと思いましたよ。
この団体は良い子達
大人の言うことを一切聞かず騒ぎ続ける男子集団を避ける方向で見学。男子組が観覧席を陣取っている間、書庫へ行ったりして時間を潰してからやっと客席に足を入れるとそこには入れ替わりに女子の集団が入っていた。こちらは全く対照的で静かに引率者の説明に聞き入っている。時折、質問女子が手を挙げて何事か質問をしては先生が丁寧に答える。静かな集団に混じって私も劇場内を鑑賞。小さい時からこうした美術、芸術品に触れる教育を受けられるなんて素敵なことだな〜としみじみ。オルセーでも美大生っぽい人達が彫刻デッサンをしていたりして、芸術の都を体現する現場をしばしば目にした。
女子が陣取ってるのでシャガールの天井絵が見られないけど、じきに彼女達もいなくなるからそれからじっくりと拝見、と思っていたら…しかし女子は女子で長っ尻。最初は好意的に見ていたが、いつまでたっても終わらない説明に違和感。「ちょっと時間かかり過ぎ?」「日本なら教室で予習してから見学に来るけどな…」様式の違いに戸惑いを感じながら待つ事15分。男子は5分と持たずに退散したというのに女子組の先生は一から懇切丁寧に説明してる風情。そこへ持ってきて特定の質問女子が張り切って次々質問をかます。フランス語はわからねど、様子を見てるとどうも「先生、あの絵のあそこにあるあれは犬?」「ねえ、あれって天使に見えない?」みたいな話をしているとしか思えない質疑応答の様子。そのたび先生は「どれのことかしら?うーん、よく見えないわ」みたいに答えてる。おい!その家族の団らんみたいな会話はそろそろ終わりでいいんじゃないかな?女子組の外側では見学を諦めて引き返す一般客も多数続出。私は私でここまで待ったからには、とムダな意地をみせて結局トータル30分近く子供達に囲まれて見学会に参加した。抑えのきかなくなった男子組から人が呼びにきて女子組退場。やっと…やっとシャガールの天井画を拝める。
劇場に向かう階段
迷宮の如し
オペラ座外観
憩いの場になってる

少しすさんだ気持ちも落ち着いて鑑賞タイム。来て良かった。思い返せば初めて見たオペラは中学の学校行事で行ったモーツァルトの『魔笛』。日比谷の日生劇場ですけどね^^; こんな劇場で魔笛を見たならたちまち魔法にかけられてしまうことだろうと思う。先刻の子供達も長じて大人達があれこれと心を砕いて教育を施してくれたことを思い返して感謝する日がくるだろうか。
感無量になって外に出るとオペラ座前の石段に人々が憩うている。パンテオンの前でも、公園広場でも、ヨーロッパの人は隙あらば日光浴をするのが大好きなのね。日曜のカフェなんて冗談ぬきにガラパゴス諸島のイグアナみたいに人々が日光に向かってずらりと並んでいて感心した。所変われば人も文化も違うもの。太陽の光を享受する人々の幸せそうな様子を見てオペラガルニエ参詣はおしまい。