いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2018年2月28日水曜日

旅は道連れ 2日目

今回利用したツアーは阪急交通社のもの。長年続く人気ツアーを改良しながら続けているようで、旅行前予習にネットサーフィンしたら過去のツアーに参加した人のブログなんかが出てきて大変参考になりました。何を見るべき食べるべき的なイメージが湧きやすいので予習は大事。そんなの誰かの旅の後追いじゃないか、と思う向きもありましょうが予備知識があると無しとじゃ感動の具合も違うものでござんす。
そんなこんなもありますので、旅の記録ついでにこれから出かける誰かの参考にもなるように留意して書きつくるものなり。

初日18:30成田発
フライト渋滞のために滑走路へ出るまでズラリと飛行機の列が連なって実際に飛んだのは19:00だった。水平飛行になって程なく20:00から夕食。食後に『キングスマン/ゴールデンサークル』を鑑賞。鑑賞を終えて周囲を見たらみんな就寝してたので慌てて寝る。

日本時間3:50朝食!フルーツが配られてシリアルとミューズリーのどっちがいい?と聞かれるがどちらも要らない。クロワッサンをもらった。アテンダントは基本英語なのでミューズリー(オートミールを主体にした非加熱のグラノーラ的なもの)が何かわからない日本のお年寄りは苦戦していた。前日のスターターのお膳に載ったデザートもそうだけど、ある程度の予測が立てば言葉の壁があってもいざという時慌てないで済む。アクシデントも旅の一興ではありますけどね。朝食に私はオムレツ、母はホットケーキをチョイス。

昼食会場
現地時間9:00頃(日本時間5:00)NZの大地が見えてきて着陸態勢へ。
飛行機を降りたところで初めてツアーの仲間と全員集合。入国審査の説明を受けて各人が関所を突破。バスに乗り込んでロトルア方面へ出発です。到着ロビーの売店で母が水を購入3.40NZドル。ボトルはデカイが空港はやはりちょいと物価が高いね。私は飛行機の座席に配布されてた南アルプス天然水をありがたく頂戴してきた。水分補給は大切に。
庭の野鳥プケコを見ながら英国めし
12:00リバーヘヴンカフェなる食堂にて昼食。珈琲紅茶はセルフで飲めるが他のドリンクは各人が購入して来る形式。昼食はフィッシュアンドチップスだったのでビールが欲しいところだが他の人と足並みを揃えて我慢がまん。土産物屋を併設した食堂なので割引チケットとアイスクリーム券が配られる。他の人のアイスを見たらてんこ盛りにされていたのでワンスクープだけにして貰う。とにかく西洋系の異人さんは盛りが大きいので要注意だ。食事のポテトも山盛りで全部食べたらお腹がカオスになるので無理はしないで残しましょう。アイスのオススメを聞くとホーキーポーキー(飴が入ったキャラメルフレーバー)というのでそれを頂いた。うん、美味しい。
看板猫?可愛い
食後は食堂の土産物コーナーではなく、駐車場内の小さな土産物屋を覗いてみる。この土産物屋には店内を自由に猫が出入りしていてちょうど彼?も昼食中だった。
土産店のバルコニーが川べりに突き出していて川風が気持ちいい。日本は記録的な極寒気候というのに夏のNZは暑い。しかも蒸す。飛行機の中でカットソーを一枚脱いできて正解だった。ちなみにこの日はカットソーに薄手のセーターを重ね、ラム皮ジャケットを羽織って日本を出た。フライト中のトイレでカットソーを脱ぎ、ジャケットは腰に巻いた。冬と夏を行き来する時は着脱のしやすい重ね着を推奨
さて、ここにはポケGOのジムもあり空きがあったから自分のポケモンを置いてきた。したら2日も帰って来なくなっちゃって焦ったよ。この土地はポケGO人口が少ないらしい。

ワイトモ洞窟の看板
実物はもっと素敵なのよ
14:15最初の観光地ワイトモ洞窟に到着。想像以上に立派な鍾乳洞で驚いた。陽気なマオリ系の案内人がマオリジョークを交えて案内してくれたのだが、切り口が斬新なジョークなので添乗員さんが通訳するのに四苦八苦してたのがご愛嬌。『天空の城ラピュタ』で「飛行石に反応した石が輝き出す洞窟」の元ネタになったとも言われるこのワイトモ洞窟では神秘的な土ボタルのともす光を鑑賞。正直、たいして光りはしないんだろうと思っていたのにびっくりするくらい美しくて神秘的な世界でした。土ボタルを驚かさないために撮影や私語は厳禁なので写真はありませんが、静謐な闇の地底湖を船で進んで鍾乳石に宿る光の洪水を眺める。これは得難い体験になりました。
食べさしでお恥ずかしい
小一時間ほどの観光を終えてこの後宿へ向かいます。とにかくバス移動の嵐。途中17:20ロトルア湖に立ち寄り18:00にホテル着。荷物を置いたら、ほいさと展望レストランへ出発。あー、忙しい。
18:40展望レストランはビュッフェ形式。旅の大概の食事がビュッフェ形式でした。ドリンクは各自がバーカウンターで購入。だいたい添乗員さんが付き添ってくれます。男性陣はビールを頼むけど私は手っ取り早く酔えるスパークリングワイン派。母の分もオーダーするので2グラスで、と頼むとバーテンダーは「スパークリングはミニボトルで12NZドルだからそれを2つのグラスに分けてあげるよ。その方が安く済むでしょ」と提案してくれた。なんというか、NZの店員さんはみんなこんな感じで親切だったのが嬉しい。フルートグラスにワインを注いでマラスキーノチェリーまでちょこんと飾ってくれて一杯6NZドル。ビール9NZドルより安く上がっちゃった。あとから添乗員さんに「それ何ですか?いくらでした?」と熱心に聞かれた。ビールやワイン以外のものを頼む人はあまりいないのかな?
そして食事はまたしても痛恨の撮り忘れ。食べかけのデザートチーズの皿でお茶を濁すなり。酪農王国のNZはチーズが美味しいよ!

20:20ホテル着。自然動植物園?のオプションは人数が揃わずに不成立。予定ではこれは食後に出かけるOPだったらしい。残念だけどそこそこ疲れてたから不成立で命拾いしたかも。オプショナル旅行の申し込みはアークランド到着時にスケジュールのあらましを説明しながら受付けていました。
3日目は北島ロトルアをずんずん観光する予定。しっかり休息を取りましょう。

2018年2月18日日曜日

プレミアムめし 出発日

エアニュージーランドのプレミアムエコノミーシートは他社と違ってビジネスクラスと同等のご飯が出るんですってよ、奥さん!違いはシートの広さだけという他の航空会社と比べれば格段にお得感があるので評判がいいと聞いた。
見せてもらおうか、エアニュージーランドのプレミアムな食事とやらを!
スターターをスパークリングワインと共に
やだ、ほんと美味しい!まずはスパークリングワインで乾杯。ちゃんとフルートグラスが用意されてるのが嬉しい。スターターは1月おせちの名残り?和風で攻めてきましたが、まさかの数の子が美味しかったです。パンも数種類用意されていて頃合いをみてお代わりを勧められる。最初に配られるお膳にデザートも載ってるので注意。母はメインディッシュ前にいきなりデザートのケーキを手づかみで食べようとした。曰く「サンドイッチかと思ったわよ(笑)」スターターが終わる頃、アテンダントがメインディッシュの希望を聞きに来る。私はビーフを母はチキンをチョイス。和食はご飯の炊き加減が不評なので選ばなかった。メインディッシュが配られる前に飲み物のお代わりがサーブされる。今度は赤ワインをチョイス。するとメルローがいいかピノ・ノワールにするか?といくつかの選択肢を提示された。嬉しすぎ。香り高いピノを堪能。お肉も美味しいじゃないか。

牛のほほ肉煮込みを赤ワインと一緒に
母のチキン。白ワインはシャルドネで
デザートケーキの頃合いにはコーヒー紅茶も配られて、むーん満足。シートも広々して快適だし、片道5〜6万円の増額は大きいけど払っただけの満足は十分得られる。シートの差額分は自分でちゃんと払うことにしたから堪能しなくちゃだわ。
アメニティ
さてエアニュージーの面白いところは落札式で格安にシートのアップグレードができるOne up制度というのがあるところ。チケット購入して搭乗の72時間前までに「いくらでランクアッププリーズ」と希望価格を提示すると入札参加者の巡り合わせ次第では2万円くらいでアップグレードできることもあるそうな。優先搭乗やゆったりシート、美味しいご飯とお酒、預けた荷物もサクサク出てくるのだからプラス2万円くらいならまた乗りたいかも。当たり外れは運次第ですけど、それもまた射幸心を煽って楽しい。

各シートに用意されたアメニティはこちら。青いミニポーチの中には靴下、アイマスク、耳栓、歯ブラシ、リップバーム、ボールペン。スリッパも滞在先のホテルで大活躍した。リップバームも肌に合ったのでこれは嬉しいお土産になった。
そういえばパンに添えられたオリーブオイルのミニボトルも果実味があってとても美味しかったので、帰りの飛行機ではお土産に頂いて帰った。
成田からNZのアークランド(オークランド表記だけどアに近い発音、と添乗員さんに言われた)までの飛行時間は約10時間。夕方18:30フライトで現地の朝8:00頃着陸予定(日本時間の朝4:00=夏時間採用時)なので食事して映画の一本でも見たらさっさと寝てしまいましょう。寝てしまうのが勿体無いくらい快適だけど、ねるねるねるね。

2018年2月12日月曜日

プレミアムで行こう 

以前、両親が二人で行くはずだった出雲の旅。直前で父がぐずり出してドタキャンし、急遽私が母に同行したことがある。その時の売りは「寝台特急サンライズ出雲に乗れるわよ」だった。今回、渋る私をノセルために?用意した母の必殺技が「プレミアムエコノミーシートなのよ」。子供の頃から乗り物好きなのは把握されているので、やんぬるかな。結果的には脳梗塞後の私にはありがたかったし、自分じゃとても乗る機会がないシートに乗せてもらえたのでもう親に文句は言えない。ぷぅぷぅ

仕切りの向こうはカプセルホテルみたいな
ビジネスクラスが見える
私にとってのハイライトが旅の初っ端から用意されていたので、待ち合わせ場所で落ち合った母から早速司令が出てもどうにか堪えた。母は会った途端に長い布切れを突き出して「この靴下を履きなさい」だもんな。いきなり裸足にさせられて参ったよ。ああ、文句は言わずに素直に履き替えたけどな、脳梗塞防止靴下。ゴム負けするのであまり嬉しくない代物だ。履き替え中に足に貼られた絆創膏を見て「なに?靴擦れ?タコ?旅行前なのに何やってるの!」と何故か怒り出す母。この人はいつも私が発熱したり何かしらの不調を起こすとどうしたことか不機嫌になって小言を言うのだ。母は良かれと思ってやっているのだと理解しつつ、多難な旅の始まりを予感しながら出発です。

ツアー慣れしてない私には見るもの聴くもの初めてだらけ。最初に空港でツアーカウンターに出向き名乗りをあげると旅行保険証と入国審査カードが渡され、今ここでこの項目にチェックを入れろと指示が出た。間違い易い項目にはトラブル回避のために添乗員さんが口添えをしてくれるのね。申し込み時に手数料を払うと旅行社がカード記入してくれるという話だったが母は「あんたが書いてくれるから(断言)申し込まないわよ」と言っていたのだが、実際には旅行の手引きにもカードの記入例を入れてくれてたしツアーって意外と至れり尽くせり。でも搭乗券の発券は自分でやってくれろと言われた。こーゆーところは個人旅行と変わらないのね。発券してシートナンバーを確かめるとすぐさまネットで座席位置をチェック。やったー!窓際確保。もちろん母に譲りますが。

ここで出発前にやっておくといい予習コーナー。
裏面
赤字のところをyesにしちゃった
入国カード

入国審査カードにはその国の滞在中の所在地を書くところがあります。初日の宿名だけでいいので忘れずにメモして持っておきましょう。住所や電話番号は記入欄はありますがそこは空欄でも大丈夫。    
添乗員さんが「ここにチェックを」と言った場所は裏面の「5:食べ物の持ち込みがありますか?yes!」と「8:一個選べ ビザ持ってる/持ってない←持ってないにyes!」
後の質問項目は全部noにしておけばいいとの由。薬の類も食べ物の範疇に入るので必ずany foodのところはyesにチェックをしてとのことでした。
私は医者から薬を持たされてたので「6:禁止あるいは制限されたものを持ち込みますか?」をyesにしてしまったのですが(medicinesの記載があったので)これはあくまでも禁止薬のことだったっぽいのでnoでよかったかも。でも入国審査でそのmedicineは医者から貰ったものか?と聞かれて「そうだよ」と答えたら問題なく通れたのでセーフ。
このあたりは事前に予習しておくと安心かも。旅行社は薬名一覧みたいな紙もくれたので、母は「なんか言われたから薬の名前指さしたら通してくれた」と言ってました。この薬一覧表は便利だから大事にとっておこう。自分の薬のメモも英語で下調べしておくと安心ね
あとは海外でも携帯を使いたい人は自分の携帯会社がやってる海外パケットのサービスについて調べておきましょう。私はポケモンGOのために準備を整えてある。海外の提携会社のキャリアに繋ぐための手順をちゃんと調べて搭乗前にはサクッとモバイルサービスの接続を切るのを忘れずに
私はソフトバンクユーザーですが、あらかじめ海外パケットの契約をしておき(これ自体は無料)海外へ出る直前にモバイルデータ通信とローミングをオフ。現地についたらソフトバンクが提携している現地のキャリア(Spark NZ)に繋いでサクサク使用。日額1,980円(25MBまで。25MB越えは2,980円になる)この辺りのことは携帯会社のサイトに細かく書いてあるので要チェック。
これで現地で知りたいことはすぐに調べられて「あー便利な世の中ね」と思ってたらソフトバンクからショートメール「今、料金が従量制になるネットワークになってるyo!」という注意通知がきた。正しく接続できてなかったっぽいけどすぐに通知してくれて正しい接続方法まで書いてある。あー本当に便利な世の中になったものだぬ〜〜。
オセアニア限定ポケモンのガルーラが手に入ると期待したけど、結局NZには居なかったんだけどね…。でも泣かない。

んで、いつになったらプレミアムシートのお話が…となったところでまた来週!(^^)/

2018年2月6日火曜日

約束の地

遠いところへ行って、帰って来ました。旅行の備忘録を書く前に前回さらりと書いた「預言カフェ」の話なんぞを。
某宗教団体がゆるい布教の一環で経営してるんでしょうかね、預言の修行?をしている信者の方々がコーヒーを飲むお客のテーブルを回って各人に予言をしてくれるという愉快なカフェが預言カフェ。勧誘はされないという話だったので仲間と冷やかしがてら行ってみたのですが、そこで私は「あなたにはこれからも飛行機や船を乗り継いで行くような遠い場所へ出かける機会を与えると主は言われました」となぜか吹き出しながら言われた。
このカフェの予言は録音を推奨されているので何度も聞き直したけど、やっぱりどうしてもここで預言者は吹き出してる。仲間の予言の最中はそんなことなかったので不審に思ってカフェの帰りに「なんか私だけ笑われてなかった?」と尋ねたら友人は一斉に笑いだして「それ私も思ってた。確かにあんたの予言の時だけ笑ってた」との証言。むぅ、何があるんだ?
ミルフォードサウンド@NZ
飛行機と船を乗り継いだ最果ての地へ
その後、程なく私はニュージーランドへ強制連行されることになった。
以前からツイッターやブログでチラチラと自分の親に対する苦手意識は吐露して来た。とにかくうちの親は押しが強いんだ。その母親から私は執拗にNZ旅行に誘われていてずっと逃げ続けて来た。あの押し付けがましい母と一週間も海外旅行なんて死んでしまう。それを回避するために 飛鳥IIの旅 を奢って「これで勘弁してね」としたこともある。その奢り旅行がアダとなって今回はその返礼と称したNZ旅行とあいなった。
何故、NZなのか?遡ること約20年前、姉がNZで結婚式を挙げた。結婚式は挙げなさいと言う母の強い希望を受けて姉はハネムーンを兼ねた海外挙式を敢行したのだ。ところが肝心の母は出立直前にまさかの病気入院。ある意味、母のためのNZ挙式だったのに母だけが参加できないという事態に陥った。
それ以来、母はリベンジに燃え幾度となくNZ旅行の計画を立てた。ところがどうしたことか母の計画が実を結ぶ直前で何度もアクシデントに見舞われどうしても行けない。一緒に行く予定だった友人の身内に不幸があってキャンセルになったり、地震が来たり、なんだりかんだり…今回だって逃げ回ってた私が根負けしてようやく一緒に行くことになったのに、申し込みをした途端にそれみたことか、私が脳梗塞になりもうした。どれだけNZの神様に拒否られてんだ?
ああ、きっとあの時の預言者はこの光景を見て吹き出したんだわ。

とはいえ一命をとりとめ、予言にも私の死には触れられてなかったことから、飛行機と船を乗り継いで行ってこいやという主のお導きかもね〜というノリで出かけて来ましたよ、と。もちろんお医者さんにも行っていいものか尋ねた上でですよ。かなりあっさりと「問題ありません」と言われた。薬の飲み忘れだけ注意されたくらい。脳梗塞後の生活なんて、後遺症がなければそんなものらしいです。
というわけで、どこかの誰かのいつか行く旅の何かの参考になれば幸い。次回からゆるゆると旅行のお話が続きまーす。