いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2015年10月30日金曜日

アスカ 夕食編

待ってました!ごはんですよ。
今回はクルーズの流れをイメージしやすいように乗船してから寝るまでのシーンを時系列に追ってみましょう、そうしましょう。
15:15〜乗船開始
  部屋に入ると各種インフォメーションが置いてあるのでコレを参照して行動します
15:50〜前回記述の初心者用オリエンテーション、参加は自由
16:15〜全員参加の避難訓練
  避難用ボートの番号が各部屋毎に割り振られているのでデッキのボート下に集結
  点呼の練習をします。これが結構な人数が一つのボートに乗るので時間がかかる。
  点呼が終わると救命胴衣の着用方法の説明。この辺は飛行機と一緒。
17:00〜出港
  避難訓練が終わる頃、フリードリンクが振る舞われて前回記述の出港風景に。
  ドリンクはオレンジジュースかスパークリングワインを各自取りに行きます。
  紙テープはクルーがカゴに入れて歩き回るので声をかけて何本でも頂きまっす。
17:30〜19:15 ディナー
  夕食は2回制。予約時に希望の回を聞かれ割り振られます。所定の時間内に銘々が
  自分のペースで食事を済ませる方式。ちなみに二回目のディナーは19:45〜21:30。
20:00〜20:50 プロダクションショー
  食事の後に部屋で休んだり、船内ショップをぶらついたりしてからショーを鑑賞。
  この夜の出し物は名画の音楽メドレーをダンサーの踊りと共に堪能。
21:00過ぎ 風呂
  部屋の風呂より大浴場が好きな母につきあって入浴。空いてる時間と思いきや
  親子連れが沢山入ってた。って、私達も親子連れか^^; 。家族連れは部屋風呂に
  一人ずつ入るより時間効率が良いから大浴場に殺到するんだね、多分。
  混雑を避けるなら小さい子が寝た後の22:00過ぎが狙い目かも。
  風呂のオープン時間は6:00〜24:30。12時と20時に一時間の休止時間あり。

ふぅ〜、結構目まぐるしく時が過ぎた。船内はこの他にもダンスホール、バーでのマジックショー、パームコートのミュージックタイム、カジノ、テーブルゲーム室など何をして過ごしても自由。
部屋に戻って明日の船内アクティビティのタイムスケジュールを眺めながら、興味のある項目にチェックを入れてワクワクしながら就寝です。明日は夕刻の大阪港入港まで終日航海の日。では、おやすみなさ〜い。

の、前に忘れちゃいけない。恒例、ご飯写真up です。









アミューズ、前菜、写真はないけどスープ、ポワソン、ヴィヨンド、デザートのフルコース。食事はホテルのバンケットクラス。つまり見栄えがよくて、万人に受け入れられる内容。お酒は有料になりますが、アスカ特製ヱビスビールが美味しかった〜700えん。

ディナー開店前はせっかちグループの行列ができてますが(というかだいたい同じ顔ぶれ^^)次々と中に案内されるので、開店時刻くらいに部屋を出ると並ばないですむ感じ。
やや相席風味な間合いになるものの座席間は隙間があけてあるので、隣席同士で話がしたければ会話できるし、没交渉でもイケる感じになっています。とはいえ着席時に挨拶を交わすことくらいのことをしましょう。その方が互いに感じよく食事ができるというもの。旅慣れた人も多いので挨拶をきっかけに会話がはずんで楽しい時もありましたよ。挨拶だけであとは銘々で食事を楽しむのももちろん問題なし。

2015年10月24日土曜日

アスカ 出港編

出港合図のドラが鳴る
やってきました横浜大桟橋。乗船口はフロア毎に受付窓口が用意されていて乗船券と問診票(体調が悪くないか&至近の渡航履歴)を提出すると乗船カードを渡されます。受付カウンターで荷物を預けると後から部屋に運び込んでくれる、と聞いていたけれどキャリーケースを持ったまま乗船口付近に近づいたら付き人がついて荷物と一緒に部屋まで誘導してくれましたよ。周辺は手ぶらのお客さんが大半でしたが中には自力で運んでいる人もおり、なんだかよくわからないのですがフロア9以上(バルコニー部屋およびスイート)のゲストの特典だったかもしれません。何にしても荷物と一緒にお部屋入り。
荷物といえば、日程表と一緒にクロネコの宅配サービスの伝票が送付されるのでコレを利用して手ぶらで乗船下船をする人も多いようです。私は旅行の数日前にパッキングして発送するのを煩わしく思う性格&荷物と一緒にオウチに帰りたい派なので宅配は利用しませんでしたが身軽に動きたい人にはこれもオススメ。荷物が先に着いてるのは港までの移動距離がある人にとっては便利なシステムですね。

部屋についたら荷物を鞄から出してクローゼットへ。収納スペースがふんだんに用意されていたので居室の使い心地は良かったです。ひと心地ついたところで初乗船者のための説明会を覗きに指定の会場へ。ここでは主に、船内で迷子にならないコツを伝授していました。これが終わるといよいよ出港セレモニー。7階のデッキで飲み物と紙テープが配られ横浜見物を楽しんでる人達のお見送りを受けながら旅立ちます。
と、思ったら説明会場を出た途端に迷子になって7階デッキに辿りつけない人達がチラホラ。船内では何階にいるかを意識していないと自分が上下どちらを目指せばいいのか、はたまた前方後方がどちらなのか、しばしば迷うことになる。乗客はお年寄り率が高いので、旅の最後までエレベーターを降りたところでアタフタして「あーじゃない、こーじゃない」と言い合いをする老夫婦の風景によく遭遇した^^; 

大桟橋側のデッキにとりついて眺むれば、桟橋には多数のお見送りの人々。大半は横浜遊びに興じている観光客。華やかな出港風景を楽しもうとする人々が陽気に手を振ってくれている。デッキで振る舞われるスパークリングワインを飲み、なかなか対岸には届かない紙テープを躍起に投げ込むうちに気分が高揚してくる。紙テープはクルーがバスケットにいれてデッキを歩き回り、希望者にいくつでもくれるのでたくさんもらってトライしてみてください。テープ投げには結構な遠投力とコントロールが要求される。
夕刻のレインボーブリッジをくぐる
出港にはそれなりに時間がかかるのですが、待つうちに桟橋と船の間には色とりどりの無数の紙テープが風にはためきだしてなかなか綺麗。やがてドラが打ち鳴らされて汽笛が響きわたると皆が一斉に手を振ってお別れの挨拶。
船は思った以上に早い船足で湾の外へ向かうのだが、この時一艘のプレジャーボートが全速力で飛鳥IIを追いかけてきた。ボートの上では若い人達が手をふって「行ってらっしゃーーーい」と呼ばわる声。こちらも負けじと「ありがとーーー」と挨拶。
レインボーブリッジをくぐる頃にはプレジャーボートも船足をとめて最後の別れ。「良い旅をーーーー」と心地良い声が遠ざかってゆく。大声で手を振り、童心にかえったひと時が終わった。なんという華やかな出港風景。これだけでも飛鳥に乗った甲斐があった。
旅はまだ始まったばかり。

2015年10月16日金曜日

アスカ 予約編

飛鳥IIに乗ろう!と思ったらまず予約。郵船クルーズのホームページやクルーズ案内の冊子でどのクルーズにするか吟味です。
Dバルコニー部屋の風景
一泊二日から104日間の世界一周まで幅広いラインナップ。世界一周は予算的にも時間的にもベラボウとして、ワンナイトクルーズはあまりに短すぎて後方へ盛大にぶんまわす勢いで後ろ髪を引かれそう。最低でも二泊は欲しいところ。だって乗る日と降りる日しか無いなんて…短すぎるよ!
イベントに花火大会見物がついてると華やいで、しかも会場への行き帰り混雑に煩わされないお得感がある。ということで狙い目は伊東や神津島の二泊三日クルーズ。お値段的にもこの辺りが自分の限界かな、と思ってた。

ところが2015年のクルーズ予定を眺めていたら熊野花火大会クルーズのオプションに京都の五山送り火(大文字焼き)が入っていることを発見。花火大会もさることながら、混雑ぶりと遠隔地ぶりから言っても五山送り火なんて一生ご縁のないお祭りだと思ってた。このクルーズで出かければ移動その他の面倒は一切合切見てもらえる。もう行くしかないよ!

てな感じに発作的に申し込み。人気のクルーズは受付開始(1月)と同時に抑えないと即時キャンセル待ち状態になる。とはいえ早い段階の予約なので実際のクルーズ至近になるとキャンセルはそこそこ出る様子。今回の熊野花火大会クルーズは2月の段階でスイート(AC)とバルコニー無し(FK)の部屋がキャンセル待ちだったものの、出航のひと月前に確認するとスイートとバルコニー(D)に空き室情報が出ていた。そんな感じ。
ちなみにクルーズの3週間前(7月の中旬)までキャンセル料は発生しません。それまでは実行を悩んでる人も居そうなので申し込み損ねた人はじっとキャンセルを待ちましょう。

部屋からバルコニーを臨む
朝の風景
予約の際に悩むのがどのお部屋にするかということ。クルーズ慣れした人だと船上生活はパブリックスペースで満喫するから客室は寝るだけで良し、てな考えでFKステートを選ぶ人も多いらしい。窮屈なのが嫌という人ならスイートクラス(AC)をチョイス。悩ましいのはバルコニー付き(DE)のステート。部屋の大きさとしてはFKとほとんど変らない大きさで、違いといえばバルコニーが付いて上階にあるというだけ。なのにお値段が跳ね上がるこのクラスは各人の価値観で損得勘定が錯綜する。外国船籍のクルーズと違って身分制度が激しくない日本においてはお金を出しただけの特権感を得にくいというデメリットがあってどうしても安く上げたもの勝ちな印象がある。←外国船籍のクルーズなんてやったことないけどね。

結果から言えば今回バルコニーを選んで、それなりに満足できた。実感としてあるのは目覚めた時に寝間着のまま外の空気を吸いこめる贅沢感にお金を出した感じ^^ コレは意外とバカにならない開放感。一日の始まりを感じながらバルコニーで誰にも邪魔されず波音に耳を傾ける贅沢は、身支度というアクションを挟んでから外に出るのでは味わえない気持ちのゆとりがある。ゆっくりと身体と心を目覚めさせるこの朝のひと時が今は何よりも旅の一番の思い出になっている。これがスイートクラスになるとバルコニーに朝食を運んでもらえるサービスもあるというので、それはそれでまた贅沢感がup することでせう。むは〜、宝クジ当てたい〜。

2015年10月8日木曜日

アスカふたたび 序章

出航風景は華やか
ついに来ました。試乗説明会から歳月を経て実現した夢の飛鳥II乗船。私としては清水の舞台から三回転半宙返り飛び降りくらい劇的な出来事。

ちなみにですね清水の舞台から飛び降りるという言葉について豆知識。江戸時代においてはコレ、ものの例えではなく本当に流行していたそうです。記録に残るだけでも230人余りの人が飛び降りてる
主に「病いを治したい」とか「本願成就」的な願をかけて「この望み叶わぬならいっそ命もいらない」という文字通り命掛けの願掛けをして人々は清水の舞台からダイブしたそうです。
で、今と違って舞台下は樹木が相当に生い茂っていたために、実際に飛び降りた人の生還率はそこそこ高かったんだって。打ち所が悪かったりした2割ほどの人が命を落としてたとか。清水寺としてもあんまり流行っちゃうのもアレなんで「ダイブ禁止」というおふれを出したため、今は言葉だけがこうして残されているそうな。どっとはらい

さあ話がそれた。「思い切りよく」でも「死ぬ前に一度」でも何でもいい、飛鳥IIに飛び乗ってやろうじゃないの。今回の旅の目的は一生に一度?!の「親孝行旅行」であります(親孝行一度だけかよ、というツッコミはナシで!)。
親はいつまでも元気ハツラツなわけでなし、そういう自分だっていつまでも気軽に自由に動き回れる保証はどこにもない。そう考えたら思い立ったが吉日ですよ。

ウチの親は放っておいても何処でも出かけてくクチなんで、自分でチョイスしないような旅を冥途の土産に…っと、んがごご…人生のよき思い出にしてもらおうと考えて、それが飛鳥IIだったわけです。一念発起の大枚はたいたショートトリップ(参考:4泊5日で30万円ほど)!こんな旅行は親も私も普段ならチョイスしない。海外に行けちゃうじゃんとか、国内旅行何回もできちゃうじゃんとか、雑念が入ると飛鳥IIに乗れる日は来ない。でも視点を変えれば「親と海外にロングトリップとか冗談じゃない」「親と何度も国内旅行するとか勘弁だわ」とか考えるとゴージャス一点主義で「冥途の土産に飛鳥II乗ったね、楽しかったね」で終わらせるのが無難だ。(←つくづく親子関係を見直す必要がありそうだが、長年培われた関係性はいかんともしがたい…^^;)

正直、5日も自分の親と一緒に過ごせる自信があまり無かったんす。移動中のごたごたで互いにうんざりしながら喧嘩道中になる自信だけはある。その点、船旅は移動中こそがメインイベント。船上アクティビティを楽しんで、最悪の場合は船内は別行動で遊んでいたってなんの問題も心配もない。きっと勝手に楽しんできてくれる。こりゃ肩の荷が降りるわ〜。

なんて打算的に計画した豪華旅行だけど、これを契機に親子関係を見直そう。それで今後も親孝行ができるなら良し。やっぱコレっきりにして!と思ったとしても「やるだけのことはやったな」という気持ちになれるのではないか?とやや悲観的だがそんな風にも思うわけであります。
切っ掛けはこんなヨコシマな気持ちだった船の旅。さて、どうなりますことやら次回からの飛鳥II乗船記をお楽しみに〜