いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2018年3月26日月曜日

海山も己がさちさち 6日目

六日目
6:00起床で6:30朝食。yes! ブッフェ形式。7:35にはバスに乗り込んでミルフォードサウンドを目指します。片道307kmの6時間の旅。
見つけた時はやることにしてる
獲ったど〜パネル
前述のように前回はセスナでひとっ飛びだったので今回のバスは腹をくくっての乗車。でもそう悪くない旅でした。日本人ガイドが同行してNZのいろんな話をしてくれたのは良い思い出。
途中、トイレ休憩を兼ねていくつもの観光名所を練り歩きました。駆け足で(^^)

10:05 テ アナウ湖
土産屋で30分ほどのトイレ休憩。誰も湖畔に行かないので私達親子だけで散策。途中のガスステーションで水を買う。日本ではコンビニがどこにでもあって何かしら買えるけど、その役割をガソリンスタンドが果たしているのはアメリカもNZも一緒らしい。土産物屋は飲料水などが割高なのでご用心。とはいえあまり勝手にフラフラするのも考えもの。治安が悪そうな場所ならなるべく集団行動にしましょう。その点NZは治安は割と良いので安心でした。アメリカでは治安の目安はガソリンスタンドの支払い場所に鉄格子があるかどうかで判断してました。これ豆知識な。
湖畔に出るとタカへ(NZ固有の鳥)の像や顔出しパネル(comic foreground)なんかもあってそこそこ楽しめた。

11:30 ミラーレイク
ミラーレイク
趣がある
トイレ休憩後に1時間ほどバスを走らせるとミラーレイク。しかしガイドさんは他のバスの動向に目を光らせて次のトイレ休憩での混雑を避けるために「ど〜してもあのバスより先に出発したかった」との理由でめちゃくちゃ早足でここを駆け抜けた。やり手なのはありがたいけど、やや本末転倒気味。テ アナウを出てからはこんな風に30分毎にバスを止めてシーニックビューポイント休憩(記念撮影休憩)が入った。そのため往路と復路では時間が若干違います。セスナとは違う楽しみがバスにはあるということですね。それも好天に恵まれればこそ。ありがたや。

13:00 甌穴(おうけつ)岩見物
川の流れが小石をスピンさせて岩に穴を穿つ。そんな不思議な穴を覗くポイント。ここを過ぎればミルフォードサウンドはもうすぐそこ。他にも戦場ヶ原のような平地やクリスティーナ滝、岩盤をくり抜いたホーマートンネルや氷河が削り取った見事な渓谷を見晴らせる場所など要所要所で停車して見てまわれます。駆け足で(^^)

13:30 船着場到着
幕の内弁当
13:45には船に乗って出航です。船では幕の内弁当とアイスクリームが配られました。タスマン海へと続くフィヨルドを約2時間かけて往復するクルーズ。自然の作り出す造形を楽しみながらのんびり過ごす。途中、曇天になるものの雨には降られず爽快な気分で過ごせた。この日の服装は長袖のカットソーに防寒用のラム革ジャケット。船の上は寒いと聞いてましたがジャケットで調節できたので凍えるようなことはなかったです。ミルフォードサウンドはなかなか天候に恵まれない場所だという話を聞きますが、前回も今回も綺麗な景色を楽しめたので運の良さに感謝です。タスマニア海を臨みながらはるばる来にし旅をしぞ思う。こんな遠いところまで2回も来ることになるなんて思ってもみなかった。人生は本当に何があるかわからない。
いまひとたびのミルフォードサウンド
15:30 帰港
セスナで行くと見られる風景
どちらも楽しめて結果的に良かった
感慨に浸りながらクルーズは終わって復路。テ アナウからミルフォードサウンドまで往路では3時間半かけた行程を2時間ばかりでとって返し17:45にはトイレ休憩を終えてテ アナウを出発。途中、バスが不調で止まったりしたものの、20:00にはホテルに帰ってきました。

21:00 ホテルレストランでディナー
この日は着席式で羊料理が振舞われました。席まで料理を運んでもらえるのはやはり落ちついて良いものです。旅の余韻に浸りながら落日を見る。明日は北島へ移動、そして帰国の時は近い。

2018年3月19日月曜日

ほどほどの幸せ 5日目

五日目
6:15モーニングコール。この日のチェックアウトは11:00と遅めの設定なのでのんびりしたい人はごゆっくり。ハイキングに行きたい人は8:20にガイドさんと一緒に出かけましょう、という日だった。健脚揃いのツアーの仲間は結局全員が参加。今日の服装は半袖Tシャツに綿シャツを羽織ったスタイル。歩くので寒いということはありませんでした。下界も暑かったので一日中その格好で快適に過ごせました。
右手に見えるのがホテル
グレンコーウォークからの眺め
散歩道を歩いていたら東の山からご来光
ハイキングまでにはまだ時間があるからホテル裏の小さなトレイルを歩いてみよう。グレンコーウォークという小さな散歩道があるのをホテルロビーにあるマップで知った。往復で30分もかからない本当に短い斜面だったけど、ここから見るマウントクックの眺めはなかなか良かった。部屋の窓からもマウントクックの勇姿が見られるので夜明け前から山の端がしらじらと明けてゆく様子を楽しみましたが「やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて紫立ちたる雲のたなびきたる」というのは本当に神々しくて素敵。刻々と変わる山の表情に感動を噛み締めてハイキングへの期待が高まる。
ドンと音がして氷河雪崩

8:20バスでキャンプ場へ移動
日本人のガイドさんの説明を聴きながらケアポイントを歩く。時々、遠雷のような音が響くがそれは氷河雪崩の音だと言う。音がした時に見上げても大抵はもう流れたあとだからなかなか見られない、という話だったが一度だけ幸運にも目撃することができた。予備知識がなくても色々と教えてもらえるガイド付きの旅もなかなかいいものだと思った。
滝のような雪崩は
すぐに消えた
氷河湖を前にマウントクックを眺めて帰路へ。往復2時間ほどのトレッキングはあっという間に終わりです。コースは無理なく歩けるほどほどの内容。何よりも天候に恵まれたので時間と体力があれば他のトレイルも試してみたい。後ろ髪ひかれる思いで11:00にはハミテージホテルを出てクイーンズタウンに向かいます。

12:40 WRINKLY RAMSで昼食
途中、オマラマの羊園で昼食です。バーベキューで豪快に焼かれた肉をいただいて、農園主の陽気なシャチョー(社長)さんが冗談交じりに実演してくれる羊の毛刈りショーと牧羊犬の羊追いを見物しました。意外と楽しかったです。西洋人は肉の焼き方がザッパなので「レアが欲しい方は今どうぞ〜」と言われた段階ですぐに取りに行った。思った通りそれでミディアム加減。ミディアムと言われてから取りに行った人たちはウェルダンな肉を食べることになるのでご用心。
この観光農園にはたくさんの日本人がワーキングホリデーで働いていたので土産品コーナーでは日本語でお買い物ができます。ここには手頃な大きさのマヌカハニーの瓶が置いてあったので、おすすめです。マヌカハニーは高額なのであまり大きくない容量のものが欲しいと思っていたのですが、どこのショップも大きな瓶しか売ってなくてここの一回り小さな瓶詰めはお財布にも優しくて良かったです。この旅で初めてのお土産マヌカハニー1瓶を27.90NZドルでお買い上げ。

16:40 クロムウェル果樹園
雄大な大地の中に現れる庭園
本来なら15:30にはここに着くはずだった模様。途中、自動車事故に遭遇して1時間の迂回を余儀なくされた。道路がある場所が限られているのでひとたびルート変更するとなると恐ろしく引き返して回りこまねばならず携帯のGPSマップを睨みながら驚嘆した。個人旅行なら折角の迂回ついでにもう一つ予定になかった観光地に寄れそうなものでしたが、そうは行かないのがツアーの苦しいところ。アクシデントに見舞われたので果樹園ショップにもあまり居られなかったのですが、ここにはグレード違いのマヌカハニーの小瓶3本セットが売られていてこれも他のショップでは見つけられなかったアイテムなのでオススメしておきます。マヌカハニーのお試し品としては良い商品だと思います。お店の裏手には農場主の奥様が手入れをしているバラ園が広がっていて私達親子の他は誰も見に来なかったけど素晴らしい庭園になっていました。奥様がこの土地の生活を楽しんでいる様子が伺えて幸せな気持ちになれました。

17:45 アロータウン
駆け足でゴールドラッシュで栄えた古い街探訪。しかし本当に駆け足。加州モントレーを思い出させる土産物屋が並ぶ小さな観光地。ここでは公園で遊ぶ地元の子供達を眺めて楽しんだ。ここから少しバスを走らせた場所でスロージェットボートのオプション組と別れてクイーンズタウンの土産物屋へ。あ〜、忙しい。
ここで初めてマヌカハニーの試食をさせてもらう。毎朝スプーン一杯のマヌカハニーを舐めることを勧められた。免疫力がついて喉にもいいそうな。旅も中盤に入ったのでここでいくつか土産物を物色。先のアロータウンでも見かけたTea Towelをチョイス。イギリス人はお茶のトレイに敷いたりランチョンマットにしたり、あるいは茶器を拭いたりと日本人の手ぬぐいみたいに使うらしい。大判のランチョンマット風味なタオルです。一枚9NZドル前後。他にはネックレス。ジェイド(NZヒスイ=ポウナム)と行きたいところだが貝殻素材でマオリの御守り的飾りを一個10NZドル前後。そして酪農王国NZに敬意を表してバターの缶詰を一缶12.25NZドル。マヌカハニーは大きな瓶しかなかったのでやめておきました。一瓶40NZドルくらいからですが、グレードによってはべらぼうにお高いものもありました。
展望レストランからの眺め
ワカティプ湖

19:30ホテル
途中、ボートで下ってきたオプション組を拾ってホテル着。駆け足で展望レストランへ。
ロトルアで行ったのと同じ系列のレストランなのでまたしてもブッフェ。ここにも日本人の若者がたくさん働いていて別料金のドリンクは彼らが日本語でオーダーを取りに来てくれていた。マルボロスパークリングをおすすめされたのでそいつで乾杯。食後のアイスクリーム美味しかった。
明日はまたバスで遠路はるばるミルフォードサウンドを目指します。朝のマウントクックから始まって盛りだくさんな1日でした。早く休みましょう。おやすみなさい

2018年3月12日月曜日

なるほどクック山 4日目

四日目
4:00モーニングコール。就寝前に荷物はまとめておいたので身支度したらすぐに集合。
お弁当ボックスをもらって5:00にはバスで出発。一路アークランド空港へ。
空港には8時頃到着とのことなのでそれまで寝直したりお弁当を食べたりで各自過ごす。ちなみに弁当はマフィン的なパン(巨大なの)が二個と丸ごとリンゴ一個とジュース。美味しいわけではないし、こんなには食べられないという大きさだったのでトイレ休憩の際に謝りながら破棄。この日は移動につぐ移動なので持ち歩くわけにも行かず…こういう無駄が出るのは本当に辛い。不要な部分を回収できる仕組みがあるといいのに。

10:00フライト予定が遅延で一時間遅れる。やっと乗れた国内線は冷房がガンガンで寒い。しかし「国内線にブランケットは無いんです」との由。国内移動の際はご注意ください。この日の格好は長袖カットソーにカーディガン。羽織りものはあるといつでも便利ね。

13:00 クライストチャーチ着
今日はこれからアオラキ マウントクックを目指します。その前にゴルフクラブPepper'sで昼食。ゴルフコースの緑が目に眩しい。南島は心なしか湿気も少なく、しかし陽射しはジリジリと暑くてカルフォルニアな陽気。街の様子も道路の感じも標識から何からカリフォルニアと同じ雰囲気でやたらと若かりし日々を思い出した。イギリスには行ったことが無いけど、こんな感じなのかしら?

14:40 紙の大聖堂
こちらは姉が挙式した教会@2000年当時
2011年のNZ地震で半壊したクライストチャーチの大聖堂近くに仮設で建てられた紙でできた聖堂。震災の爪痕は未だ街に散見され「あーこの教会も修復中ですね」とバスの窓から見える横の建物をさして添乗員さんが街の紹介をする。ん?!むむむ?窓から見えた教会を見た時、閃光が走った。私、この教会を知っている!この教会、来たことある!つーか、塔の部分が無くなってるけどこの教会は姉上が挙式した教会じゃないですか?
かつて大きな街でしたが
周辺は空き地だらけになってた
車窓に張り付いて流れる景色を何度も振り返る。母に「ねえ!あれ!」と言うが、オーマイガー、母はあの時入院していてNZに来てなかったってばよ。
教会の名前は覚えていない。だけど私は宿の手配をしているので泊まりたかったんだけど格式が高過ぎて諦めた教会至近のホテルの名前だけは覚えている。グーグルマップで検索したらどんピシャリ。そのホテル沿いに歩いて教会へ出かけた記憶が鮮明に蘇って、そして今、顔をあげるとなんと街の様子が変貌していることか。諸行無常
紙の聖堂でわずかばかりの募金をして、形式は違えど自分なりのお祈りをして失われたものへ哀悼の意を捧げる。ツアー旅行中にこんなこともあるものなのですね。

18:30 テカポ湖/善き羊飼いの教会
テカポ湖の風景
美しい夏の雲
ガイドブックでお馴染みの風景
夕刻なので中には入れなかった
夕刻だと言うのにこの明るさ。日没が遅いのでその分、観光時間が長くとれる。教会を見た後は近くの飛行場へ立ち寄りオプショナルツアーの遊覧飛行組と別れてプカキ湖を目指す。一時間ほどバスで移動するとやがてプカキ湖が見えて来てその向こうにマウントクックの姿。20:00に遊覧飛行組を飛行場で拾って今夜の宿を目指す。この時点でも周囲は明るい。

20:30 ホテル着
夜9:30で夕刻のような明るさ
マウントクックの上に月
今夜の宿は憧れのヒストリカルホテル、ハーミテージです。部屋の窓からマウントクックの勇姿が見える。21:00にホテル内レストランで夕食。またしてもブッフェ形式。
私たちはこの日、星空観測のオプションを申し込んでいたのですが、日本人ガイドが体調不良でまさかの中止。お詫びにお代はいただきませんのでホテル内のプラネタリウムをご鑑賞ください、という形で終わった。とはいえプラネタリウム後にツアーの仲間と一緒に力を合わせて南十字星を探したのは良い思い出。予習しておいたのでなんとか見つけることができた。マウントクック側じゃない方の玄関を出て左手を見ると南十字星があります。(1月22:00頃調べ)

明日は待望のアオラキ マウントクックのハイキングです。

2018年3月5日月曜日

徒然なるトンガリロ 3日目

三日目朝。
モーニングコールは6:15。全体を通して朝が早いツアーだった。そして朝食は定番のブッフェスタイル。7時前には朝食が始まり8時には観光に出発。とにかく慌ただしい。

8:00 テ プイア温泉保護区
宿からほど近くにある地熱地帯を見学できる観光施設。後から知ったけど世界でも最大級の間欠泉が見られる場所として有名だそうです。坊主地獄的なマッドプールや併設されたマオリの工芸学校をチラ見しながら一時間ほど散策。
お天気が良いとそれだけで爽快
10:15 フカ滝
トンガリロ国立公園へ向かう途中で小さな滝を見学。高低差はたいしたことがないが水量が多いとの説明。橋の上から滔々と流れる水をみんなで眺めるが、滝といった風情とは程遠く拍子抜け。橋の先には左に折れて川沿いの遊歩道があったので、時間までには戻れると算段していけるところまで行って見たら…なんだ、突き当たりにちゃんと滝壺を見られる場所があった。添乗員さんは文化や地形については自分で色々調べていてとても感心したけど、実際の現地の詳細には不案内な部分もあるのかもと思った。
橋の上から川下を臨む
水の色が素敵
フカ滝の滝壺
これでようやく滝っぽい
ワインは一杯9NZドル
12:00 トンガリロ国立公園シャトートンガリロで昼食
シャトーで昼食と聞いていたのでこの日はお上品系のカットソーにカーディガンを羽織ったスタイルで出かけた。やや湿気は多いものの寒暖に困ることはなかった。そしてきちんとした格好じゃないと困るというような場所でもなかった。ここもブッフェ形式のご飯でした。お肉もサラダも美味しかったです。
食事のあとは添乗員さんが周辺のトレイル散策に連れて行ってくれた。全体を通して乗り物移動が多い旅でしたが、ハイキング程度の散策も多く取り入れられて健康的な旅でした。みなさん、健脚揃いだったのも良かったです。
右手にあるのがナウルホエ山らしい
残念、雲に隠れてた
14:00には公園を後にしてナウルホエ山を眺めながらバス移動。あいにくの曇天で映画『ラストサムライ』で富士山として使われたと言う姿を見ることはできませんでしたが 画像検索でお楽しみください 。NZは映画のロケ地としても有名で『指輪物語』でフロドのだんなが指輪を投げ入れた滅びの山もまたここなのです。

16:40レッドウッド散策
スターウォーズの惑星エンドアは
カリフォルニアのレッドウッドで撮影された
本場カリフォルニアのレッドウッドに馴染みがあったので、想像していたものとは若干違っていた。加州のそれはそびえ立つ木々のせいで地表は本当に暗い。対してこちらのレッドウッドはまだ空から光の射す余地がある。100年ほど前に実験的に植林された人工林とのことで、なるほど自生した加州レッドウッド2,000年の歴史と見比べるのもまた一興。

異国のスーパーは楽しくて好き
17:40 帰路スーパーマーケットに寄り道
添乗員さんがNZの大手スーパーマーケット「カウントダウン」に寄り道してくれた。水のボトル2NZドルで購入。最終日にもホテル近くの店舗を案内してくれるというのでお土産はそこで用意しようと物色する。なかなか楽しい。

19:30 ハンギディナー
ホテルに着いて一息ついたら宿のレストランでハンギディナーです。マオリ料理をいただきながらマオリのショーを楽しみました。食事はブッフェ形式ですけど。環太平洋地区ではお馴染みの掘った穴に食材を埋めて上から蒸し焼きにする系のお料理。ホテルブッフェで出てるこの料理が本当に地中で作られたものかどうかは定かではないが、素朴な味わい。ドイツ人ツアーと大阪発の日本人ツアー御一行と同席した。陽気なマオリのおっかさんの進行で歌と踊りのショーも楽しかった。全編英語ですが、おっかさんの気迫に引っ張られてみんなで踊らされた。

4日目は南島に移動するため朝4:00起床です。ゆっくり休みましょう