いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。
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2016年8月27日土曜日

おまけの上高地

初めて上高地を訪れた時のこと。松本インターから沢渡駐車場へ向かうルートをシミュレーションしていてふと気になる蕎麦屋を発見した。あの界隈だと風穴の郷(道の駅)の道路を隔てた向かい側にある蕎麦屋も美味しいと評判でしたが、その直前にある何の変哲もない地元民御用達蕎麦屋に「手打ち蕎麦わたなべ」という店があり、これがまた不思議な評判を得ている。今回は上高地番外編としてリベンジ最終段階 稲核で蕎麦を食べるぞ!の巻をお送りします。
つるっと美味しい綺麗な蕎麦
この町は稲核と書いて「いねこき」というらしい。至近にダムがあり、山の中にひょっこりと現れる小粒ながら色々揃って住みやすそうな、そんな地域。松本から沢渡へ向かうルートの左側に店舗があり、ちょうどカーブにさしかかる所でもあるので振り返らないとそこに蕎麦屋があるとは分かりにくい立地。上高地初訪問の折りはわざわざ振り返って場所を確認したものの、結局食べずに帰宅してしまった。なので今回は沢渡入りする前に絶対に行こうと決めていた。

うん、美味しい。ずば抜けてウマいというのとは違うけど、実に良いお蕎麦。何より安価。もりそば普通盛りを二人で食べてお会計が900えん。都内なら一人前で支払う値段。蕎麦汁は醤油が効いてなんだか懐かしい味。特筆すべきは蕎麦を待つ間に出される漬け物やサラダの数々。珍しい山菜の漬け物はどれも醤油味が効いている。店内の雰囲気とあいまって、田舎の親戚の家を訪れて昼ごはんを食べているようないい感じ。
目にも楽しい木彫りの数々
一番上の獰猛そうな小動物がかわいい!
店内には家人が趣味でこしらえたとおぼしき木彫りの数々が展示されていて、これもなかなかの不思議空間を演出。いやでもこれ、なかなか簡単に彫れるものじゃありませんよ。どれも作り手の心を反映するのか愛嬌がある。

愛嬌?といえば壁に掛けられたお品書きの木札。なぜか一番端っこに「ラーメン400円」の表記…え?!…ラーメン??次に訪れる時は絶対にこれを食べようと心に決めた私であった。

上高地にお越しの際は是非オススメ

2016年8月20日土曜日

ああ、上高地

デラックスなベランダからの眺望
翌日は見事に晴れて気持ちの良い天気。GWを過ぎて梅雨に入る直前のこの季節を選んで良かった。バイカモの咲く頃は7〜8月とのことなので残念ながら見ることはできませんでしたが、それは次の楽しみにいたしましょう。日向を歩くとやや汗ばむ程度で暑くも寒くもない良い気候でした。デラックスベランダからの眺望は想像以上に素晴らしく、一日中ここで山に移る陽光を眺めていたい。日暮れ時もさぞ美しかろう。
連泊したかったけれど今回は休みの都合がとれず一泊で帰宅。一泊だからお部屋を奮発したという側面もあるのですが、これだけ素敵な部屋だと実に名残りが惜しい。なので出立ギリギリまで部屋でゆっくり過ごしました。早めの朝食の後に河童橋を散策して命の洗濯。清流に心洗われ、川岸を歩いて内面の湿り気もさっぱりと乾かす。山に登るのは信仰の一つの形だという。山登りというほどのことはしていないが、それでもこれだけ清浄な気持ちになれるのは山に神様がいる証拠だなと思う。つれづれ

濃厚派
しっとり派
ではでは朝ごはん。今回はフレンチトーストにしてみました。あまり食べる機会がないから味の良し悪しは正直わかりません。普通に美味しかったです。フレンチトーストはパンケーキに比べて蜂蜜の味が際立ちますね。でも蜂蜜食べるならやっぱりヨーグルト!朝からたくさんヨーグルトを食べて余は満足じゃ。今見るとやっぱりベーコンか何か、肉類が欲しいところだが ^^;
朝食メニューはこちら
クリックで大きくなる、かな?
駆け足ですが、お土産も買っておきましょう。今回は朝の河童橋で購入。安曇野タルタルディップが大変美味しかったのでオススメです。あとは飛騨の名物らしい蜂蜜豆板。いろいろ買ったけど美味しかったのはこのあたり。
ディップは空っぽになってるし
今回もやりたい放題の上高地。リベンジその7 バーホルンでダーツ!なんかもちゃっかり達成してきました。春のパリ行きもそうだったけど、今年は盆と正月が一遍に来たみたいにやりたいことをやりたいように遂行して「私、死期が近づいてるんじゃないかしら…」とか考えてましたが、禍福はあざなえる縄のごとし。今になって来てますよ、恐怖の大魔王が。いやはや、いろんな課題が怒濤のように押し寄せてきた。
でもね、ものは考えよう。出来るうちに出来ることをやって悔いのない人生を送る。それも大事なことだなと、この歳になって思えるようになりました。心の底から楽しんだ思い出はその後の生きる糧になる。さて山の神様から遠く離れた空の下、また頑張って行きますかね。

2016年8月13日土曜日

おもいでの上高地

木がはぜる音を聞きながら
床をはじめ手入れを怠らないからこそ
続く伝統のマントルピース
リベンジその5 おもいでのマントルピースを買うぞ!前回、職場のバラマキ土産に「おもいでのマントルピース」なるお菓子を買っていこうと思ったのに売り切れで入手できなかったのです。上高地帝国ホテルの名物、マントルピースを模したこのサブレ菓子、今回めでたく自宅用土産として購入。プレーンとココア生地の二種類が入ってます。バターの風味で大変おいしゅうございました。…はっ!写真がない。またしてもお土産は撮影前にペロリとたいらげてしまった。

リベンジその6 暖炉に火が入る頃を狙え!これはリベンジという程の強い思念があったわけではないのですが、はからずもマントルピースに火を入れる時期にあたった模様(六月初旬)。通例だと夕刻になると担当者がささっと来て火を焚くだけだったようですが、今年からは宿泊客に告知して鑑賞タイムを設けるようになったそうです。
読書室で時間を潰してから早めにグリンデルワルトに向かうとすでにマントルピースを囲む形に椅子が配されていた。腰を落ち着けると飲み物を奨められたのでチェックイン時に頂いた飲み物券でホットワインをいただきます。オレンジの香りが高い美味しいワインでした。夜間はマントルピース回りは宿泊客に開放されているので、不要な人はムリにオーダーはしなくても良いようですよ。火を囲んで心ゆくまでくつろぎましょう。
暖炉に頭をつっこんで
奮闘中の新人くん
時間が近づくと若手の従業員さんがせっせと薪の支度を始め、その様子を眺めながらしばし歓談。やがて新人だという彼の自己紹介から始まって薪に火が入れられます。自分も経験がありますが薪に火を灯すのは意外と難儀な作業。簡単には灯きません。新人くんは悪戦苦闘しながらもマントルピースや薪についての説明、火を熾(おこ)す苦労話などで繋ぎつつ何とか無事に点火。観客も炎が立ち上ると拍手を送って彼の健闘をたたえます。なるほど、これはちょっとしたイベント感。その後はそれぞれが思い思いに過ごすひととき。なかなか素敵な時間でした。

就寝前に見に行くと
暖炉もまどろんでいる様子
火が揺らめいているのを見ていると、人の心は不思議と落ち着くもの。加えて薪からは燻した良い香りが立ち上って何とも言えない風情を宿に添える。位置的に見てもマントルピースから上った煙はそのまま細い管を通って三角屋根のてっぺんにそびえる煙突から天空に抜けているはず。その管の通り道に今回私達が宿泊した部屋がある。果たせるかな、食事を終えて部屋に入るとほのかな燻煙の香りが部屋に充ちていた。匂いの思い出というのは近代的なホテルでは決して味わえない懐(ゆか)しい体験。燻煙が苦手という方には向かないでしょうが、木の香りに包まれた山の中の眠りは得難いものでありました。例によって羽布団は暑かったので足元にだけ掛けて寝ましたが^^
明日は何して過ごそうか。あれをやっておかなければ、という課題から解放されてゆっくり過ごすリゾート地の休日。物見遊山とは違う寛ぎがリピート旅行にはありますね。

2016年8月5日金曜日

くうこともがな上高地

リベンジその3 鉄板焼きであわび!お待たせしました。心残りの多くは食べ物関係と決まってる。 前回の上高地録を見て頂けばわかる通り 、一度食べようと決めたものは執念深く食べるのが私達夫婦。というわけで追加項目リベンジその4 ガーリックライスの注文を忘れるな!の二本立てでお送りします。

あずさ庵の鉄板焼き。今宵の鉄板紳士は熟練の空気漂う貫禄ある調理人。腕に覚えあり感がアリアリとみなぎっている。実際、その手際の良さには幾度も目を奪われてほれぼれした。話術も巧みで日比谷帝国ホテルでのエピソードからテレビドラマの裏話まで話題に事欠かない。作る人と食べる人という構図よりは3人で楽しくわいわいと鉄板を囲んだという風情があった。
食材が良いのも大事だが、味は調理の手際に負うところも大きいと今回の鉄板焼きで感じ入った次第。さて前置きが長くなった。今夜の饗宴をご覧じよ。
前菜はお上品。箸をつけている間に調理人が現れてご挨拶。テキパキと準備が整います。
前菜 じゅんさい、胡麻豆腐、鱧茄子
梅酒も付きます
フォアグラ!いい香り
フォアグラは美味しい!と思わず口に出た。あわび目的だったのに、あわびが出る前から「このチョイスにして良かった〜」と幸せを噛み締めた一品。しつこい所が一つもないイケメンなフォアグラでした。ワインのお供にいつまででも食べられそうな味。
お待ちかねの活き鮑のステーキ
あわびはすぐに固くなってしまうので新鮮さが命との由。伊勢の海女小屋でたやすく噛み切れる鮑を食べた経験からさもありなん、と思っていたけれど今宵のあわびも至福の食感。あおさの香りとあいまってなんて美味しいんだ。でも一番惹き付けられたのはやはりその手さばき。サラサラシャラン、と薄くスライスする様は手品師のカードさばきのように目が離せない。見とれてる間に一品を完成させるとこの出来映え。あっぱれ!としか良いようがない。
あわびの肝、エスカルゴ風
肝を利用した小皿。日比谷帝国のラ ブラスリーでリピーターが多いというエスカルゴに使用するガーリックバターでささっとおつまみ。もー、この人持って帰りたい!なにこれ、美味しい!添えられたトーストでバターをぬぐい取って後ろ髪ひかれるように完食。

ここで小休止のサラダ。その間に焼き野菜が供されます。おぅ!写真撮るの忘れてる。野菜なんて飾りです、エライ人にはそれがわからんのですなんてうそぶいてるからこういう事態を招く。焼き野菜はアスパラガスと椎茸と、ん〜思い出せない。私も老いたな。どれも程よい塩加減が美味しい。しかもこの椎茸は口に含むとバターの風味が広がる。驚いた。ずっと鉄板での焼き作業を見ていたのにいつの間にこの椎茸にだけバターを施したのか…。野菜でひと心地ついた所でお肉が登場。
美味しさ広がる焼き加減
本日は二人ともフィレ肉チョイス。宮崎牛でございました。前回は肉に辿り着く頃にはかなり満腹感があって、鱸が絶品だった事と相まって肉の印象がやや薄かった。この日はフォアグラ、あわびと贅沢が続いたからお肉はどうかしら?と思っていたけど…美味しい!いくらでも行ける感じがするこれが職人技か。肉の印象がまるで違う。塩と胡椒が添えられて、たしか醤油なんかも出された気がするが、供されたこのままでぱくぱくと夢中になって食べた。お肉の味わいが深くて後を引く美味しさだった。
炊き込みご飯みたい
季節のお菓子 水無月
さて今日は注文を忘れなかったガーリックライスの出番です。すり下ろしニンニクを取り出して鉄板に広げた…と思いきや、これが微粒子サイズに刻みこまれたニンニクだった。どうやったらそんなになるまで刻めるのか…。鉄板紳士が手早くご飯をまとめて良い香りが立ち上る。赤出しと一緒にいただきます。ふうぅ〜〜、美味しい。再訪して良かった。ガーリックライスは脂ギッシュな仕上がりになりがちだけど、これは全然違う。ほんとうに炊き込みご飯みたいにもくもくっとした味わい。鉄板の仕舞いを終えた紳士はここで退場。ありがとう、ごちそうさまでした。
やり遂げた感に包まれ一息ついたところでデザートの和菓子。この水無月というお菓子は氷室の氷を模したもの。宮中行事では六月に氷を食べる風習があり、庶民がそれに倣ってういろうの上に小豆(魔除け)をのせて食べたのが始まりとか。暑気払いと厄払いを兼ねた季節のお菓子。風雅な気分で締めくくり。ああ、日本人で良かった。

夢の饗宴は決して安い買い物ではありませんでしたが、ああ神さま、銀婚式の記念ディナーだったので多少の贅沢は許しておくんなまし。普段ならやらない贅沢ですが、おかげで目いっぱい&お腹いっぱい堪能しました。どんなものでも後悔しない買い物はよい買い物。今でも、そして多分これからも、思い出すたびに幸せな気持ちを反芻できるから、私の場合は十二分に元が取れてると思います。←こーゆーところが小市民的なのよね〜

さて、次回はマントルピースのお話など。お楽しみに

2016年7月29日金曜日

いまひとたびの上高地

今一度の逢うこともがな上高地。前回9月の曇天の中で出かけた上高地ですが、晴れ渡る穂高の空を見ようと思い6月の上高地へ出かけてみました。そのリベンジ記録でございます。御用とお急ぎで無い方は見てね〜。
これが六月の風景。雲一つ無し
初日のさわんど駐車場は雨模様。タクシーの運転手さんいわく「先週末は好天で道路が大渋滞だったけど、今日みたいな天気はバスも数本しか走らないよ」とのこと。なるほど日帰り客が多い上高地は朝から雨だと出足も遠のくというわけか。バスの臨時便がなくなるので道路は走り易くなる模様。駐車場もスカスカだったので地下通路のそばに車を置けたから雨の日出発は却って良かったかも。「雨が上がった後の晴天は気持ちいいから明日はきっといい感じじゃないかな」という運転手さんの話に気を良くしてホテルに到着。そうです、ホテルはリバーサイド…じゃなくて上高地帝国ホテル。リベンジその1 上高地帝国ホテルのデラックスベランダへ!以前、 勾配屋根とベランダを兼ね備えた部屋と紹介した あの憧れだったお部屋に泊まることができたんです。も〜感無量。
写真はパノラマ撮影なので若干湾曲して見えます
お部屋は広々!眺めも最高。初日は曇天ですが^^; オルゴールも心無しか大きくなってる。部屋には以前同様に双眼鏡と記念品のお皿、そしてコンパスと星座表も添えられていたのが嬉しかった。リベンジその2 上高地の星空が見たい!こちらも夜は雲が晴れたので実現することができました。夜のベランダに出るとそこは満天の星空。こんなにハッキリと「あれが北斗七星だ〜」と自分で見つけたのは初めての経験でした。星が沢山見えていたら星座なんて識別できないじゃん、なんて思っていた私は本当の星空を見た経験が皆無に等しかったんですねぇ。シロウトの私にもそれとわかる程に一等星は他とは段違いに輝く星なのだと知った瞬間でした。決して他の星に埋もれたりなんかしない、それが本当の星座だとこの空が教えてくれた。最上階ベランダだったので振り仰いで南側の空も屋根越しに少し見られたのも嬉しかった(ベランダ部屋はほぼ全て北面です)。
ベッドにごろんとして撮る風景
戸口側から見たベッドスペース
夜のベランダは静かに出入りするの推奨。窓が閉まっていれば聞こえる感じはしませんが、ベランダの会話は窓辺に居ると人の気配としてかなり伝わります。廊下側はこの部屋の構造上、ベッド位置と廊下の間にバスルームや前室的に広いクローゼットスペースが配されていたのでほとんど何も聞こえてきませんでした。ですが他の階層では廊下を歩いていると部屋の中のおばさまの談笑が明確に聞こえることもあったので戸口付近では騒がない方がいいかもしれません。
てな感じで次回、リベンジ3へ続く

2014年11月13日木曜日

上高地 回想編みやげ

上高地のお土産、買って良かったもの特集〜。
てぬぐい
コレは私が何処へ行っても買う定番の記念品。普段から手ぬぐいを使う生活をしているので何枚あっても困らない。首に巻いてかさ張らず、乾きが早く、マスクにも帽子にも鍋つかみにもなる優れもの。職場で貰ったお菓子をくるくるっと包んで巾着にできるのも嬉しい。固いものを入れて振り回せば武器にもなる。
それはともかく。帰宅してから気づいたが、この手ぬぐいは焼岳に激しく噴煙が上がっている絵柄で「1933年の開業時にデザインされた商品の復刻版」なんですと。1915年の焼岳噴火で出来た大正池も、当時は今よりずっとずっと大きな湖面を誇っていたという話も聞く。今となっては中途半端な立地に思える帝国ホテルも、昔は実はもっと湖畔のホテルっぽかったのかもね、なんて思いを馳せてみる。


ルームキーを模した黒檀キーホルダー
高くて(1,600円くらい?)ちょいと躊躇したけど思い切って購入。旅のよすがに浸れるこうしたお土産もよござんすね。これに宿泊した部屋番号を彫ったりしたらすごく良い記念になりそう。そんでソレを蒐集したりするのも楽しそう^^ 。そんなお金持ちになりたいものだわ〜。




クマよけの鈴
かわいいもの好きの旦那が惚れて買った。人の多い所にきたらネジを緩めて消音できるスグレもの。やや高音域なので音色は私好みじゃない。この音なら多分クマも嫌がる。

他にもガレットやチョコを配りもの土産に購入しましたが、食べ物系は写真撮る前に全部食べちゃいましたとさ^^ 。日比谷のガルガンチュワで買えるようなお菓子は買わなかったけど、旅先で日持ちするお菓子を自分用に買うのは好きです。今回、チョコレートを買って休日のお茶の供にしましたが、口に含むたびに上高地のことを思い出して一ヶ月くらいしみじみと楽しめました。

おもいで
ホテル内で初日にちょっとした行き違いがありました。支配人さんにお詫びをされて初めて気づいたくらいの些細な事だったのですが、むしろ細かいチェックをしているものだな〜とそちらに驚いたくらい。もっと驚いたのはそれ以降、支配人が私達夫婦の姿を見かけると駆け寄って必ず一言声をかけてくれたこと。しまいには「支配人に見つかるぞ」が夫婦の合い言葉になってしまったくらい^^; 。面映いことではありましたが、ちょっとした事でもイヤな思い出にならないようにという気遣いが見えるのは泊まる側としては有り難いことでした。「謝ったらあとは忘れた」という態度をされるよりはずっと心に残る対応だな、と我が身を振り返って学ぶところ多いにあり。良いことは早速取り入れたいものです。

さて、書き忘れたことはないかな〜と脳みその海馬をさぐってみる。瑣末なことではありますが、布団が暑かったです!厚みの話ではなく、というか布団そのものはむしろ薄〜い上質の羽毛布団。これを掛けて寝ると体温でたちまち温まって寝苦しいくらいの暑さに。宿泊口コミサイトで「暑かった」という苦情を寄せていた人がいたのですが、もしかすると部屋の話ではなく布団のことだったのかもしれません。これと同じような掛け布団(掛けると猛烈に暑くなる)を以前九州で一度だけ体感したことがありますが、その時は布団を剥いで空調で室温調節して寝ました。上高地帝国ホテルは空調がないのでコレは難儀な問題ですね。寒い時期に快適に過ごせる布団なのは間違いないのですが、もし暑く感じるようなら窓を少し開けて寝るのがいいのかもしれません。
あとは…エレベーターのボタンが時々うまく作動しなかった^^ 。
おそらくはボタンの二度押しなんかをすると解除される仕様なのかな?大人数が出入りして複数の人がボタン操作したり、うっかりお尻で押しちゃったりすると停止した箱の中でいつまでも待ちぼうけをくらうのでご用心。先週配属されたばかりという初々しいベルボーイが私達を部屋に案内する時にコレをやってしまい、動かないエレベーターの中でしばらく四方山話に花を咲かせる仕儀になったのも良い思い出。
う〜ん、他には…TVで家庭用除雪機のコマーシャルを見たのはちょっと面白かったかも。所違えばCMも変わりますね。そんな商品があることすら知らずに生きてきた。
そうだ、思い出した。あれだけ食べ物の話を書いておいてバー「ホルン」の話が出ていない。もちろん行きましたよ!そうです、バーなので当然酔っぱらいます。というわけで写真はろくでもないものしか無いのれす。席数こそ少ないものの、バーの中は意外と広々。ダーツが置いてあったので希望すればプレイできるはず。やってみたかったけど酔ってたし、ちょいと気後れして結局未体験。オールドインペリアルバーのマウントフジに敬意を表して、ジンをウォッカに差し替えたマウント穂高を頂きました。ジン好きの私としてはマウントフジに軍配。女性バーテンダー(バーテンドレス?)のオススメだった志(こころざし)もベリーニっぽくて美味しかったです。
ところで話は逸れますが、バーという言葉はアメリカ発祥らしいですね。西部開拓時代の荒くれ者がたむろする宿場町。その酒場の酒樽に勝手に手を伸ばされないように客と酒樽の間に横木(バー)を置いたのが呼び名の始まりとか。そのバーでテンドする(見張る、世話する)人がバーテンダー。

さて、長きに渡った上高地帝国ホテルシリーズにお付き合いいただきましてありがとうございます。丁度、ホテルも今年度の営業を終え来年に向けてしばしの眠りについた頃。秋以降に配属された帝国ホテルの上高地組は来春のオープニングスタッフとして雪かきに来ることになっているそうです。本当に大変なお仕事と思いますが、お陰でこうして楽しい時間と思い出を享受できる幸せ。いつも誰かがどこかで頑張っているからこそ、人の世の幸いがあるのですね。ご清聴ありがとうございました。

2014年11月6日木曜日

上高地 実行編わかれのあさ

楽しい時間はいつも早く過ぎる。美しいと聞いていた星空は拝めないまま、上高地最終日の朝を迎えた。上高地の星空は是非ぜひ拝見したいから次の機会があるといいな。梓川にバイカモの花が咲く頃がいい。花がなくてもあれだけ美しかったのだから、きっと花咲く季節は素敵でしょうね。ミレイの絵画「オフィーリア」のように幻想的な様子が目に浮かぶ。
最後の朝食は7時からあずさ庵。和朝食は要予約とのことで、これはチェックイン時に入れておいた。窓の外はそぼ降る雨ながら明るい。他のお客さんが到着する前にパチリでごんす。
上品しっかり朝ご飯
しっとり落ち着いた雰囲気
ご飯はおコメとお粥の2種類から選べる。焚飯は夜の鉄板焼きで頂いたので今朝はお粥を。このお粥が大正解。添えられた出汁餡がとにかく美味しい!旦那は焼き鮭の見事さに舌鼓。旦那は出張朝食で和食を摂ることが多く、その彼が「こんな立派な鮭はなかなか出ない」と太鼓判を連打していた。
旅の終わりを感じながら静かなひと時。高校生くらいの清楚なお嬢さんを連れた夫婦や、饒舌なおじいちゃんを囲んだ一家、私達と同じ年回りの中年?夫婦もいれば若いカップルも居る。それらすべての人に穏やかな時間が流れ、これぞリゾート地の朝の風景。心と身体の休息をとった満足感がある。この場を離れ難い思いになりながらも、またしてもひょいぱくと食べ終えた私達は席を立ちホテルの売店へ。荷造り前にお買い物を済ませましょう、そうしましょ。
ホテル滞在中に何度も感じたことですが、売店やハウスキーピングの従業員の挨拶がとても元気で爽やか。これは日比谷帝国ホテルにも言えることですが、たかが(失礼)掃除のオバチャンでも姿勢と滑舌が良く、会う人すべてが上品な印象。
売店でお土産の買い残しがないかチェックしていたら、フルーツガレット(焼き菓子)のバラ売りがあるのを発見。食後のおやつにゲットだぜ。と、かように心残りのないようホテル内をうろついてからゆっくり荷造り。用意が出来次第チェックアウトですよ。

ロビー階のエレベーター前にお天気その他インフォメーションの掲示板がある。最後になった今頃見てたら耳寄り情報発見。上高地宿泊者限定のお得な「おさんぽ乗車券」なるバスチケットがあるらしい。このチケットは各ホテルロビーで入手可能で、アルピコシャトルバスの始発から朝の10時まで上高地バスターミナル〜大正池の区間が一律200円になるもの。通常は上高地バスターミナル〜大正池で片道410円、帝国ホテル〜大正池で300円みたいです。すまぬ、自分で撮った写真がボケててよく読めないや。

チェックアウト前に共用ベランダの写真も撮っておきましょうかね。ゲストルームフロア一階(実質二階)にあります。グリンデルワルトの有名なマントルピースを囲む回廊を通って外に出るとそこが広々したベランダ。う〜む、晴れた日にのんびり腰掛けたい。
回廊を渡る時、マントルピースがよく見える
オマケと言っちゃなんだが、誰も居ないのを良いことにエレベーター内もパチリ。
出立の朝は雨だったのでこんな感じ
意匠をこらしたエレベーター内
フランクロイドライト風味で素敵
名残は惜しいが時間が迫る。荷造りを終えたのが10時過ぎ。ロビーが混む前に早々とチェックアウトを終えてグリンデルワルトでお茶を飲んでから帰ります。この刻限、外は土砂降りだったのでタクシーを呼んでもらって沢渡へ。迎車料金は取られなかったはずなので定額料金の4千円ぽっきり。この辺、うろ覚え。11時になるとチェックアウトで混み合うので少し早めに動くの推奨。慌ただしくなったロビーではろくな御礼も言えずにホテルを後にしましたが、楽しかったです、ありがとう。お世話になりました。
次回は回想編としてお土産情報をup する予定でっす。お楽しみに〜

2014年10月30日木曜日

上高地 実行編だいにんぐ

おかみさーん、時間ですよ〜。さて上高地帝国ホテル、メインダイニングでのディナーのお話。こちらは2種のコース料理が用意されているのでチェックイン時にチョイスします。開始時刻も17:30と19:45の二部式で時間指定がされており、そうした点でも古式ゆかしいターブルドート形式(豪華客船のメインダイニングは今もこの様式ですね)。ちなみにアラカルトを主体にした形式のダイニングは元来「グリルルーム」と呼ばれる。メインダイニング(主食堂)とダイニング(食堂)の違いはそこにあり、常にメインダイニングは格上の場所とされてきた。昔はね。今はアラカルトにも力を注ぐメインダイニングが普通に増えたので、食事形態云々よりもホテル内の「最上級食堂」くらいの意味で「メインダイニング」という言葉は使われる(←こうした意味合いも今は廃れてるのかもしれない)。

さあ、昔話はここまでだ。目の前の食事の話をしようじゃないか。と、その前に他のお客さんが居ない間にそそくさと写真をパチリ。厨房入り口を中央壁際に据えて、左右振り分けにテーブルが並ぶメインダイニングルーム。う〜む、うろ覚えながら全部で20卓前後…というところでしょうか。テーブルは広々としているので窮屈感はない。私が通された左房には3×3で9卓が整然と並んでる。
一番奥の席から窓側席をパチリ
昭和8年の創業当時は三階建の部屋数46とのことなので、食堂の大きさが変わっていないのだとしたら納得の広さ(現在はアティック含めて四階建の74部屋)。メインダイニングでの食事が社交の一部であった時代はむしろ相席は普通に行われたかもしれませんが、現代では原則グループ毎に着席。ツアー客で込み合う場合のみ同一ツアー内での相席が発生する模様。

料理は着席の済んだテーブル毎に順次運ばれてくる。私達夫婦は普段からヒョイヒョイ食べてしまう傾向があるので周囲に合わせて「ゆっくり食べようね!」と固く誓った。誓いも空しく結局ひょいぱく食べになりましたが ^^; 。
写真ボケちゃった





紅鱒のアントレから始まってエンドウ豆のポタージュ(ヴルテ)、ポワソンはオマール海老、ヴィアンドにビーフ、ソースフランベのイベントを挟んでデセールがフランボワーズとショコラのムース。どれも本当に美味しかった。フランベは厨房口前で行われるが、左房と右房の両方の人が楽しめるように2基用意されている。
イマドキ古めかしいショータイムと笑う向きもあるようですが、同じ料理、同じ時間、同じ空間をゲストみんなで共有するための演出と考えるなら、これぞターブルドート(Table d'hôte )=ホストのもてなす食卓という本来の趣旨を守っている。「王道のメインダイニングルーム」が保持されていると言えましょう。(その後の時代の変換もあってターブルドート=定食とかコース料理と今は訳されてしまいますけどね。ぷぅぷぅ)

お酒もしっかり頂いて、ひょいぱく食べながらも時間をかけたディナーだったので離席する頃には満腹中枢は激しく活性。前日は鉄板焼きの後にバーに行く余裕があったのに、今日はもうギブアップ。ディナーの後に「もう動けない〜」となった時に部屋に戻ってすぐにゴロリと横になれるシチュエーションってなんて有り難いんでしょう。幸せな余韻にひたりながら爆睡の夜。これではムードも何もあったものではござんせん。お酒はほどほどに、ですね。ぐぅ
お客様の装いは以前書いたとおり、おおむねスマートカジュアル。初日にチラ見した時は客層が年配寄りだったせいか男女ともにジャケット着用率が高くヨソイキ感のあるご夫婦が多かったように思いますが、二日目は良い意味でフレンチに気負いがない雰囲気の客層。もしかするとみなさん、周りの様子を見ながら着るものを調整して出てきてるのかもしれない。無難にするなら女性はワンピース。男性はネクタイは要らないけどブレザーやジャケットを羽織っていればサマになる感じ。そもそもお店の人が蝶ネクタイなんだから、そこに並んだ時に激しい落差がない格好なら大丈夫。かな?

2014年10月24日金曜日

上高地 実行編みょうじん

さて二日目の夜はメインダイニングでのディナーを予定していた。食イベントに重きを置く我が家は用意周到に「その時」にそなえた。まずは腹ごしらえ前の腹ごなし?に明神池に出発だ^^ 。そうです、我々の目的は上高地ではなくて上高地帝国ホテルの食事。上高地の散策は手段にしかすぎない、なんというバチ当たり人生

前述の通り、二日目朝は大正池を散策してその後は11時くらいまで読書室。アルペンローゼの開店を待ってから早めの昼食をとり、それから穂高奥宮をめざすことにした。というわけで散策前にカジュアルレストラン「アルペンローゼ」に突撃。
リブアイステーキとピラフ 3,240えん
ビールに合うガッツリごはん
もはや上高地観光の名所の一つともいえる上高地帝国ホテル。ラウンジで一服したり、こちらのレストランで昼食をとったりと、宿泊はしなくても利用する日帰り観光客は多い。ネット上でも口コミやブログ記事が満載。そんなわけでいまさら私が言うことは何もないのですが一言「おいしゅうございました」。私のチョイスはリブアイステーキ 安曇野うどと茸の和風ピラフと一緒に。今から明神池目指しますからね、そこは肉ですよ肉!添えられたサラダのドレッシングが昨晩の鉄板焼きのサラダ同様とても上品な味。酸味が苦手な私には嬉しかった。店内は思っていたよりも、こじんまりとした感じ。開店直後でお客が半数くらいだったから山小屋風で素朴なかわいらしさがあったけど、混み合うとやや窮屈に感じるかも。そこも含めて山小屋風。
口コミに踊る「うまい不味い」という話は好みの問題だから意見が分かれるのは当然のこととして、ここに共通する話題は「値段の高さ」。でもこうしてメニューをよく見れば日比谷帝国ホテルの昼食とほとんど同じ値段ですね…。缶ジュースだって下界のものが山に登れば高騰するのが世の常。それを考えると下界の日比谷と同レベルに料金設定をしている上高地帝国ホテルって、むしろ良心的なのか?上高地観光のついでに帝国ホテルを体験できます、という企画の一つと考えればこういうのもアリかなと思う。値段まで追体験しとうないわい、と言う人がいてもそれを否定はできませんが ね ^^;
明神館でソフトクリーム
ヨーグルトブルーベリー味

さて腹ごしらえ完了。いざ明神、穂高奥宮へ。
河童橋〜明神池の往復は右岸と左岸の好きな方を各自が選んで歩くのがセオリーですが、私は起伏に富んでちょっとシンドイ右岸(岳沢湿原側)を元気ハツラツな往路で制覇し、帰路はなだらかな降り道の左岸(小梨平側)をとるルートを推奨。往きの右岸ですれ違った明神帰りの山ガール達は息も絶え絶えで、皆うんざり顔なのが印象に残った。疲れた体で登り降りは本当にシンドそうだったので「帰路が右岸」は鬼門。
河童橋のビジターセンターをのんびり覗いてから帝国ホテルに戻ると時刻は午後4時頃といった感じ。お昼ご飯から見積もれば観光の所要時間は5時間ほど。ムリのない計画でお出かけください。
岳沢登山口へ向かう山装備のグループ
気をつけていってらっしゃい
 ホテルに帰還したらラウンジ「グリンデルワルト」へ直行して一杯ひっかける。ホテルチェックイン時に飲み物券を頂いたのですが、ソフトドリンクの他にビールも選べるのが嬉しいね。心地よい疲労感に冷たいビールがなんとも美味しい〜。
一心地ついてホテルの中を見渡せば…前日の宿泊客は年齢層がかなり高めだったのに対して、本日の客層は一気に若年層に寄り切って子供(大学生っぽいのも含む)を連れた家族連れがチラホラ。気がつけば私達夫婦の両脇はどちらも赤ちゃん連れの夫婦が布陣してるではないか。赤ちゃん連れて山岳リゾートなんて、経済的にも精神的にも余裕があるパパママで羨ましいわ〜とお世辞抜きに暖かい気持ちで眺めてた。赤ちゃんを連れて遊びに出かけるのって相当シンドイことと実感してるから。だがしかしメインダイニングに赤ちゃん連れでフルコースディナーを食べに来た夫婦を見るに至って、それはちょっと…ホテルには他のレストランも用意されてるのに敢えてフルコースチョイスって体力面でも精神面でもタフすぎやしないか?幸いにも大人しい赤ちゃんだったので周囲のお客もパパママも、誰も困る事態に陥らなかったのは店にとっても僥倖(ぎょうこう)でしたが、こうしたことは本当に巡り合わせの運頼み。

メインダイニング、ディナー、フルコース、どれも赤ちゃんと相容れない要素…じゃないのか?今は?もしかして?この辺りのビミョ〜にしてデリケートな話題は避けるべきかとも思ったのですが、袖すり合うも何かの縁なので恐る恐ると書いてみます。ただし言葉を選んでまた別のいずれの日にか ^^; 
アメリカ都市部の話ですが近年、子供向けじゃない場所に子連れで来る層が急増し各種トラブルが生じているそうで「子供のレストラン入店を禁ず」なんて取り決めを州ぐるみで始めた所もあるとか(←テキサスだな〜 ^^; )。「行き過ぎた措置は行き過ぎた行為の代償」というのが一部識者の見解ではありますが、はてさて中庸とはかくも難しき課題か…。どちらサイドでも、何事もやり過ぎはイヤね

2014年10月16日木曜日

上高地 実行編ほてる

窓辺の読書
ぐりとぐらってこんなにあるのね
上高地帝国ホテルの謎を解明するぞ第三弾、読書室ってどんなですか?の巻。あずさ庵前の廊下を左に折れた突き当たり、宿泊者専用施設の読書室があります。バックヤードに面したこの部屋の窓辺からは、左手にロビーラウンジ「グリンデルワルト」のテラスがちらりと見える。

朝の大正池散策と朝食を終え、ハウスキーピングが入るこのひと時に読書室を利用するのはナイスな思いつきだった。窓辺の席に陣取って読書を楽しんでいると、考えるのは皆同じようで次々に利用客が読書室に入って来た。最後は満員御礼状態。寄贈本で占められた蔵書は古いものが多く、書棚もレトロでちょっと懐かしい木の薫りがする。古びた母校と同じ雰囲気に包まれて気持ちは十代の頃に立ち返る。ちなみに私が選んだ本は「穂高神社とその伝統文化」。中学の頃と好みが一貫して変わり無し。安曇一族が何故、山中で海神を祀ったかに興味があったのですが、上高地つながりの風土記的なものがこの読書室にはあるに違いないと狙いすまして来たのが予想的中。これはとても興味深い内容でしたが、そのお話はまた別の機会に。

窓からの風景
椅子の上に立って撮りました^^;
さてついでと言ってはなんですが他の謎も解明しておきましょう。議題は部屋からの眺望ってどんなですか?三階アティックルームからの眺めをup する人がブログ上あまり見当たらないので、これは私の使命と思いトライしてまいりました。そもそも何故この部屋の眺望があまり取りざたされないかといえば窓が高い位置にあるからなんでしょうね。私の伸長は160cmほどですが窓辺に立つと窓枠の下辺がちょうど目の高さ。窓の外を見たければ幼稚園児が電車のシートに身を寄せて伸び上がるみたいな姿勢で覗き込まねばならない。
身を乗り出せば煙突と風速計が見える
が、この体勢はオススメしない
窓辺に立ってみるとこんな感じ
この日、霧が稜線を走って幻想的
ベッドに腰掛けて見る風景
そんなわけで写真は椅子の上にのっかってお子ちゃまみたいに撮影しました。しまいにゃ窓への映り込みを避けるために窓下の梁部分(ヒーターの上に桟が通してある)に膝をついて窓外に上半身を乗り出して撮ったけど、良い子は絶対にマネしないでください^^; かなりみっともない有様です。
部屋が梓川サイドだった今回は窓外の正面は焼岳から西穂高に連なる稜線部が見える配置。山のことは不案内ではありますが、割谷山と槍見台というのでしょうか、その辺りの風景と思われます。ベッドサイドに腰掛けて窓を見上げれば、その稜線が見える塩梅(あんばい)。窓辺に椅子を置いて立ち上がり、真左を見れば焼岳が真右を見れば穂高が見える。落ち着いた状態で景色を楽しむなら、やはり一階共有ベランダに行きましょう^^; 。共有ベランダには年代物のゴツい双眼鏡が置いてあって、それに触るだけでも価値あり。

2014年10月9日木曜日

上高地 実行編あるくたべる

9月初旬、朝7時前の大正池
朝もやがわずかに残り、水面がさざ波立つ前の刹那な刻限
二日目の朝が来た。曇天の朝だ。「大正池は朝もやの風景が美しい」と聞いていたけど天気予報の感じでは一日モヤってそう。夜に降りたもやが朝日に照らされて散開する様は想像するだに美しいけど、肝心の朝日が射さなくては霧も晴れようがない。また、朝日が昇り切った後には湖面にさざなみが立つので鏡面になった大正池に写る焼岳を拝むなら、やはり早朝の到着を目指したい。な〜んて聞いてたけどこれだって焼岳に陽が当たらねば実現はムズカシイ景観。まことこの世は一期一会の世界であることよな。
さて上高地に出かける前から↑こんだけ耳年増(^^;)になっていたので、二日目の朝は無理に早起きはしないで起き抜けの天候を見てから出立、と決めていた。前日の夜にホテルが枕元に置いてくれる「明日のお天気票」によれば日の出は5時半頃。そんなわけでその刻限に起床して窓の外を見てみる。予想どおりの曇天。だけど一階の共用ベランダに偵察に出てみると焼岳方面に所々青空が出現する。これはもしかしたらチャンスかな?と思って急遽出立。結果的にこの判断は正しかった。
湖面を乱して水鳥がゆく
この日、天気は一日中曇りで朝のうちだけ晴れ間が射すといった具合。三日目の翌朝ときたら雨がしとしとで時折ざん降りという有様。山のお天気は運次第。晴れてるのに越したことはないけど「雨なら雨の楽しみ方をしよう」と気持ちにゆとりを持つしかないですね。その点、上高地帝国ホテルには読書室があったので雨天ならそこでのんびり本を読むつもりでいた。読書室についてはまた後日。
さてさて大正池ですよ。片道30分の旅。川べりの道を梓川の水の清さに目を奪われながら歩く。写真は例によってほぼ割愛^^ 。帰路は林間コースをとる。どっちがオススメ?と問われれば実際どちらも良かったです。林間部は水が染み出ているような場所や草露が触れるような所もあるのでやはり足元はしっかり覆われた状態で出かけたい。前日には子熊の目撃情報もあったようですが、サルにもクマにも遭遇せず。モモンガ的な小動物が小路を素早く横切ったくらい。往路は人影もまばらでしたが大正池には団体さんを含めてすでに20人くらいの観光客。7時近くなると下界からバスで到着した人が増え出して復路はすれ違う人も増加。やはり上高地の朝は早い。田代湿原と田代池も堪能してからホテルに戻ったのは8時前かな。野良着からホテル着に替えたらメインダイニングで朝食を。軽い運動の後の上げ膳据え膳って優雅な気分で本当に素晴らしい。

後味がサックリして美味しかった
丁寧に仕上げた新鮮果物

前日のディナーを鉄板焼きにするため、初日のホテルは素泊まりプランを採用。というわけで朝食は何を摂っても自由だ〜。喜び勇んでパンケーキをチョイス。アラカルトにはハム、ベーコン、ウィンナーの文字も踊ってる。パンケーキは私にとっては卵料理の範疇、なのでここにウィンナーを添えてもらう。旦那は私のこのオーダーに戸惑いを見せたが、これは日系アメリカ人だった祖父宅で出る朝食の定番。すなわち私にとってのアメリカンブレックファストは元来がこの形。だいたいアメリカの国際会議の朝食だってパンケーキにカリカリベーコンが付け合わせで出るじゃないか(しかもベーコンにメープルシロップが容赦なくかけられる仕様^^;)忘れたのか?旦那。私の力説に納得し、彼も同じものをオーダー。するとウィンナー自体は一皿に4本つくとのことで「2本ずつにお分けいたしましょうか?」と給仕さんが聞いてくれた。こういう所が至れり尽くせりでなんとも有り難い。
余談ですが、帰宅後に「日本のパンケーキの歴史」について書かれたコラムを偶然読んだ。そこには外国人客が多い日比谷帝国ホテルが朝食用に供したハムやベーコンを添えたパンケーキ。これを甘いおやつとしてメニューに載せたのが1953年云々という記述が。ほらね、じっちゃんの名にかけてこのスタイルは正当な洋式朝食なのだよ。えっへん。
さてパンケーキは レセゾンで食べたもの より後味がサックリした印象が強くて私好み。ホイップドバターは文句なく美味しいし、三種類あるシロップも少しずつ試した。ウィンナーはそのスパイシーさが箸休めとしてナイスコンビネーション!というか、ウィンナー美味しいわ〜。お酒が欲しくなる^^
パンケーキ&ウィンナーだけで空腹は満たされたけど、なんとなくフルーツ添えヨーグルトもオーダー。ここに散らした果物群がどれも瑞々しくて美味しい。テーブルに添えられてたジャムもヨーグルトにまぜて楽しむ。あ〜、優雅な一日の始まりを予感して希望の朝だ。この後は何をするのも、しないのも自由。2連泊ならではのこのゆとり。大奮発して2泊予約して正解でした。来週からまたがっつり働こう^^
パンケーキとヨーグルトの値段は失念。珈琲や紅茶が付く分アメリカンブレックファストが若干お得なだけで、金額にあまり違いはないのではないかな?ウィンナーは950円とかそんなだったはず。シンプル系のパンケーキ好きには絶対おすすめ。