9月初旬、朝7時前の大正池 朝もやがわずかに残り、水面がさざ波立つ前の刹那な刻限 |
さて上高地に出かける前から↑こんだけ耳年増(^^;)になっていたので、二日目の朝は無理に早起きはしないで起き抜けの天候を見てから出立、と決めていた。前日の夜にホテルが枕元に置いてくれる「明日のお天気票」によれば日の出は5時半頃。そんなわけでその刻限に起床して窓の外を見てみる。予想どおりの曇天。だけど一階の共用ベランダに偵察に出てみると焼岳方面に所々青空が出現する。これはもしかしたらチャンスかな?と思って急遽出立。結果的にこの判断は正しかった。
湖面を乱して水鳥がゆく |
さてさて大正池ですよ。片道30分の旅。川べりの道を梓川の水の清さに目を奪われながら歩く。写真は例によってほぼ割愛^^ 。帰路は林間コースをとる。どっちがオススメ?と問われれば実際どちらも良かったです。林間部は水が染み出ているような場所や草露が触れるような所もあるのでやはり足元はしっかり覆われた状態で出かけたい。前日には子熊の目撃情報もあったようですが、サルにもクマにも遭遇せず。モモンガ的な小動物が小路を素早く横切ったくらい。往路は人影もまばらでしたが大正池には団体さんを含めてすでに20人くらいの観光客。7時近くなると下界からバスで到着した人が増え出して復路はすれ違う人も増加。やはり上高地の朝は早い。田代湿原と田代池も堪能してからホテルに戻ったのは8時前かな。野良着からホテル着に替えたらメインダイニングで朝食を。軽い運動の後の上げ膳据え膳って優雅な気分で本当に素晴らしい。
後味がサックリして美味しかった |
丁寧に仕上げた新鮮果物 |
前日のディナーを鉄板焼きにするため、初日のホテルは素泊まりプランを採用。というわけで朝食は何を摂っても自由だ〜。喜び勇んでパンケーキをチョイス。アラカルトにはハム、ベーコン、ウィンナーの文字も踊ってる。パンケーキは私にとっては卵料理の範疇、なのでここにウィンナーを添えてもらう。旦那は私のこのオーダーに戸惑いを見せたが、これは日系アメリカ人だった祖父宅で出る朝食の定番。すなわち私にとってのアメリカンブレックファストは元来がこの形。だいたいアメリカの国際会議の朝食だってパンケーキにカリカリベーコンが付け合わせで出るじゃないか(しかもベーコンにメープルシロップが容赦なくかけられる仕様^^;)忘れたのか?旦那。私の力説に納得し、彼も同じものをオーダー。するとウィンナー自体は一皿に4本つくとのことで「2本ずつにお分けいたしましょうか?」と給仕さんが聞いてくれた。こういう所が至れり尽くせりでなんとも有り難い。
余談ですが、帰宅後に「日本のパンケーキの歴史」について書かれたコラムを偶然読んだ。そこには外国人客が多い日比谷帝国ホテルが朝食用に供したハムやベーコンを添えたパンケーキ。これを甘いおやつとしてメニューに載せたのが1953年云々という記述が。ほらね、じっちゃんの名にかけてこのスタイルは正当な洋式朝食なのだよ。えっへん。
さてパンケーキは レセゾンで食べたもの より後味がサックリした印象が強くて私好み。ホイップドバターは文句なく美味しいし、三種類あるシロップも少しずつ試した。ウィンナーはそのスパイシーさが箸休めとしてナイスコンビネーション!というか、ウィンナー美味しいわ〜。お酒が欲しくなる^^
パンケーキ&ウィンナーだけで空腹は満たされたけど、なんとなくフルーツ添えヨーグルトもオーダー。ここに散らした果物群がどれも瑞々しくて美味しい。テーブルに添えられてたジャムもヨーグルトにまぜて楽しむ。あ〜、優雅な一日の始まりを予感して希望の朝だ。この後は何をするのも、しないのも自由。2連泊ならではのこのゆとり。大奮発して2泊予約して正解でした。来週からまたがっつり働こう^^
パンケーキとヨーグルトの値段は失念。珈琲や紅茶が付く分アメリカンブレックファストが若干お得なだけで、金額にあまり違いはないのではないかな?ウィンナーは950円とかそんなだったはず。シンプル系のパンケーキ好きには絶対おすすめ。
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