くれない梅酒

振り回すには余白が必要

梅のおすそ分け、のおすそ分けを頂いたので初めて梅酒作りに挑戦しましたよ。ということで久々にお料理備忘録。よほど大きな梅の木の持ち主なのか、収穫は毎年のことなので梅酒壷も梅干し壷も年代物が自宅床下にひしめいており、「助けてちょーだい」ということでおすそ分けが始まったらしい。ところがこのおすそ分けが毎年のことなので、もらってる方の貯蔵庫も梅で埋め尽くされる事態に…。かくしておすそ分けのおすそ分けで今年は私のところに梅が巡って来た。親切丁寧なことに５Lの貯蔵瓶もわけてもらった。

梅干しを食べる習慣が無いのでここはやはり梅酒だな、と思うもののちょっと量が多い。なので半分に分けて前半戦は10日で出来る梅シロップに仕立てて、後半戦で梅酒に着手することにした。

まずはよく洗って傷モノは除け、爪楊枝でヘタ取りほじほじ。
梅シロップ用に１kgを半日水に浸けてアク抜き。
さらにジップロックに入れて冷凍。これで細胞壁を痛めつける。
綺麗に洗って熱湯殺菌した瓶に水気を拭き取った梅500gを入れて氷砂糖250gをまんべんなくふりかけ。
残りの梅500gを入れて上からさらに氷佐藤250gをふりかけ。
フタをして冷暗所に保存。朝と夕にガシャガシャと振り回す。

全量は3カップくらいかしらね？

氷砂糖が完全に融解するのに一週間。なので8日目にして完了にした。
目の粗いザルで梅の実を濾してシロップを鍋に投入。
沸騰させないよう加熱して丁寧にていねいにアクをすくい取る。
熱湯殺菌した瓶に詰めて冷蔵保存。完成です！

シロップは水やソーダで割って頂く。う〜ん、爽やか。
さて次は梅酒…と思ったらこの時点で残しておいた梅はほとんど痛んで終わってしまいましたとさ。どっとはらい。
むぅ、おすそ分けの人、見事な人選でしたな。あっという間に大量の梅がはけましたぞ。不本意な形でな…。
梅酒は作れなかったけど、梅シロップをジンで割ってロックで飲んだらおいしゅうございました。自然の恵みにありがとう。そしてダメにしてしまった梅よ、ごめんなさい。梅の妖精にたたられそうだ。
ちなみに梅酒レシピの備忘録。
梅１kg、氷砂糖600g、ホワイトリカー1.8L
来年、チャンスがあったらお会いしましょう。そうしましょう。