いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2016年8月13日土曜日

おもいでの上高地

木がはぜる音を聞きながら
床をはじめ手入れを怠らないからこそ
続く伝統のマントルピース
リベンジその5 おもいでのマントルピースを買うぞ!前回、職場のバラマキ土産に「おもいでのマントルピース」なるお菓子を買っていこうと思ったのに売り切れで入手できなかったのです。上高地帝国ホテルの名物、マントルピースを模したこのサブレ菓子、今回めでたく自宅用土産として購入。プレーンとココア生地の二種類が入ってます。バターの風味で大変おいしゅうございました。…はっ!写真がない。またしてもお土産は撮影前にペロリとたいらげてしまった。

リベンジその6 暖炉に火が入る頃を狙え!これはリベンジという程の強い思念があったわけではないのですが、はからずもマントルピースに火を入れる時期にあたった模様(六月初旬)。通例だと夕刻になると担当者がささっと来て火を焚くだけだったようですが、今年からは宿泊客に告知して鑑賞タイムを設けるようになったそうです。
読書室で時間を潰してから早めにグリンデルワルトに向かうとすでにマントルピースを囲む形に椅子が配されていた。腰を落ち着けると飲み物を奨められたのでチェックイン時に頂いた飲み物券でホットワインをいただきます。オレンジの香りが高い美味しいワインでした。夜間はマントルピース回りは宿泊客に開放されているので、不要な人はムリにオーダーはしなくても良いようですよ。火を囲んで心ゆくまでくつろぎましょう。
暖炉に頭をつっこんで
奮闘中の新人くん
時間が近づくと若手の従業員さんがせっせと薪の支度を始め、その様子を眺めながらしばし歓談。やがて新人だという彼の自己紹介から始まって薪に火が入れられます。自分も経験がありますが薪に火を灯すのは意外と難儀な作業。簡単には灯きません。新人くんは悪戦苦闘しながらもマントルピースや薪についての説明、火を熾(おこ)す苦労話などで繋ぎつつ何とか無事に点火。観客も炎が立ち上ると拍手を送って彼の健闘をたたえます。なるほど、これはちょっとしたイベント感。その後はそれぞれが思い思いに過ごすひととき。なかなか素敵な時間でした。

就寝前に見に行くと
暖炉もまどろんでいる様子
火が揺らめいているのを見ていると、人の心は不思議と落ち着くもの。加えて薪からは燻した良い香りが立ち上って何とも言えない風情を宿に添える。位置的に見てもマントルピースから上った煙はそのまま細い管を通って三角屋根のてっぺんにそびえる煙突から天空に抜けているはず。その管の通り道に今回私達が宿泊した部屋がある。果たせるかな、食事を終えて部屋に入るとほのかな燻煙の香りが部屋に充ちていた。匂いの思い出というのは近代的なホテルでは決して味わえない懐(ゆか)しい体験。燻煙が苦手という方には向かないでしょうが、木の香りに包まれた山の中の眠りは得難いものでありました。例によって羽布団は暑かったので足元にだけ掛けて寝ましたが^^
明日は何して過ごそうか。あれをやっておかなければ、という課題から解放されてゆっくり過ごすリゾート地の休日。物見遊山とは違う寛ぎがリピート旅行にはありますね。

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