いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2015年10月24日土曜日

アスカ 出港編

出港合図のドラが鳴る
やってきました横浜大桟橋。乗船口はフロア毎に受付窓口が用意されていて乗船券と問診票(体調が悪くないか&至近の渡航履歴)を提出すると乗船カードを渡されます。受付カウンターで荷物を預けると後から部屋に運び込んでくれる、と聞いていたけれどキャリーケースを持ったまま乗船口付近に近づいたら付き人がついて荷物と一緒に部屋まで誘導してくれましたよ。周辺は手ぶらのお客さんが大半でしたが中には自力で運んでいる人もおり、なんだかよくわからないのですがフロア9以上(バルコニー部屋およびスイート)のゲストの特典だったかもしれません。何にしても荷物と一緒にお部屋入り。
荷物といえば、日程表と一緒にクロネコの宅配サービスの伝票が送付されるのでコレを利用して手ぶらで乗船下船をする人も多いようです。私は旅行の数日前にパッキングして発送するのを煩わしく思う性格&荷物と一緒にオウチに帰りたい派なので宅配は利用しませんでしたが身軽に動きたい人にはこれもオススメ。荷物が先に着いてるのは港までの移動距離がある人にとっては便利なシステムですね。

部屋についたら荷物を鞄から出してクローゼットへ。収納スペースがふんだんに用意されていたので居室の使い心地は良かったです。ひと心地ついたところで初乗船者のための説明会を覗きに指定の会場へ。ここでは主に、船内で迷子にならないコツを伝授していました。これが終わるといよいよ出港セレモニー。7階のデッキで飲み物と紙テープが配られ横浜見物を楽しんでる人達のお見送りを受けながら旅立ちます。
と、思ったら説明会場を出た途端に迷子になって7階デッキに辿りつけない人達がチラホラ。船内では何階にいるかを意識していないと自分が上下どちらを目指せばいいのか、はたまた前方後方がどちらなのか、しばしば迷うことになる。乗客はお年寄り率が高いので、旅の最後までエレベーターを降りたところでアタフタして「あーじゃない、こーじゃない」と言い合いをする老夫婦の風景によく遭遇した^^; 

大桟橋側のデッキにとりついて眺むれば、桟橋には多数のお見送りの人々。大半は横浜遊びに興じている観光客。華やかな出港風景を楽しもうとする人々が陽気に手を振ってくれている。デッキで振る舞われるスパークリングワインを飲み、なかなか対岸には届かない紙テープを躍起に投げ込むうちに気分が高揚してくる。紙テープはクルーがバスケットにいれてデッキを歩き回り、希望者にいくつでもくれるのでたくさんもらってトライしてみてください。テープ投げには結構な遠投力とコントロールが要求される。
夕刻のレインボーブリッジをくぐる
出港にはそれなりに時間がかかるのですが、待つうちに桟橋と船の間には色とりどりの無数の紙テープが風にはためきだしてなかなか綺麗。やがてドラが打ち鳴らされて汽笛が響きわたると皆が一斉に手を振ってお別れの挨拶。
船は思った以上に早い船足で湾の外へ向かうのだが、この時一艘のプレジャーボートが全速力で飛鳥IIを追いかけてきた。ボートの上では若い人達が手をふって「行ってらっしゃーーーい」と呼ばわる声。こちらも負けじと「ありがとーーー」と挨拶。
レインボーブリッジをくぐる頃にはプレジャーボートも船足をとめて最後の別れ。「良い旅をーーーー」と心地良い声が遠ざかってゆく。大声で手を振り、童心にかえったひと時が終わった。なんという華やかな出港風景。これだけでも飛鳥に乗った甲斐があった。
旅はまだ始まったばかり。

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