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左が汽水域、中央から右手に広がるのが海水域
海と川のはざかいの浜 |
カーメルビーチは南北に長い白砂の浜。大抵の人は目抜き通りのオーシャンアベニューをとっかかりに浜に降り立つ。あるいはシーニックロードをだらだらと南下して適当な着地点を探す。
このシーニックロードをしつこく南下し続けると、ほどなく住宅地の海岸線を走ることになる。道幅が狭くて、カリフォルニア的には珍しく曲がりくねって恐怖心を煽るこの道(もちろん日本的には日常茶飯道^^)を頑張って進むとそこに
カーメルリバー ステートビーチがある。そうです、カーメルには
シティビーチと
リバービーチという二つのビーチが存在していた!私は初めて知ったから感激〜。
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気水域と山を臨む。水鳥が一斉に飛び立った
あの日いちばん静かな時間 |
こちらリバービーチの特徴は、カーメルリバーから水が流れ海岸手前が湿地帯になっていること。ビーチから見晴らすと汽水域には水鳥が憩い、草原に菜の花が咲き乱れていた。その先、はるか向こうの丘陵地帯は緑に包まれ細くなだらかな小路が続いているのが見える。山の頂きに吹き流された霧がたなびき、耳にはさんざめく波の音。肌に冷たい海風があたって、なのに日の光は強く暖かく、ああ訳もなく「生きているのだな」と感じる。
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兄はもはや生首状態 |
夢のような景色に言葉をなくし、キャンバスを広げた老人の後ろ姿をそれすらも一幅の絵のように眺める。美しいものを嫌いな人がいて?時間の流れを風景から感じとる。今、こうしてPCの前に居てもあの時に流れた時間のことを鮮明に思い出すことができる。時が見えるとは、こういうことなの?ララァ・スンのように水辺に向かって駆け出せば、そこには季節を先取りした日光浴中の親子が…て、
君達、穴掘り過ぎ!そこにはスケキヨになって(穴から下半身だけ突き出た体勢で)一心不乱に穴掘りをする兄弟が居た。アメリカ人って本当に、子どもの頃からなんでもかんでもやり過ぎる性格なのよね^^;
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meadow 近影
汽水域は季節によって表情を変えるらしい |
meadow(湿地)の南側(写真右奥方向)には、これまた風光明媚で有名なポイントロボスがありますが、それはまた別のお話。リバービーチを過ぎるとカーメルの街は終わり。この界隈には観光名所のミッション(伝道所)があります。宣教師ユニペロさんのお墓詣りをした折にはどうぞリバービーチにも足をお運びください。絶対おすすめ。絶景かな!
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