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2013年10月20日日曜日

小アルカナの巻〜エースとスート

普通、大アルカナの紹介から入るのが王道でしょうがあえての小アルカナ紹介からです。というのも大アルカナはどんなカードデッキを使用しても大なり小なり意味が共通しています。対して小アルカナは製作者によって独自の捉え方があったりして読み解きにくいものもある。特にヌーボーさんの小アルカナは女同士の絡みが多く、ある時は扇情的だったりで、絵柄では読み取り難いケースがままある。そこが好嫌の分かれるところ。
そこで私は付属冊子の訳とともに、4種のスートの数を並べて絵柄の比較をしながら読み解く方法を取り入れました。これはポラックのライダー版解説本を手本にしています。つまりマネッコです^^;

エース
ライダー版(ポラック解釈)によればスートが持つエレメントのエネルギー。



ワンド(杖)
回想の時、創造の始まり、冒険心

カップ(聖杯)
ロマン、感傷的な充足感、幸福、積極的な変化

ソード(剣)
達成された勝利にちらつく苦悩の影、あるいは頂点に至った後も成功に必須の苦難を忘れない

ペンタクル(金貨)
商業的成功、順調、知恵による資質の拡充



さて冊子の訳は上記のとおり。ここでスートを並べて見比べてみましょう。あなたは何を感じますか?私はこの4枚から時間の経過を見ました。すなわち、杖では入り日が描かれ浄化の夜が始まることを示しています。それは一日を振り返る時間でもあり、明日に希望や期待を抱く時でもある。聖杯では月光が世界を照らし静かで満ち足りた空気が充ちている。やがて剣では一番闇が濃くなる刻を迎えて世界は夜明け前の刹那に深閑となる。そして金貨の日の出とともに鳥がさえずり輝かしい一日が始まる。
受け止めたこうしたイメージから「今はこうした時期である」とか、「こうした気持ちの変化が現れる」とか、読み解いていくわけです。

ついでに「エレメント」とは何を表すかについて説明しよう。
スートというのは上記の杖、聖杯、剣、金貨の4つのマークのことを指します。トランプで言うところのクラブ、ハート、スペード、ダイヤですね。それぞれには象徴するエレメント(元素、要素)と事象が結びついています。
ポジティブ要素
杖〜火のエレメント 男性、行動、競走、冒険、楽観
聖杯〜水のエレメント 女性、感情、人間関係、想像力
ネガティブ要素
剣〜風のエレメント 知性、葛藤、悲しみ、勇猛
金貨〜土のエレメント 肉体、仕事、資産、安全

また相対的にですが
杖と聖杯にはポジティブな要素が、剣と金貨にはネガティブな要素が含まれていて、
流れる性質をもった聖杯(水)と剣(風)には内面的な要素、土地に根ざす(物質を生み出す?)杖(火)と金貨(土)には対外的な要素が含まれると理解します。
各カード解釈の他にこれらの関係性をヒントに意味を組み合わせたり、時にこじつけたり^^; してリーディングを行います。タロットにひらめきが必要というのは、つまりこうした要素の多様な組み合わせから物語をつむぐ必要があるからです。

例えば現状を表す場所にソードのエースが出た場合は、単純に「苦しんでいる」と受け取る場合もある。しかし他カードの並びが楽観的なら「アナタは考え過ぎてる」とも取れる。周囲が警告のカードだらけならば「もっと知性を働かせ、見落としがないか気をつけて」ともなる。
全てはカードの巡り合わせ次第。それは人生の巡り合わせと同じ。なんちゃって。

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