障害や相克が強いる自省や思案、労力、厄介事、努力を要する
カップ(聖杯)
破滅的行動や間違った方向へと導く過剰な恐れ
ソード(剣)
希望を砕き堕落をもたらす程に甚大な敗北
ペンタクル(金貨)
特にお金の心配事
何かに心を捉われている面々です。拘泥(こうでい)、あるいは心配から他のことに目が行かない。
杖はその中で唯一、遠くに視線を投げかけ困難の中で思案し立ち上がろうとしている。聖杯は壊れた壷を前に戦慄し身動きできなくなっている。(ライダー版では3つの杯が倒れ、2つの杯が残っていることで全て失われたわけではない事が示されるのですが…。)剣は落胆した人物が、金貨はこれまた悲嘆にくれた人物がそれぞれ思いあぐねてその場に留まっている様子が見られる。
6 ライダー的には優位性、寛大さ
杖はその中で唯一、遠くに視線を投げかけ困難の中で思案し立ち上がろうとしている。聖杯は壊れた壷を前に戦慄し身動きできなくなっている。(ライダー版では3つの杯が倒れ、2つの杯が残っていることで全て失われたわけではない事が示されるのですが…。)剣は落胆した人物が、金貨はこれまた悲嘆にくれた人物がそれぞれ思いあぐねてその場に留まっている様子が見られる。
6 ライダー的には優位性、寛大さ
ワンド(杖)
いつわりの体裁の陰に潜む大いなる危機、危険で不公正な相手
カップ(聖杯)
双子、簡潔さ、喜ばしい土産、ささやかな事でもたらされる救済
ソード(剣)
遠征、探検、旅、移動、休暇、奇妙な方便でもある
ペンタクル(金貨)
軽くあきらめた態度、選択を受け入れる、やるべきことをする
何かが隠れている暗示。杖は冊子の通り、笑顔(良い事)の裏に隠された卑怯な裏切りやアクシデント。聖杯はちょっとした事に隠れている幸せ。剣は仕切り直し(?)や視点を変えた先で得られる新境地のようなもの。金貨はちと意訳が強いですが、人の内心はわからないとでも言いましょうか、恭順には諦めも含まれるという戒め、あるいは(本心は表に出さず)やるべき事のみ集中してやれという助言か。
7 ライダー的には行動
ワンド(杖)
勤労の後の素晴らしい結実、成功、やり遂げた後の良い結果
カップ(聖杯)
己の姿にうっとりする女、過度の空想、うぬぼれ、ありそうにない計画
ソード(剣)
問題の解決を待つ事が希望や信仰となる、あるいは白昼夢
ペンタクル(金貨)
軽蔑の視線、傲慢、無節操
むしろ行動の一歩手前。あるいは行動(結果)に反映される人の内面を表していると感じます。杖では精勤の人に成功がもたらされ、聖杯のように夢想ばかりの人は何事も成し得ない。剣のように忍耐強く信じて待つことは希望や信念に繋がる一方で、時にそれは無意味なものと成りうる。金貨は軽蔑という内面が傲慢さや無節操な態度を生み出す、と言えましょう。この一群を見て思い出したのがマザーテレサの有名な言葉。
思考にきをつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉にきをつけなさい、それはいつか行動になるから
行動にきをつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣にきをつけなさい、それはいつか性格になるから
性格にきをつけなさい、それはいつか運命になるから
運命はいつだって、小さなことの積み重ねが回す車輪のように巡り巡る。な〜んてな
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