いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2014年10月16日木曜日

上高地 実行編ほてる

窓辺の読書
ぐりとぐらってこんなにあるのね
上高地帝国ホテルの謎を解明するぞ第三弾、読書室ってどんなですか?の巻。あずさ庵前の廊下を左に折れた突き当たり、宿泊者専用施設の読書室があります。バックヤードに面したこの部屋の窓辺からは、左手にロビーラウンジ「グリンデルワルト」のテラスがちらりと見える。

朝の大正池散策と朝食を終え、ハウスキーピングが入るこのひと時に読書室を利用するのはナイスな思いつきだった。窓辺の席に陣取って読書を楽しんでいると、考えるのは皆同じようで次々に利用客が読書室に入って来た。最後は満員御礼状態。寄贈本で占められた蔵書は古いものが多く、書棚もレトロでちょっと懐かしい木の薫りがする。古びた母校と同じ雰囲気に包まれて気持ちは十代の頃に立ち返る。ちなみに私が選んだ本は「穂高神社とその伝統文化」。中学の頃と好みが一貫して変わり無し。安曇一族が何故、山中で海神を祀ったかに興味があったのですが、上高地つながりの風土記的なものがこの読書室にはあるに違いないと狙いすまして来たのが予想的中。これはとても興味深い内容でしたが、そのお話はまた別の機会に。

窓からの風景
椅子の上に立って撮りました^^;
さてついでと言ってはなんですが他の謎も解明しておきましょう。議題は部屋からの眺望ってどんなですか?三階アティックルームからの眺めをup する人がブログ上あまり見当たらないので、これは私の使命と思いトライしてまいりました。そもそも何故この部屋の眺望があまり取りざたされないかといえば窓が高い位置にあるからなんでしょうね。私の伸長は160cmほどですが窓辺に立つと窓枠の下辺がちょうど目の高さ。窓の外を見たければ幼稚園児が電車のシートに身を寄せて伸び上がるみたいな姿勢で覗き込まねばならない。
身を乗り出せば煙突と風速計が見える
が、この体勢はオススメしない
窓辺に立ってみるとこんな感じ
この日、霧が稜線を走って幻想的
ベッドに腰掛けて見る風景
そんなわけで写真は椅子の上にのっかってお子ちゃまみたいに撮影しました。しまいにゃ窓への映り込みを避けるために窓下の梁部分(ヒーターの上に桟が通してある)に膝をついて窓外に上半身を乗り出して撮ったけど、良い子は絶対にマネしないでください^^; かなりみっともない有様です。
部屋が梓川サイドだった今回は窓外の正面は焼岳から西穂高に連なる稜線部が見える配置。山のことは不案内ではありますが、割谷山と槍見台というのでしょうか、その辺りの風景と思われます。ベッドサイドに腰掛けて窓を見上げれば、その稜線が見える塩梅(あんばい)。窓辺に椅子を置いて立ち上がり、真左を見れば焼岳が真右を見れば穂高が見える。落ち着いた状態で景色を楽しむなら、やはり一階共有ベランダに行きましょう^^; 。共有ベランダには年代物のゴツい双眼鏡が置いてあって、それに触るだけでも価値あり。

2014年10月9日木曜日

上高地 実行編あるくたべる

9月初旬、朝7時前の大正池
朝もやがわずかに残り、水面がさざ波立つ前の刹那な刻限
二日目の朝が来た。曇天の朝だ。「大正池は朝もやの風景が美しい」と聞いていたけど天気予報の感じでは一日モヤってそう。夜に降りたもやが朝日に照らされて散開する様は想像するだに美しいけど、肝心の朝日が射さなくては霧も晴れようがない。また、朝日が昇り切った後には湖面にさざなみが立つので鏡面になった大正池に写る焼岳を拝むなら、やはり早朝の到着を目指したい。な〜んて聞いてたけどこれだって焼岳に陽が当たらねば実現はムズカシイ景観。まことこの世は一期一会の世界であることよな。
さて上高地に出かける前から↑こんだけ耳年増(^^;)になっていたので、二日目の朝は無理に早起きはしないで起き抜けの天候を見てから出立、と決めていた。前日の夜にホテルが枕元に置いてくれる「明日のお天気票」によれば日の出は5時半頃。そんなわけでその刻限に起床して窓の外を見てみる。予想どおりの曇天。だけど一階の共用ベランダに偵察に出てみると焼岳方面に所々青空が出現する。これはもしかしたらチャンスかな?と思って急遽出立。結果的にこの判断は正しかった。
湖面を乱して水鳥がゆく
この日、天気は一日中曇りで朝のうちだけ晴れ間が射すといった具合。三日目の翌朝ときたら雨がしとしとで時折ざん降りという有様。山のお天気は運次第。晴れてるのに越したことはないけど「雨なら雨の楽しみ方をしよう」と気持ちにゆとりを持つしかないですね。その点、上高地帝国ホテルには読書室があったので雨天ならそこでのんびり本を読むつもりでいた。読書室についてはまた後日。
さてさて大正池ですよ。片道30分の旅。川べりの道を梓川の水の清さに目を奪われながら歩く。写真は例によってほぼ割愛^^ 。帰路は林間コースをとる。どっちがオススメ?と問われれば実際どちらも良かったです。林間部は水が染み出ているような場所や草露が触れるような所もあるのでやはり足元はしっかり覆われた状態で出かけたい。前日には子熊の目撃情報もあったようですが、サルにもクマにも遭遇せず。モモンガ的な小動物が小路を素早く横切ったくらい。往路は人影もまばらでしたが大正池には団体さんを含めてすでに20人くらいの観光客。7時近くなると下界からバスで到着した人が増え出して復路はすれ違う人も増加。やはり上高地の朝は早い。田代湿原と田代池も堪能してからホテルに戻ったのは8時前かな。野良着からホテル着に替えたらメインダイニングで朝食を。軽い運動の後の上げ膳据え膳って優雅な気分で本当に素晴らしい。

後味がサックリして美味しかった
丁寧に仕上げた新鮮果物

前日のディナーを鉄板焼きにするため、初日のホテルは素泊まりプランを採用。というわけで朝食は何を摂っても自由だ〜。喜び勇んでパンケーキをチョイス。アラカルトにはハム、ベーコン、ウィンナーの文字も踊ってる。パンケーキは私にとっては卵料理の範疇、なのでここにウィンナーを添えてもらう。旦那は私のこのオーダーに戸惑いを見せたが、これは日系アメリカ人だった祖父宅で出る朝食の定番。すなわち私にとってのアメリカンブレックファストは元来がこの形。だいたいアメリカの国際会議の朝食だってパンケーキにカリカリベーコンが付け合わせで出るじゃないか(しかもベーコンにメープルシロップが容赦なくかけられる仕様^^;)忘れたのか?旦那。私の力説に納得し、彼も同じものをオーダー。するとウィンナー自体は一皿に4本つくとのことで「2本ずつにお分けいたしましょうか?」と給仕さんが聞いてくれた。こういう所が至れり尽くせりでなんとも有り難い。
余談ですが、帰宅後に「日本のパンケーキの歴史」について書かれたコラムを偶然読んだ。そこには外国人客が多い日比谷帝国ホテルが朝食用に供したハムやベーコンを添えたパンケーキ。これを甘いおやつとしてメニューに載せたのが1953年云々という記述が。ほらね、じっちゃんの名にかけてこのスタイルは正当な洋式朝食なのだよ。えっへん。
さてパンケーキは レセゾンで食べたもの より後味がサックリした印象が強くて私好み。ホイップドバターは文句なく美味しいし、三種類あるシロップも少しずつ試した。ウィンナーはそのスパイシーさが箸休めとしてナイスコンビネーション!というか、ウィンナー美味しいわ〜。お酒が欲しくなる^^
パンケーキ&ウィンナーだけで空腹は満たされたけど、なんとなくフルーツ添えヨーグルトもオーダー。ここに散らした果物群がどれも瑞々しくて美味しい。テーブルに添えられてたジャムもヨーグルトにまぜて楽しむ。あ〜、優雅な一日の始まりを予感して希望の朝だ。この後は何をするのも、しないのも自由。2連泊ならではのこのゆとり。大奮発して2泊予約して正解でした。来週からまたがっつり働こう^^
パンケーキとヨーグルトの値段は失念。珈琲や紅茶が付く分アメリカンブレックファストが若干お得なだけで、金額にあまり違いはないのではないかな?ウィンナーは950円とかそんなだったはず。シンプル系のパンケーキ好きには絶対おすすめ。

2014年10月1日水曜日

上高地 実行編てっぱん

上高地帝国ホテルの謎を解明するぞ第二弾、あずさ庵の鉄板焼きってどんなですか?の巻。あれ?河童橋散策の話はないの?と思った方。するいどいですね。他の人がじゃんじゃんup してる写真はあえて載せないのれす。私のカメラはしょせんiPhone 。構図も露出もバッチリな他の人の写真にかなわないので、それらは全て凄腕ブロガーさん達にお任せよ^^;

その代わり、あまり見かけないショットを稚拙ながら数点ほど出してお茶を濁しますぞよ。まずは田代橋を渡ってウェストンレリーフに向かう道を右に進まずあえて直進、西穂高登山口へ行ってみよう。登山はしないけどあずまやをくぐって二三歩行進。ここからは人の気配が消えて深閑とした空間が広がる。登山口脇には大山神社があると聞いていたので、まずは社に「お山にお邪魔しますね」と最初のご挨拶。
登山道は一気に足場が悪くなる
神社というより祠ですな…
河童橋からの穂高ショットは誰もが撮りますが、私が気に入ったのは河童橋から右岸道(岳沢湿原)に向かう道をちょいと進んだ所、白樺荘入り口を回り込んだところにある休憩スポットです。混雑していないし、見晴らしも良い。
左手に休憩所が見える。右手に見える建物はビジターセンターかな?
河童橋までの往復一時間+α(土産物屋をひやかし)を終えてホテルに戻ると食事の30分前。川べりはヒンヤリするものの湿気もあって自前の天然パーマはくるんくるん(/ _ ; )。夜用に身だしなみを整えてからいざ、あずさ庵へ。

日比谷帝国ホテルでおなじみの鉄板焼き「嘉門」。あずさ庵の鉄板焼きの調理人はそこから派遣されている。嘉門なら以前、お得なランチコース企画(5、6千円クラス)を利用したことがある。美味しくて楽しくて鉄板焼きのエッセンスは堪能できたけど、若かりし日に奮発デートで体験した「神戸牛みその」のインパクトには及ばなかった。てな話をしたら旦那から「みその(一万五千円)と今回のランチは値段が全然違うってばよ!」と涙目で抗議された。そんなこんなでお試し版なんかじゃ〜ない嘉門の本気を見せてもらおうじゃないか上高地で!と相成りました。
結論から言いましょう。それは夢のようなひと時。大手ツアー2社の団体客が居合わせたその夜、メインダイニングはもちろんのことあずさ庵の和食コーナーも大盛況でした。その賑わいから引き戸で隔てられた鉄板焼き室に通されるとそこはもう別店舗の雰囲気。月並みな言葉で言うなら「VIP感まんさい!」(←はしたない^^;)広々とした空間には8人掛けの特設テーブルが2卓だけ配されて、窓の外にはバス停に伸びる坂道が見える。旅行記風に言うなら「観光客の姿がひけたエントランス周辺は静寂に包まれ、薄暮の坂の風情が旅心を心地よくくすぐった」(←かっこつけ^^)
バブル期に入れたというゴツい厚みの特注鉄板
すずき 
一番インパクトがあった
焼き野菜とお肉
サラダはドレッシングの口当たりが上品
お通し 柿なます
ご飯と赤出汁、香の物

冷やし汁粉
アクセントの霰と胡桃の味わいの調和が素晴らしい
鉄板のお世話をするは熟年の紳士。手際よい調理と上品で楽しい会話。これぞ鉄板焼きの醍醐味。食前酒には美味しい梅酒が付いた。お通しの柿なますを楽しむ間に見事な鱸(スズキ)に丁寧に火が入れられて行く。聞けば日比谷の嘉門は洋食部門が全てを仕切るが、上高地あずさ庵の鉄板焼きは仕入れを吉兆が担当するとか。そのため洋食部には手を回せない老舗の和食にだけ許された上物の魚介類が手に入るんですと。うわ〜ん、夕食の予約を入れる時に「アワビはいかがいたします?」と聞かれたのに丁重にお断りして普通の鉄板焼きコースにしちゃったよ!鮑を食べにまた来なくちゃいけないわっ。
肉厚で形のしっかりしたスズキが焼き上がり、目の前で繊細な盛りつけが始まる。にこごり使用という特性餡を掛けて「さあ、どうぞ」。このとろみ餡の美味しいこと。朝食のお粥についた餡と共に記憶に残る味となった。
お肉は私がヒレ、旦那がサーロインを希望。何も言わないのに鉄板紳士は「せっかくだから半分ずつにお分けしましょうかね」と尋ねてからそれぞれの肉を半分に取り分けてくれた。この心遣いが嬉しいわ〜。特性ガーリックチップの謎やこれまた謎に包まれた寮生活のこと、不躾な質問にも暖かい回答をしてくれたことに感謝しつつご馳走さまでした。
「焼き」が終わると丁寧に鉄板を片付けて紳士は退場。その後は心ゆくまでお肉を味わいデザートへ。あ〜、鉄板焼きって食べた後にやり遂げた感があるわ。本当に楽しい。また食べたい。あ!ウソウソ!!やり遂げていないわ。ガーリックライスを注文するのを忘れてた。これはやっぱりリベンジしなくちゃだわ。
あずさ庵の鉄板焼きは16,200円〜。仕入れの都合があるので事前に予約が好ましい。というか、先日up した ラブラスリーの件 で懲りたので絶対に食べたいものは事前に押さえておくことをおぼえた ^^

2014年9月25日木曜日

上高地 実行編しょにち

さわんどバスターミナルはオフシーズンの平日とあって閑散。山側にシャトルバス乗り場があり、そこにバスが停車中で数人のお客さんが見える。「バスでいいんじゃない?」と思わないでもないが旦那がタクシーでホテルに乗り込みたがっているのでぐっとこらえる。タクシーの手配ブースは第三駐車場の地下通路を上がってすぐ左手にあるのでそこで配車をしてもらう。
結論としてはバスは発車時間まで待たねばならず、また山道のバスはゆっくり走行になるので早く着きたい場合はタクシーがいいのかもしれない。タクシー運転手さんに上高地のことをいろいろ聞きながら釜トンネルへ。このトンネルひとつとっても上高地の歴史物語が刻まれていて、走行中にちょっと感銘を受ける。なんといってもトンネル内がすごい高低差。冬山登山の人はここを歩いて通ると言うから驚きだ。しかしながら冬場は当然積雪があるので、雪がないトンネル内はむしろ登山者にとって歩き易い極楽ルートなんでしょうかね。
ほどなく大正池。その手前に穂高を望む最良の撮影スポットがあるようですが、その日は稜線に雲がかかって景観はイマイチ。なので運転手さんは「ん〜、残念だー」と言いながらその場を通過。なるほどタクシー利用だと運が良ければ撮影ポイント停車というおまけも付くっぽい、と。

さて上高地帝国ホテルへ続く坂道を降りてタクシーは車寄せへ。林の中から赤い屋根と重厚な石垣が見えると気分が自然と高揚する。時刻はチェックインタイム開始の2時をまわった所。実にナイスなタイミング。車を降りた時にはすでにベルマンが私達の鞄を持って玄関に控えていた。この辺の忍者的な流れは日比谷と一緒。そこからあれよとカウンターでチェックイン。さわんどの閑散とした様子が嘘のようにホテル内は人で賑わっている。その喧噪から逃れてエレベーターに乗り込み、ほっと一息。客室部分はグランドフロアとは一線を画してとても静か。落ち着いた内装には少し懐かしさすら感じる。何だろう、この感じは滞在中に何度か味わった。あとから思えばこれはヨセミテのアワニーホテルに共通した部分があったからだと気がついたが、それはまた別のお話。私はスイスの山岳ホテルに泊まったことがないけれど、行った人ならきっとスイスのホテルを想起したかもしれない。古き良きヨーロッパの様式を踏襲して、カリフォルニアや長野にそのエッセンスが飛び火していることが何とも面白い
ホテルバックヤード
右手の小路をゆくと田代橋へ
左手に見える石壁がメインダイニング
こちらヨセミテのアワニーホテル
ちょっとしか見えてませんが^^;
部屋に案内されてまず最初にした事は荷物の中味をクローゼットに格納すること。備え付けパジャマが収納された小さなチェストがあったのでそこに各自の着替えを仕舞い、吊るすものは吊るす。ハンガー類はじゅうぶん量ありました。化粧ポーチの類いは洗面台へ。キャリーバッグを空にしてクローゼットの隅っこに放り込むと、ようやく「私達の部屋」のできあがり!箪笥の一番下にはランドリーバッグが入っていたのでなんとなく手をつけなかったのですが、ターンダウン後にはベッドスプレッドが収納されていたのでここは空けておいて正解っぽい。

エントランス側から
穂高面を通ってバックヤードへ
さてここで時刻は午後3時前。夕食は5時半スタートにしたので河童橋(ホテルから歩いて30分ほどの距離)くらいには行けそう。ホテル周辺の探索も兼ねて出かけてみましょう、そうしましょう。
その前に…私には解明したい謎が一つあった。ホテルエントランスを出て右手に進むと田代橋へ向かう小路があります。ここを通る人は多く、ここからホテルを撮った写真はネット上に氾濫している。つまり上高地帝国ホテルで検索すればホテル正面、バックヤードからのホテル全景、そしてホテルの焼岳側の景観はいくつも見られるのだ。ところがですよ、穂高側のホテル景観はなかなかお目にかかれない。誰もup しないということは推して知るべしな風景だけど、これがも〜気になって仕方ない。雑木林に埋もれて前人未到の地なのか?!とか妄想がつきない。過去に 日光金谷ホテル第二新館の謎に迫った 私が、再びここで謎の解明をしないと!これが今出来るのは宇宙で私だけ!

アサギマダラでしょうか
というわけで、ホテルを右に出る人の流れにさからって私達は一路左側の穂高面へと歩を進める。どきどき。あずさ庵の前を通りすぎコーナーを曲がると…ありましたよ、ちゃんと壁沿いに歩くスペースが確保されてる。こちらはあずさ庵の厨房になっているのですね。飲食店厨房の特有の香りがただよい、勝手口様の開口部もある石垣がバックヤードへと続いてる。「こうなってたんだ〜」と長年の疑問(←おおげさ)が解決した満足感でそぞろ歩いておりますとそこに蝶の群れが現れた。5、6片の見慣れない色の蝶がひらひらとあずさ庵厨房の石壁に群舞している。なんとも幻想的。カメラをむけるが動く生き物を撮る難しさよ、結局1枚だけなんとかファインダーに納めることに成功してその場を後にした。
蝶道の群れ。現世(うつしよ)と常世(とこよ)を行き交い、古来日本ではカワヒラコと呼ばれたコウモリのこどもたちよ。今は映像、画像で世界中どこの景色もバーチャルに楽しむことができるけど、こうした幽玄はやはりそこに居合わせないと決して味わえないものだなと感慨深い出来事だった。

2014年9月21日日曜日

上高地 準備編もちもの

日比谷帝国と同じラインナップ
バスジェルを含むシャンプー類
ボディタオル、ヘアブラシ、ドライヤー
ひげ剃りフォーム、裁縫キットもある
さて、旅行鞄には何を詰めたらいいでしょね。勝手知ったる帝国ホテル^^。ふかふかのバスローブ、愉快な柄のゆかたor簡素なパジャマ、歯ブラシ、ひげ剃り、綿棒、その他のバスアメニティ。何でも揃ってる安心感があるので洗面類と就寝着はホテルにお任せ。

メインダイニングでの食事を予定している人はドレスアップ用品があると安心。私はシワになりにくい簡素なワンピースとボレロを用意。普段はしない宝飾品でヨソイキ感を演出。旦那は綿パンにポロシャツながらもブレザーを着用。蓋を開けてみるとラフ気味な人からキチンとした人まで実に幅が広かったのですが、普段着クラスだとそこそこの格好をした人達にとり囲まれた時に気詰まりになると思うのでスマートカジュアルが無難かな。うっかり見落としがちな履物にも注意。散策シューズとホテル内の履物と、面倒でも2種類用意できれば完璧。外で汚れることも考えられるので&中と外でメリハリつけるのもリゾートホテルに泊まる楽しみの一つと考えましょう。旦那は中庸靴一足(レストランに入れるクラスのガシガシ歩ける街歩き靴)でなんとか済ませたけどそれで明神方面へ散策すると、ちょいと不安をおぼえる足場も点在するのでご用心。

一番頭を悩ませたのが散策着。なにせ気候が下界と上高地ではちょっと違う。そこに持って来て山歩きという点も考慮しなくてはいけない。上高地は明神池界隈までなら「山」の格好は必要ないけど、それでも靴や荷物など留意点はいくつかある。白ワンピース、サンダル履きに日傘さし、なんて高原リゾート気分で歩くと思わぬケガに繋がるから「山岳リゾート」である上高地に敬意を表した格好を心がけたい。ホテルディナーの服装に気を遣うのと同様の気配りが自然界にもあってしかるべき。
んで、とりあえず山歩き初心者向けの本を参考に上高地(至明神クラス)の装備品@9月初旬バージョンをチョイスしてみた。 こちらも参考になる のでご覧ください。

ポイントとしては肌に触れるものは速乾性のあるものを選ぶ。着脱のしやすい前開きの服でこまめに寒暖調節。虫さされや枝草での擦り傷をさけるためにも腕、首、足などの露出を避ける。靴底がしっかりしていて足を痛めない履物。両手はあけた状態にするetc.以上を考慮して
ボトム 伸縮性があり丈夫で厚みはそこそこ薄い軽量ジーンズ
ベース 長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを重ね着
ミドル 長袖綿シャツ
アウター フード付きウィンドブレーカー(雨合羽兼用)
帽子  つば付きのもの、オプションで首に手ぬぐい装備
靴下  トレッキング用靴下
靴   底に厚みがある簡易トレッキングシューズ

暑い時はベースの半袖シャツやミドルの綿シャツを脱いで対応。寒ければ綿シャツの前をとめてアウターを着込むこともできる。シンプルな服を重ね、その着脱で寒暖調整を。もっと寒い時期に行くならミドルの綿シャツをフリース素材やセーターに差し替えてアウターを冬物にする、とこんな感じ。予報を見ると雨はなさそう&雨なら散策中止予定だったので合羽はウィンドブレーカー程度にしました。雨中行軍予定の人はそれなりの雨具と防水型のリュックをご用意ください。
小ぶりながら
財布、携帯、ハンカチ
ちり紙、のど飴、マップ
リップクリームを収納可

さて実際に歩いてみての感想は…天候は曇天だったのでシャツを前びらき状態に羽織って過ごせました。これが晴れていたなら歩くうちに暑くなってミドルウェアは脱いでたかもしれない。そんな感じなのでアウターはリュックにしまったまま活躍せず。実感としては松本市の天気予報の予報気温 −10度=上高地気温になるっぽい。山の天候自体は変化に富むので松本市(街中)の天気予報は参考程度にしかならない。荷造り前のお天気チェックは  ここなんかを参考にしました  
川べりには蚊柱というか、小さい羽虫の柱がいたる所に立つので帽子で追い払ったり手ぬぐいでガードしたりといった風に、顔面を防御にするものが何かしらあると良いかもしれません。虫柱は一過性のものだから気にしないというのも手ですが。

その他の備品
リュック 旦那と二人で一つを仲良く交代で背負う
リュックの中味は、折りたたみ傘2本、アウター2着、防水クッションでくるんだカメラ、水筒、携帯食料、ゴミ袋

適度な塩分と栄養素
これに水があれば無敵
リュックもアウターも息子が中学時代に買ったものを流用^^。今回の旅行向けに特別に買ったものといえば モンベル のウェストポーチとトレッキング用靴下くらい。この二つは実に使い勝手が良かったです。
ウェストポーチはホテルの朝食時に肩にひょいとかけて行ける設計。靴下は底に厚みがあるので歩いていて安心感があった。
携帯食料はナッツとドライフルーツのパック。ここに溶けにくい系のチョコを自分で追加。結局、散策中には食べなかったけど帰りの車の中でこれは重宝した。盲点でしたが散策中は「のど飴」が良かったです。気温の変化のせいか意外と喉を痛める。飴が直接入った小袋商品(個包装じゃないもの)はゴミが出ないので便利。

え、イマドキの山ガールファッションは揃えなかったのかって?あるもので済ます、それが俺式^^。でも上高地ですれ違う若い人はほとんどが判で押したようにスパッツに短パン、足首まであるトレッキングシューズというイマドキ装備で、ある意味凄味がありました。装備一式を揃えて出かけるのも冒険の旅の楽しみの一つなので、各自で思い思いに楽しんでください。