いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2013年6月30日日曜日

遠き海に日は落ちて

シーサイドウォーキング後編です。
サボテンむしゃむしゃ
人が近づくとポイ捨てして寄ってくる
ラバーズポイントの辺りはパシフィックグローブでも一番有名どころなB&B(民宿)が立ち並ぶ場所ではないでしょうか。泊まったことないからわかりませんが(^^;)。ビクトリア様式の建物が並ぶ様は見ているだけでもウットリ。そこに泊まれるとなれば建造物ファンなら、もーーワクワクしてきますよね。泊まったことないけど(/_;)パシフィックグローブの景観の良さをしばし写真でお楽しみください。
ラバーズポイント付近の民宿

アーティストの街カーメルが近いので?
石のベンチの落書きすら素敵アート
花咲き乱れるコーストトレイル

  海岸沿いのゴージャス感も素敵ですが、パシフィックグローブの魅力は森の中の閑静な住宅地。北カリフォルニアの土産物の中でモチーフとして多用される モナークバタフライ(オオカバマダラ蝶)の聖地 もこの中にあります。紛らわしい看板を掲げたモーテルが聖地前に陣取っているので、引き返してしまう人もいますが(私だ^^)モーテル敷地横のほっそ〜い通路を入っていくと聖地(サンクチュアリ)に出られます。蝶が見られる期間は短いのですが(10月〜2月というけど大量に見られるのは稀らしい)今回、聖地付近を車で走っている時に一匹だけヒラヒラと森の中を舞っているモナークに出会えました。午後の木漏れ日が射す蒼い静かの森の中。黒で縁取られたオレンジの蝶と二人きり。しみじみと幸せな気分になれる不思議な森。人が住んでいることを忘れてしまう程、豊かな自然に包まれたゆりかごみたいな街。それがパシフィックグローブ。
C地点に灯台、ラバーズポイントからは2.5キロほど
Dが宿、灯台からはやはり2.5キロほど
さて海に戻りましょう。
花やリスにばかり気をとられていると思わぬものを見落とします。ラバーズポイントを過ぎて灯台へ続く海域には野生のラッコがうようよ居ます。岩場が多いので、まさかこんなところに!と思うのですがジャイアントケルプのあるところラッコあり。まずは海藻の有無を確認してください。その海藻の中に時々姿を消すものがあればそれがラッコです。探すのにややコツがいりますが、見つけた時は喜びもひとしお。やはりオペラグラスがあると楽しさ倍増。
水族館のラッコはただただカワイイものですが、自然界のラッコはなかなか過酷。まずこの海域の水は異様に冷たい。体脂肪を蓄えるため(※一番下追記参照)に起きてる間はひたすら捕食に走らねばならない。その上毛皮の中に水が入らないよう、常に毛繕い。それはもうせわしない。寝ている時はケルプを身体に巻き付け仲間と手をつないで流されないようにして寝るというのだから気の休まるヒマもない。私は生まれ変わってもラッコとミーアキャットだけは遠慮したいと常々思ってる。どっちも見てる分には大好きなんだけどね(ミーアキャットについては…それはまた別のお話)。
この海の向こうに日本
灯台を過ぎるとボードトレイル

風光明媚なトレイルはまだまだ続きますが、半島の突端に来る頃には景色は一変します。磯遊びに最適な岩場が広がり、そして西から吹く風が砂を堆積させたデューンの光景が入り始めるのです。そう、『砂の惑星』でお馴染みの?デューン(砂堆地)です。この界隈はお金持ちのコテージハウスがチラホラと建ち並び、異国というよりむしろ異世界な雰囲気。寂寥感と底知れぬ力強さがあって、何故か心を惹き付けられる風景。
アシロマビーチから先は、いよいよゴルフリゾートが展開するのですが、そちらは 17マイルドライブ で有名なので乞検索!というか、こちらの海岸ルートの紹介はまた別の機会にしてモントレー散策はここで一旦筆を置きます。カンファレンスセンターの部屋の様子とかゴハンとか、厳選写真を用意してまたいずれup 予定。お楽しみに!
デューン!やがてここも砂に沈む…
宿泊施設に戻るとファイアー!
つか、それ明らかに焚きすぎ…
追記(7/5)
ラッコは体脂肪がほとんどありません。書いてる最中に「あれ?」と思ったのですが後日確認したらやはり誤りでした。ラッコって奴は水生動物の宿命なのか意外と身体が大きくて(小学校低学年児並み)この体格を維持するためだけにとてつもない捕食量を誇るらしい。体温は自慢のダブルコートの毛皮だけで保持。浮き具と保温具としての毛皮を手入れし続けるのは生きるために大切なことなのです。

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