いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2013年6月9日日曜日

怒りのラッコ

Seal の休憩所と化した船着き場
お尻枕の三連星がカワイイ!
モントレーといえば、まずはフィッシャーマンズワーフ(ウォーフの方がしっくりくるけど…)。サンフランシスコのそれとは趣きを異にするオケラな、もとい小規模な波止場。クサしているように見えますが、私にとってこのオケラ(一般に、お手上げとかスッカラカンの意)というのはモントレーを語る上で重要なキーワード。侘び寂びとはまた違う愛すべき荒(さ)びれ具合がなんともたまらなかったのです。初めてここを訪れたのは今から23年前。今は賑やかなキャナリーロウを含め、びっくりするくらいここは何もない場所だった。
土産物屋のラインナップにはコレといったものはありません。キャンディショップとTシャツ屋と貝殻加工のアクセサリー屋、アンティークショップもあったかな。見事に23年前と何も変わってなくて、むしろ天晴れと言えましょう。あとはシーフードの屋台やレストラン、そして忘れちゃいけないのがホエールウォッチングのチケットブース。ここは鯨見物のメッカでもあるのです。
アラスカ暮らしの鯨達は冬になるとアメリカ西海岸を南下してメキシコ方面へ出産のために旅立ち、春先には生まれた子どもを連れて北へと帰ってゆきます。よってこの大移動にあたる12月から3月が鯨のシーズン!一度も行ったことないんですがね 。簡単には見られないよとか、めちゃ寒い!とか、滞米中に色々聞いていたので何となく行きそびれてた。何よりも、わざわざお金を出さなくてもこの波止場では目の前をアシカやラッコが行き交うのでそれで大満足だった。なんてオケラな私。

そう!ここの見所はなんといってもカモメとラッコの仁義なき戦い。ラッコは保護政策が功を奏して今では毛皮にしちゃった方がいいんじゃないの?(^^;)つーくらい増えてるらしい。確かに昔と違って近年は、行けば必ずといって良い程ラッコとカモメが喧嘩してる所に遭遇する。この人達(?!)何をしてるかと言えば…ラッコが貝を獲ってきて腹の上でコンコンコンと殻を叩き割る。いよいよ殻から美味しい身が出て来ると傍らでじっと見ていたカモメがそれをかすめ盗る。ラッコ、メチャクチャ怒って激しく回転しながら猛抗議。とまあ、そんな感じ。波止場から海に出る航路あたりにカモメがぷかぷか浮いてたら、そのそばを注意深く見るとラッコが居るので探してみてください。目視で確認も可能ですが、オペラグラスがあると断然楽しい。
フィッシャーマンズワーフのシーフードはもちろん新鮮で美味しいです。私のオススメはカラマリ(イカ)フライ。ただし量が半端無く多いのでご用心。

さて次回はキャナリーロウにでも出かけてみましょう、そうしましょう。

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