いらっしゃいませ

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いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2013年6月2日日曜日

古都モントレー

SF空港とサンノゼが小一時間といった所
よって状況により二時間強で到着可能
パシフィックグローブの魅力を語る上で、まずは位置関係やらなんやらを駆け足でご紹介。場所はアメリカ、カリフォルニア州のサンフランシスコから車で3〜4時間といったところ。旅行社で切符を手配する際にメインとなる目的地は「モントレー(あるいはモンタレーと呼ぶ)」。サンフランシスコで小型飛行機に乗り換えてモントレー空港に出るのも一案ですが、トランジットの際に荷物が行方不明になったり、乗り継ぎ時間でハラハラするのでサンフランシスコ入りしたらレンタカーでサックリ移動するのを推奨。ドライブルートは風光明媚で知られるルート1(あるいは州道101)を通るので天気さえ良ければ快適な旅が約束される。とはいえ霧が出たりキャンピングカーに阻まれたりするので、私が行く時は内陸部を疾走することが多いです。海岸線を楽しむのはパシフィックグローブについてからでも充分。何つーても海岸線は、ずっと同じ風景ですから(^^;)
モントレーの中心部は賑わっていますが、目的地はさらに奥まったところにあります。街の賑わいを過ぎると閑静かつ緑に包まれた住宅街に出て、そこがパシフィックグローブ。緑のトンネルを抜けると海岸が目に飛び込んできて、海沿いに進めばアシロマカンファレンスセンターにほどなく到着。モンタレー観光の中心部からは車で10分ほどです。

さてここで、モントレーのご紹介。ジャズフェスティバルで有名なこの街は実はカリフォルニアでも相当に歴史の古い街。最初に住んでいたのはもちろんネイティブアメリカンですが、この土地を世界に最初に知らしめたのはスペイン人探検家だった。1600年代に上陸した彼はパトロンであったレイ総督(モンテ=レイ)の名をこの地につけて、その後150年くらい放置プレイ。1770年にようやっとスペインがカリフォルニアの地盤固めに動きだし、この地にプレシディオ(砦)とミッション(伝道所)を作って本格的な入植が始まる。19世紀に入るとメキシコがスペインから独立し、それに伴ってカリフォルニアもスペインから離脱。メキシコ政府によってモントレーは海外貿易拠点に指定され発展をとげてゆく。が!生々流転。メキシコがアメリカ合衆国との戦いに敗れるとカリフォルニアは身売りされ(?!)アメリカ31番目の州となり、州都はサンノゼに制定される(現在はサクラメントが州都)。以降、モントレーは打ち捨てられた田舎町に変貌。
しかし天然の良港だったことが幸いし、町は捕鯨やイワシの缶詰工場(キャナリーロウ)の発展とともに息を吹き返し(日系人によるアワビ漁も発展の一翼を担っている)、また鉄道の導入に伴って観光地としての賑わいも得ることになる。今は観光名所のフィッシャーマンズワーフは強制収容が行われるまでは商業者の半分が日系人だったというから驚き。実は 日本人とは縁のある土地 だったんですねぇ。と、今さっき知って感慨ひとしお。

ラテンの血が香る『怪傑ゾロ』の舞台が実はここカリフォルニアだったことをご存知ですか?ディズニーが制作したTVシリーズでは第二シーズンの舞台がモントレー&カーメルに設定されていて、若かりし日にTVを眺めては「またモントレーに行きたいな〜」なんて指をくわえていたのも懐かしい思い出(背景は書き割りでしたケド^^;)。スペイン生まれではなく、この地に生まれ育ったカリフォルニオと呼ばれる人達がスペインから派遣された悪代官(総督とかその手下)に圧政で虐げられるのを、普段は昼行灯な金持ちのボンボンが仮面をつけて立ち上がるという、遠山の金さんとスペースノイドの物語(ジオン公国の興亡)のミクスチャーみたいな物語だったんですね。←良い子は本気にしないでください

さて歴史的背景をチラ見した所で、次はいよいよ観光案内編へ。つづく!

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