いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2015年2月20日金曜日

クマのいいなり

前回紹介したクマのタロットカードの話なんかを。
日本では「グミベアタロット」と呼ばれるこのデッキ、もとは海外の子供向け駄菓子の定番品「ガミーベア」のクマを使ったタロットデッキ。はい、もとがグミキャンディなもんで色とりどりの丸っこいクマがライダー版を模した格好で配されています。
缶入りで小ぶり
なので携帯に便利
なんとも人(&ライダー版)をおちょくった感じの仕上がりですが、タロット使いの間ではそこそこ評判の「結構イケる」カードデッキなのであります。
なんといっても付属冊子(英語)の注釈がいい。格言めいたことが書かれ、これが深イイ感じ。ライダー解釈とは若干違うかな〜という物もありますが「ああ、そういう解釈もあるか」と目からウロコなこともあり。

例えばカップのナイト。ライダー版ではロマンティックな人物を表すカードで、それ故に夢見がちで内向的な性質を抱えているわけですが、彼の持つカップが意味するものをその時々で洞察する必要があります。んで、このカードはクマさんの言うことにゃ「無垢なる馬に跨がり成功を夢見る騎士が聖杯を誰かに捧げようとしている」した上で曰く「かつて、あなたは愛することが愛されるよりも重要であると知っていた。愛はおのずとついて来るものだ」と、まあこんな具合ですよ。
正直言って私はカップのソート(エレメント)に縁遠い人間。人間関係や情緒を示すカップ群ですが、私はそういう問題に無頓着過ぎる性質でどうにもソリが合わない。クマの注釈を見ても最初私は「愛される事ばかりに必死になるなという戒めかしらん」くらいに考えていました。とあるリーディングを経験するまでは
そう、それは自分の仕事について今後を占っていた時のこと。新しい可能性を示唆するカードが続く中でカップのナイトが最後に盛大な飛び蹴りを私に喰らわせた。
愛することが愛されるよりも重要
私は自分の仕事を愛していたものの、今の職場では愛されていない(期待されてない)ことを就業当初から感じていた。それでも自分の仕事に情熱があったから評価を受けないことも苦にならず働き続けてきた。ずっとそうして生きて行く自信はあった。
だけどその日、このカップナイトを見た時に愛されることを望んでないが、しかしもっと自分の仕事を愛したいという願望を自分が持っていることに気づかされた。
今の職場に愛着は感じていても、これから先、今よりさらに愛せるのかと問われれば答えは決まっていた。

そんなわけでこの春、転職しま〜す。自分が愛されるためではなく、自分がもっと愛せる仕事をするための転職。別に仕事の愚痴を書いたつもりじゃないのよ、マジでマジで
この転職については信条であるところの「めぐりあわせ」の時だったのだな〜と感じています。つい一ヶ月前までは想像だにしていなかったのに、突然状況が廻り始め、気持ちが動き、繋がりが整った。クマも背中を押してきた^^;
慣れ親しんだ場所を出るのは寂しさや不安があって勇気も要ることなんだけど、何かが動く時はいつもこんな風に歯車がきれいに噛み合って回り出すもの。逆に歯車が噛み合ない時はどうしたって動かないものなのだから、廻り合い、回り出した運命の輪には素直に乗ってこれからもゴロゴロと前に進んで行こうと思うわけであります。

2015年2月13日金曜日

スリーカードspd

前回に引き続きタロット談義など。毎日の占いに使う簡単な3枚展開法です。
お好みの方法で気が済むまでシャッフル。今日一日の予定を頭に浮かべながらやるべきこと、やりたいこと、やれること(have to, want to, able to)についてシンキングタイム。これは昔、 手帳活用術で書いた三項目 。なんのことはない、毎日手帳を見直す時間を兼ねてリーディングをしてるというだけの話。なので上記三項目を想起することはリーディングそのものには無関係。だけど一日の流れを掴むという点ではインスピレーションの役に立っているはず。
さて気をとりなおして…デッキを適当に三つの山に分けましょう。伏せて置いた三つの山にそれぞれ手をかざし、何となく熱を持っているものを中央上部へ、爽やかな風を感じるものを下部右へ、残りの山を下部左へ。なんとな〜くでいいです。気持ちの問題。インスピレーションが湧かない時は順おくりに上、下左、下右、とチャチャッと置いてください。
ある日の占い。すべて3の数字
さてお立ち会い!
上部の山は全体像
総合運的なものと考えてください。
現在の状況を表しています。
左は課題
あるいは避けるべきことや注意しておくこと。
過去を経て持っている要注意な思考や意志。
右は守護
あなたを守るもの。
未来に向けた可能性の一つ。

ライダー的視点からはIII 女帝が警戒心から思慮深くなっている状況を示唆し、剣の3は今までの経緯から悲しみを回復したいと思い、苦しみを回避したい自分のホンネについてそれは避けるべきであると注意を促している。ではどうすべきかといえば、金貨3が示すところの人と協力をしたり、逃げる方向ではなく満足感等もっと前向きな方向での問題解決が自分を守る可能性になる…と、こんなんでました。
面白いのはすべて「3」に関わるカードが出たこと。ライダーは3を「開花」を表す数と設定しています。この占い当時の私はとある進退問題に直面していた。傷つき疲れた経緯から退く潮時を感じながらも、丁度次のステップとなるべき事案も浮上して、どうするべきか考えあぐねていた。しかしこのリーディングの数が示す「開花」というワードが見事に背中を押した。こうして状況が整ったのはまさに開花の時期を迎えたからなのだと納得し、逃げではなく前向きに花を咲かせてみようという決断にスッキリと私を導いた。
カードの配置にも目を向けて俯瞰してみましょう。現状のカードの女帝は心無しか過去のカードである傷ついたハートに視線を注いでる。けれども未来のカードでは人々は協力し合い満足のいく仕事を成そうとしている。私が目指すべきはそうした未来なのでしょう。

さてさて、ライダー版を踏襲しながらもどこかトボケた風味のこのクマのデッキですが、附属冊子のカード解釈が実に秀逸。クマ的視点からのリーディングは以下の通り。
女帝逆位置=恐れる心に勝機なし
剣3逆位置=失敗の惨めさは成功がもたらす喜びよりも強く感じる
金貨3正位置=進むのがあなたの道なら誰もあなたを追い越せない
こうしてこの日、私は自分の進む道を自分で決めて歩こうと決意した。タロットに誘導されたクセにとか言うツッコミはナシの方向で^^

2015年2月6日金曜日

春夏秋冬spd

新しく入手したタロットの話です。ミュシャの絵を模した アールヌーボータロット の話は既出ですが、今回手に入れたのはミュシャの絵柄をそのままカードに転用したもの。巨匠の筆致をそのままに、というわけにはいかないので違和感のありなものも見受けられますが「あの絵をここに使ったか〜」などと、めくるめく感嘆の世界。ミュシャ好きにはそれなりに楽しめました。
女性が入ることで不安感が和らぐ 
祭りの日の一幕にも見える
ベースはライダー版。無理矢理ミュシャの図案を入れるので、少々意味を読みとりにくいカードもある。なのでライダー版に慣れ親しみ、オリジナルの絵柄をすぐ思い出せる人に推奨。もちろん、カードデッキが語りかける物語に耳を傾けるも良し。大アルカナにはカードナンバーは記載されてるもののタイトルが表記されてないのでタロット初心者にはちょっと使用しづらいかも。
さてライダー版を踏襲しながらも趣きを異にするカードをいくつか紹介。上の写真三枚は女性を入れることで何かこう、たおやかなイメージに変貌。特にカップ8の女性は私好み^^ 。オリジナルのライダー版は隠者風人物の後ろ姿が遠くに見え物悲しさを誘うのに、このカードはこちらに向けて歩を進めている女性の表情がなんとも頼もしく希望を感じさせる。「しなやかな覚悟」が好印象。欠けているものを探しに全てを手放し去るカードでありながら、彼女はきっとそれを見つけ出す予感に満ちている。
そして最も惹き付けられたのがカップ6。オリジナルよりもずっとストーリー性にあふれ、こちらに踏み込んで来る優しさを感じる。「遠く群れる大人達の不確かな不安」「庇護を求める無垢な心」「不安から隔てる盾のような優しさ」「寄り添う安心感」がある。失われた子供時代の郷愁とよばれる不可思議なこのカードが、この1枚で身近に感じ取れるようになりました。高名なタロッティストの言う「絵に入って感じ取れ」とはこのことかとしみじみ。

興味ある方は各自購入して中身を確認してもらうとして^^; 冊子についてたスプレッド(占い方法)の備忘録。
1896年発表の『四季』をモチーフにした4枚展開法です。四季のバイオリズムに見立てて物事の流れを俯瞰(ふかん)するもので、現在のコンディションとか、特に課題もなく何となくこれからの自分の流れを読み解いてみよう的なリーディング。

春夏秋冬Spd(写真はアルフォンス=ミュシャの『四季』より)
ミュシャタロットに関しては、なんとなくですが冊子に逆位置のことが書かれていない&絵柄が綺麗なので正位置のみでのリーディングを採用しました。気が済むまでシャッフルしてから上から春夏秋冬と順に4枚のカードをめくりましょう。
春は息吹の時。あなたが外へ向けて表現すべきことは何か
夏は繁茂の時。勢いが強過ぎるので抑え気味にした方が良いことは何か
秋は収穫の時。実りを得るために準備すべきものは何か
       または収穫に繋がるあなたの能力とは何か
冬は養生の時。次のステップを前に手入れをするべきもの
       または次の春まで守るべきものは何か



ほら、 ケルト十字法の車輪部分 を思い出しませんか?あなたの潜在的な部分が表現されて過ぎ行く過去(出来事)が形成され、その経験から顕在(発生)してくる新たな出来事や発想が来(きた)る未来の可能性を引き出すのです。
あなたの潜在能力から派生する事象に行き過ぎがないか目を配り、ヒートアップした所はスローダウンさせ、より良い未来の処方を見出す。いつだってタロットは過去現在未来の糸車を回しているんですね。

2015年1月30日金曜日

ぶらり散歩

用事のついでにふらふらと街歩き。久しぶりに目的もなく気が向く方へと歩いてみた。半ドンなんてものがあった時代には学校帰りにそうして遊んだものですが、さて今回の場所は乃木坂界隈。
意外とこじんまり
司馬遼太郎なんぞを読むと、乃木希典という人物はどうにもパッとしない描かれ方。明治天皇に殉じて切腹自殺というセンセーショナルな出来事のせいで大正、昭和の戦時に「かくあるべし」的な国民の崇拝を受けただけ、てな感想を持ってしまいがち(←いや、ソレはかなり偏ってるな)。だけど今回、乃木希典邸宅跡を見たことでちょいとググってみたりなんかもして、人間的に不思議な魅力を持った人だったのかな〜と感慨ひとしお。
馬小屋横に猫小屋が!
レンガ造の厩は立派
吉田松陰と縁戚関係にあり、あの時代あの土地で培われた気風や、軍人としての経験が彼に及ぼしたであろう影響、巡り合わせの妙を感じて興味は尽きない。西南戦争後は放蕩暮らしに浸ったという彼がドイツ留学の後には狂おしいまでに高徳な生き方を目指すようになったという。その人生の転換ポイントは何だったのだろう。彼を巡るエピソードには「人からこんなに好かれた」系のものが多いが、私のお気に入りエピソードは迪宮(みちのみや)時代の昭和天皇に「自分の足で歩いて学校へ行け!」てな指導をしたという説話。人の上に立つ者の高潔さを追求した一端がうかがえる。
さて、その謎めいたドイツ留学の折にスケッチしたフランス陸軍連隊本部を模して作られたというのが今回訪れた乃木希典邸宅跡。綺麗にそのまま残っていたのですね。夫妻が自死したという部屋も冬の陽光に照らされて静謐なたたずまいを見せていました。区が管理しているのでしょうか、小さな庭園を世話する人の姿がありました。

主人なき やかた世話する人ありて
夕日(せきじつ)の射す 部屋は温もれり
路地は不思議時空の入り口
隣接する乃木神社には骨董市がたち、金髪碧眼のお客様達が興味深そうに古物を眺めています。君は知らじな、今は昔、ここにハラキリをした人のその家がひっそりと建っていることを。
乃木神社を後にして裏路地をひょいと越えていくとすぐそこは東京ミッドタウン。華やかな商業地区に憩う平和に酔いしれた人々のすみか。時代も人も移うものだけれど、時に昔日に想いを馳せながら今を生きて未来を迎える。次にこの街を訪れる年にはどんな変化が訪れているだろうか。ふらふら歩きにはそんな妄想のお時間がたっぷりとある。たまにはスマホから目を離して、時の記憶、土地の記憶をたどってみるのもオツなもんでオススメでござんす。

2015年1月16日金曜日

しょうがつ何食べた?3

すっかり明けてますけど新年明けてておめでとうございます。今年最初の記事はタロットの話でも…と思っていたけど、備忘録も兼ねて正月料理のメモ。早いものでこの企画(?)も三回目。今回も グルメミート(現在はグルメソムリエ)さん のお世話になりました。
リブロースは圧巻の大きさながら脂外すとこんな感じ
手前がモモのロースト
 さて内訳はヴェニソン(鹿)と鴨に的を絞って購入。前から憧れていた鹿のリブロースを元旦の晩餐に。リブは目方の大半が骨と脂なので、これのグリルだけでは足りないかな〜と用心して内モモ肉も用意。この内モモが美味しかった〜。
ヴェニソンはビーフと違い低脂肪な分、脂の甘みが少ないので私には少々もの足りない。だけどこの内モモローストは自分で言うのもなんだけど、うっウマい!一晩マリネしたのが勝因か、とても柔らかく、肉の旨味もリブロースより楽しめました。リブも味を濃いめにつけると良かったかな?と後学までにメモ。

  • お肉に塩コショウをすりこんで、すり下ろしニンニク&タマネギ、オリーブオイル、お好みのハーブスパイスと共にビニールに放り込んでもみもみして一晩放置。飲みかけの赤ワインも投入
  • 熱したフライパンで表面を焼き付けて、大きさにも依るけど(今回は200g)8分くらい転がしながらまんべんなく焼く
  • 竹串を中心まで刺して5秒待機後、串を引き抜いて下唇で温度確認。ヒンヤリしてたらまだ早い。ぬくもりがあれば中まで火が入った証拠。この辺はお好みの加減で。
  • アルミに包んで余熱でじんわり調理。よく焼いた場合はアルミ不要。余熱で火が入りすぎないように、この辺もお好みで。
  • レアでもウェルダンでも、焼いた直後に切ると肉汁が流出するので少し落ち着かせてからカット。これは肉料理にお馴染みの良い子のお約束な。

合鴨もこの要領で胡麻油、ネギのみじん切り、塩コショウでマリネして焼いたけど、う〜、ウマいっ!簡単なのに美味しくて、しかもご馳走感がハンパ無い。ありがとう、グルメミート改めグルメソムリエ!来年もよろしくね!

今年のおせちは銘々盛りで
辛子蓮根と見せかけてカオス蓮根
さて、おせちの方は申し訳程度。筑前煮、数の子、伊達巻き、からし蓮根を作りました。市販の伊達巻きは近年、味が良くなっているのでそろそろ手作り不要かな、とメモ。からし蓮根は白みそを切らしていたのでヤケクソでクリームチーズで代用したら「カオス蓮根」になってしまった。なんかね、チーズかまぼこの味になってましたよ。つか蓮根よりちくわに入れるといい感じのフィリングになった^^; 。
料理はレシピ通りにきちんと作ろうと誓いを立てた正月でございました。
そんな感じで今年も始まり、はじまり〜