いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2015年2月6日金曜日

春夏秋冬spd

新しく入手したタロットの話です。ミュシャの絵を模した アールヌーボータロット の話は既出ですが、今回手に入れたのはミュシャの絵柄をそのままカードに転用したもの。巨匠の筆致をそのままに、というわけにはいかないので違和感のありなものも見受けられますが「あの絵をここに使ったか〜」などと、めくるめく感嘆の世界。ミュシャ好きにはそれなりに楽しめました。
女性が入ることで不安感が和らぐ 
祭りの日の一幕にも見える
ベースはライダー版。無理矢理ミュシャの図案を入れるので、少々意味を読みとりにくいカードもある。なのでライダー版に慣れ親しみ、オリジナルの絵柄をすぐ思い出せる人に推奨。もちろん、カードデッキが語りかける物語に耳を傾けるも良し。大アルカナにはカードナンバーは記載されてるもののタイトルが表記されてないのでタロット初心者にはちょっと使用しづらいかも。
さてライダー版を踏襲しながらも趣きを異にするカードをいくつか紹介。上の写真三枚は女性を入れることで何かこう、たおやかなイメージに変貌。特にカップ8の女性は私好み^^ 。オリジナルのライダー版は隠者風人物の後ろ姿が遠くに見え物悲しさを誘うのに、このカードはこちらに向けて歩を進めている女性の表情がなんとも頼もしく希望を感じさせる。「しなやかな覚悟」が好印象。欠けているものを探しに全てを手放し去るカードでありながら、彼女はきっとそれを見つけ出す予感に満ちている。
そして最も惹き付けられたのがカップ6。オリジナルよりもずっとストーリー性にあふれ、こちらに踏み込んで来る優しさを感じる。「遠く群れる大人達の不確かな不安」「庇護を求める無垢な心」「不安から隔てる盾のような優しさ」「寄り添う安心感」がある。失われた子供時代の郷愁とよばれる不可思議なこのカードが、この1枚で身近に感じ取れるようになりました。高名なタロッティストの言う「絵に入って感じ取れ」とはこのことかとしみじみ。

興味ある方は各自購入して中身を確認してもらうとして^^; 冊子についてたスプレッド(占い方法)の備忘録。
1896年発表の『四季』をモチーフにした4枚展開法です。四季のバイオリズムに見立てて物事の流れを俯瞰(ふかん)するもので、現在のコンディションとか、特に課題もなく何となくこれからの自分の流れを読み解いてみよう的なリーディング。

春夏秋冬Spd(写真はアルフォンス=ミュシャの『四季』より)
ミュシャタロットに関しては、なんとなくですが冊子に逆位置のことが書かれていない&絵柄が綺麗なので正位置のみでのリーディングを採用しました。気が済むまでシャッフルしてから上から春夏秋冬と順に4枚のカードをめくりましょう。
春は息吹の時。あなたが外へ向けて表現すべきことは何か
夏は繁茂の時。勢いが強過ぎるので抑え気味にした方が良いことは何か
秋は収穫の時。実りを得るために準備すべきものは何か
       または収穫に繋がるあなたの能力とは何か
冬は養生の時。次のステップを前に手入れをするべきもの
       または次の春まで守るべきものは何か



ほら、 ケルト十字法の車輪部分 を思い出しませんか?あなたの潜在的な部分が表現されて過ぎ行く過去(出来事)が形成され、その経験から顕在(発生)してくる新たな出来事や発想が来(きた)る未来の可能性を引き出すのです。
あなたの潜在能力から派生する事象に行き過ぎがないか目を配り、ヒートアップした所はスローダウンさせ、より良い未来の処方を見出す。いつだってタロットは過去現在未来の糸車を回しているんですね。

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