いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2017年7月18日火曜日

農は国の基

北海道備忘録、インパクト第二位は新渡戸稲造のノート!まあご覧になってください、この美麗なノートを。
新渡戸先生のノート

今回の旅行の(旦那の)目的は「余市とサッポロビール園と時計台を君に見せたい」というものだった。そうですあの日本三大がっかりと称される北海道の時計台です。
いやどうしてなかなか良かったです。古い建物ファンとしては周りの風景に押しつぶされてるとか、そんなことはどうでもいいのです。そこに当時のまま残っていることこそが肝要。中は資料館になっていて時計台のこと、農学校のことがよくわかる。
文明開化の時代に北海道の開拓もさることながら、農学の発展に尽力した人たちのことを忘れてはならない、と農学部出身の私としては声を大にするものであります。食品に関わる醸造・発酵・衛生学、品種改良をはじめとする育種・畜産、農薬から医薬品にも繋がる分子生物学の世界。なんでもござれの農学部。いみじくも「農は国の基(もとい)」であると入学してからつくづくと実感したものですが、私の大学進学当時は「農学部?農家に嫁ぐの?」と言われるような時代だった。(漫画『動物のお医者さん』以降は「獣医さん?」と聞かれる時代が長く続いた。)近年では「農」のイメージを払拭しようと学部の名前を「ライフサイエンスなんちゃら」やら「環境ほにゃらら」みたいな、いよいよ何をするのかわからんちんな呼称で錯綜する時代が続いているっぽいけど、もっと農学に誇りを持って欲しいと思う今日この頃。おっとすっかり話がそれた。
日暮れ時の時計台

時計台の二階ではボランティアの方々による時計の仕組み解説とか、実物大の時計盤に設置された時計装置の展示もされている。あら、意外に小さい。というか「時計台の中で歯車の上を追いかけっこする冒険活劇はどうも無理っぽい」という感想を持った。何事も実物を見るのは大事ですね。しみじみ

北海道大学もせっかくだから足を運んでみましたよ。広々としたキャンパスは新緑にあふれ、古き良き時代の建物と合間ってなんと異国情緒に満ちた風景!多分きっとここに通う学生達にとっては当たり前すぎる光景で、この贅沢な空間で過ごす時間のありがたみは卒業して何年もしてから気がつくのだろうな、と思う。青春の輝きはあまりに短く、そして鮮烈な記憶となって蘇るもの。当たり前だったものが当たり前じゃなくなった時に、思い出はより一層印象を強めるものなのでしょう。と、北大キャンパスの中に異国の大学(の近所)で過ごした日々を思い出しながらしばし涙を落としはべりぬ。
学食の写真もupしておきますね。いつか思い出す日のために。
東京周辺の学食と比べると若干高めの値段設定かも。量が多いのかしら?残念ながら胃袋の余裕がなかったので試食は断念。次回はサッポロビール園のジンギスカン備忘録です。
あー、思い出しただけで鼻腔にラム臭がよみがえる(^^)
贅沢空間な北大キャンパス
食べてみればよかったかな

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