いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2013年8月29日木曜日

お部屋拝見

食事の話題の後は部屋でごゆっくり。というわけで今回はアシロマカンファレンスグラウンズのお部屋紹介です。
既出のとおり、ここはレセプション棟(受付)と食堂を中心とした広い敷地内に宿泊ロッジが多数点在しています。海を見晴らせる部屋もあれば山荘のような景観の部屋もあり、バラエティに富んでいるので「今回はどんな部屋かな〜」というのも楽しみの一つ。
各ロッジは部屋数の少ないものから大所帯まで部屋のサイズもふくめ様々です。ただ繰り返しになりますが、ロッジといっても高級リゾートのようなそれを想像してはいけません。あくまでも国民宿舎ちっく。百聞は一見に如かず、写真をご覧ください。
Dining Hall 外観
こんな感じにロッジが点在
ロッジ内部の廊下。古い木の匂いが懐かしい
夜はこんな感じで火を眺めて過ごす
今回のお部屋。林の中


洗面所。トイレ横にもシンクあり
これは十年以上前に泊まった時の海向きの部屋
窓の外にスパニッシュベイゴルフリゾートが見えた
水周りは20世紀ものと言えましょうが使用にさいして問題はありません。水圧はやや弱いかな。金属部分に多少のミネラル析出が見られるのも異国の水道にゃよくある風景。
エアコンとバストイレ、無線LAN(←へっぽこ)とラジオ、アイロンはあるのですが、既出の通りにTV、冷蔵庫、電子レンジがありません(ランドリーサービスは受付にあります。これは一般のホテルと同様のもの)。氷、自動販売機はロッジのどこかしらに少数点在。学者が多数集結する関係か、ネットが繋がりにくくて「さまよえるノートパソコン」になった人々に随所で遭遇します。繋がりやすい場所は限られてるので自分の最適ポイントを見つけ出してください。
と、まあこんな感じなので現代っ子からは辛口の批評を浴びるムキもある宿泊施設ですが『アシロマ大義』 の中で開き直った通り、ここにはここの楽しみ方というものがあります。何もないからこそ、そこに意識が集中する感覚。風と波の音を聞き、命の気配と自然の営みを聴き、夜の深閑に時の流れを利く。なんて大げさ言っちゃったりなんかして。何のことはない。ほんの一期間、家事全般や日常生活から切り離されることが主婦の私にとっては一番効くわ〜
せわしない観光に追い立てられもせず、思いつくまま気のむくままに散歩して、ベンチで本を開いたりボンヤリ海を眺めたり。何も無いってなんて贅沢。…よくよく考えてみたら、他の人達の大半は仕事で来てるわけなんだけどね。ぼんやりしてるのは私だけだわ。(^^) 殿方ご免遊ばせ。

次回はアシロマで遭える命の気配、動物達の話なんかを予定。お楽しみに〜

2013年8月22日木曜日

帰ってきたアシロマ

アシロマファンの皆様(?)お待たせしました。長らく休憩していたアシロマカンファレンスセンター話、再開です。食べ物の話題が続いたので、今回はアシロマ飯の話など。

こちらはウェルカムディナー
毎回律儀にデザートケーキがつきます
敷地内に点在するロッジ。その中央に食堂となるCrocker Dining Hall があります。指定された時間になると宿泊客が三々五々集まってプリフィクスメニューから食事をチョイス。各人が空いてる席に自ら運びます。って、コレは国際会議中の風景。個人宿泊の際は形式が変わるかもしれませんが、少なくともメニューは今回紹介するような内容のものが出ると思います。

テーブルは6〜12人くらいが着席できる円卓。来た人順にみっしり着席。異国の人と談笑する勇気がない人は同郷の人同士でスクラム組んで入室することが多いです。もし異国の人同士で会話が出来なくても、折角なので挨拶くらいはしましょう。挨拶すればまず間違いなく話しかけられることになりますが ^^; 。
テーブルには水、パン、サラダ、時にはスープなどが予め用意されてます。中央ターンテーブルをグルグルまわして皆でシェアしましょう。人のお世話をする必要はありませんが声かけをすれば場もなごみます。なごむとその後、まず間違いなく話しかけられ…以下略。(余談ですが、あの中華ターンテーブルは日系人の発明なんだってね)
下方にある黄色いのが
ポレンタくん
昔はテーブルワインが常備されていたのですが、今は有料カウンターで買う形式になりました。形式変更といえば、ここの食事の様子から、その時々のカリフォルニアキュイジーヌのトレンドがわかって大変面白いです。
今回頻繁に出てきた食べ物は…ポレンタ=コーンミールを糊状に溶いた付け合わせ、でした。ヨーロッパでは一般的な付け合わせ料理らしく、いつか食べたいと思ってましたが実際はあんまり美味しくなかった。ここで食べたトレンド飯の大半はその後日本でも流行るのですが、コレは伝播しそうにないな…^^。日本人が作ればまた違った味わいになるのかしらん。
むしろ日本に来るんじゃないかと私がにらんでいるのはスーパーで手に入れたコレ。チョコレートをポテチ型に成形したお菓子。チョコ掛けポテチかと思ったら、まんまチョコレートでしかも美味しくてちょっと感動。
チョコレートクリスプ
ホワイトとかミルクとか色々ある
チョココーティングイチゴ
大きすぎて何かわからんかった
というか、今年のカリフォルニア飯のトレンドはズバリ「チョコレート」だったかも。アメリカのチョコは口に合わないので滞米中はギラデリのソリッドチョコだけが心の支え。ですが、今回は行く先々のチョコ味がパワーアップしていて驚いた。サンフランシスコでは近年、ギラデリ以外の チョコショップ も台頭しており、チョコ界に何やら異変が起きた模様。ギラデリのコーティング用チョコも出回っていて、写真のチョコイチゴはおそらくそれを利用したもの。日本のチョコのなめらかな口当たりが採用されていて、どうしたアメリカ!こんな繊細な味はアメリカンじゃな〜い!!←偏見

さて、話がそれた。今回のアシロマ飯で、おいしかったものベストスリーです。
栄えある優勝プレートはショートパスタにビーフ炒めが添えられたもの。「パスタ添えビーフ」とメニューには書いてあったけど、これは誰が見てもパスタのビーフ添え(^^;) コリアンダーのスパイスが効いて想定外の味はお世辞抜きに美味しかった。今年のトレンドはもしや変わり種スパイスか?
次点は朝食のポーチドエッグ。コンビーフハッシュの塩味が素敵味。任意で付け足した別皿ヨーグルトも濃厚な味でグッドでした。
最後はサラダプレートをチョイス。毎度、一回くらいは昼食用にてんこ盛りサラダが用意されますがカリフォルニアの野菜は味がしっかりして本当に美味しい。写真は今回のものではありませんが、生マッシュルームをふんだんに使った思い出の「美味しいものプレート」です。

ついでなので「また食べたいプレート」の紹介もしちゃいましょう。前回参加時の昼食で出たビーフバーガーとジャムを乗せたなんちゃってロシアンクッキー。

アメリカ人が調理する牛肉はマズイ、という認識を覆えす美味しいバーガーでした@醤油味。もっとも、見てくれはまったくバーガーに見えませんが。また、クッキーの方は毎回お目見えする定番デザートで、手のひらサイズのバカに大きなものですが甘すぎず口当たりがよくてペロリといける私のお気に入りです。これを食べるとアシロマに帰ってきたんだな〜と思う。激マズメニューを食べた時も別の意味で「コレだよ、コレ」とアシロマ感をいっぱいにさせてくれるけどね(^^;)
さて「コレだわ〜」となる激マズベストは今回もビーフステーキ。あのガッカリ感は特筆すべきものがある。どうしたらあんなことになってしまうのか…。アメリカ人はビーフステーキの調理法に対して何かいろいろと間違っていると思うんだ。ビーフの国のクセに。
というわけでアシロマ飯のチョイス時は厚切り肉に気をつけろ。

2013年8月16日金曜日

蓼喰うムシ

ガルガンチュワ、ラ ブラスリーと続いたのでお次はパークサイドダイナーに行ってみましょう。ここのお料理も本当に美味しくて大好きです。百聞は一見に如かず。一見は一口に及ばず。まずは写真をパチリ。メニューによってはハーフポーションもあるのでお財布とお腹に優しい設定。半量と言えども女性なら十分量であることが多いです。以前、ハーフの野菜サラダを二人で取り分けしましたが、遜色のない量でしたよ。
野菜カレー
ゴージャス
オムライス
蟹みっしり
 帝国ホテル内ではガルガンチュワの次に入り易い雰囲気のお店がパークサイドダイナーではないでしょうか。宝塚劇場を向かいに配し、窓辺に面したパークサイドダイナーは道行く人に気軽に「ちょいとお茶でも」という気分にさせてくれる。
なんといってもダイナー=元は馬車引きの屋台食堂、でございます。本来は気取らないのが身上といえましょう。有り体に言って、店内はいわゆるファミレス風味になっています。活気づいてそれも良し、ですが「名高い帝国ホテルのサービス」を求めてここに入ると、そのイメージの違いに戸惑う人もいるかもしれない。それくらいひっきりなしにお客が入り、短い時間で幅広いメニューをこなし、店員がキビキビ動いているイメージ。
さらにもう一つ問題点が。気さくに入れる店のイメージではありますが、お値段が必ずしも気さくとはいかない。そこはやはりホテル価格(野菜カレーが2,400円とかかな)。ファミレスのイメージで入店した人の中には別の意味で戸惑う人もいる。そうした人のボヤキが時として隣席から聞こえてしまうこともあるのが難しいところ。やはり食事は気持ちよく食べてもらった方が嬉しい。それは隣席であっても。だって時を同じくして一緒に食べてる仲間なんですからね。
海鮮ピラフは蟹の量ハンパ無い
これは確かハーフポーション

で、肝心のお料理の話。
味は間違いなく帝国ホテル仕様。美味しいね〜。セゾンやブラスリーのような自分じゃ絶対作ったことない&作れない料理と違って、生活圏内のお馴染み料理を最上級の形で出してくれる。だからこそ家庭料理と外食料理の違いをハッキリと知らしめてくれる。これよ、これ。昔、わざわざ外食してまで食べる料理ってーのはみんなこうだったよ。以前 「貴席の価値は」で書いたけど、イマドキ外食の多くは時間と手間と現物(食べ物)を買うだけの行為でしかなく、特別行事としての位置付けは外食行動の中の割合としてはすっかり減少傾向。それだけ外食の機会が増えたということではありますが、イベントとしての食事がもっと世に認知されるといいのに…と思う。
何が言いたいかというと、「旅行、スキー、 ゴルフ」これらはどれもお金や時間がかかるものだが、夢中になったとしても「趣味」の一言で万人に受け入れやすい。しかし外食を趣味と言うひとは稀だ。あるいは「食べ歩き」という言葉で趣味として認知されつつあるものの、その位置づけは「そんなことにお金かけちゃって、プゲラッキョ」という視線を送られるレベル(←誰あろう、姉だ)。実際にはスキー、ゴルフ、旅行に出かけるよりもずっと低価格で出来る、お手軽な趣味だというのに。(いやまてよ、お手軽すぎるからプゲラと嗤われているのか、もしかして??むぅん)

ヨシ、わかったっ!←矢部謙三風
私の趣味は「帝国ホテル」でっす。ということで一つヨロシク。毎回、気合いを入れた女装で良いトコの奥様を装って(粉飾して?)出かけるから、けっしてお手軽なだけの趣味ではないのでござる。
実際、ホテルは上品な人達が集う場所なのでお洒落上級者のファッションを眺めるだけでも楽しいし参考になります。そのお話はまたの機会にでも。ホテルには泊まるだけではなく、色んな愉しみ方があるのです。

2013年8月9日金曜日

めでたき眺めは何処の空に

昨年トライした、伝説の料理長のレシピ「村上信夫の人生はフルコース」は本当に美味しゅうございました。夢よ再び、とばかりに今年は現料理長のコースに挑戦です。長い前置きは無しに行ってみよう!

アミューズ:マンゴーとキャロットのピュレ
間の白い層が生姜のコンフィで、これがすごく美味しかったそうです。というのも長年のマンゴー喰いがたたって私はアレルギー持ちになってしまいマンゴー禁止令が出されている身体。なのでこの日は差し替え品のビシソワーズを頂いたのでございます(/_;)ううう



前菜:キスのエスカベッシュ(南蛮漬け)サラダ仕立て
出だしで私だけコケた感ですが、2皿目は絶妙の塩味。苦みの強いサラダリーフが潜んでいて味のアクセントも申し分なし。コースの期待が高まってきます。実は紅鱒の薫製も添えられるはずだったのですが嵐で食材確保できず?! その分キス増量。残念ではありましたがキスを沢山食べられたのは幸運だったかも。(お値段もこのため特別価格になりました。太っ腹な割引をありがとうブラスリー!こんなこともあるんですね)

スープ:コンソメゼリーとメロン
ここのコンソメスープは折り紙付きの美味しさ。そいつをゼリー仕立てにして上層になんとメロン汁!このメロンがまたメロンめろんして美味しいこと!どちらもウットリな美味しさだが、しかし両者がマッチしてるかという点においては私にはよく分からない組み合わせ ^^ 。面白い一皿を体験することで次なる料理へのワクワク感up


魚:たらば蟹入りホタテムースを舌平目でくるんでアスパラのフランと合体!
アスパラガスのムースのようなものを想像してください。その上にホタテムースの二層仕立て。今回一番の期待作で、期待を裏切らない絶品メニュー。どの素材も美味しく組合わせのおさまりもパーフェクト。たっぷり敷かれたシャンパーニュソースもパンにつけて舐めるように食べてしまった。強いて難点を挙げるならアスパラ層とホタテ層がバラバラになり、一緒に口に入れるのが困難だったことくらい。また食べたい〜!

肉:牛フィレと夏野菜の串焼きバーベキューソース添え
BBQソースに良い思い出がないため期待してなかった一品ですが、どうしてなかなか美味しいじゃないですかっ!濃縮された美味しいトマトソースにすっかり魅了。もっとも一般的にBBQでこんな味とお肉にはお目にかかれないですね。メニューを見て想像で一笑に付すのはキケンな行為だと思い知った一品。名店は絶対に一味違うという認識を新たにした。下に敷かれたクスクスも野性味豊かな串焼きにベストマッチ。

デザート:エキゾチックフルーツのソルベ
来ましたよ。エキゾチック=マンゴー。涙で写真もボケちまったわい。旦那いわく、と〜〜〜っても美味しかったそうです(号泣)。立体的な料理は目にも美味しい。私はデザートワゴンからお好みチョイスということで奥ゆかしく二品。フルーツポンチとミルフィーユを頂きました。

余韻にひたりながら記念日メシの思い出を二人で語るうち、デザートにプリンを頼んだ日が結婚記念日だったか、はたまた誕生日だったか、と言い合い?に発展。記念日のデザートプレートにはチョコレートで文字を書いてサーブしてくれるので、その記憶を頼りにプリンは結婚記念日であったと私が主張(こんな時、写真が残ってると便利^^)。と、そこに給仕さんがアイスクリームのプレートを持って登場。皿の縁には例のチョコレートメッセージ。もう一人、新人さんっぽい人を伴っていてその人が「大変失礼いたしました」と言ってそのオマケデザートを奨めてくれた。考後のための証拠写真をとってから仲良くシェアしてふと気がついた。もしかしてコレ、私達夫婦がチョコメッセージのことでアレコレ話しているのに気がついて追加で持ってきた…とか?それゆえの「失礼いたしました」?だとしたら、そんなつもりで言ったんじゃないのよ、きゃ〜〜〜〜。

歓談はもう少し控え目にしようと思ったハレの日メシであった。何にせよ、今回も二人で気持ちよく過ごせたご馳走日和。美味しい食事の記憶と共に楽しい時間もまた記憶に残される。良い時間とお食事をありがとうございました&ごちそうさま。

2013年8月2日金曜日

うまいもの集まれ!

約束通りに美味しいもののお話です。
我が家のイベント月を狙いすまして送付される帝国ホテルの割引券(インペリアルカード加入者への優待券)。今年もコレで美味しいもの食べに行こうじゃあ〜りませんか。というわけで13代目料理長、田中健一郎の特別メニュー企画にいざ出陣!

と、その前に例によって寄り道ですよ。さくっと本題に入らないのにはワケがある。物語も音楽も、美味しいものにだってクライマックスで盛り上げるための準備時間のようなものが必要(ナンノコッチャ)。私だって企画が出てから予約をして、食べに行くまでの一ヶ月、その一ヶ月を指折り数えて待っていた。これこそが一つの企画を長〜く楽しんで、クライマックスに向けた感動を格別なものにする秘訣。ハレの日のご馳走はそうでなくちゃね〜。というわけでブログを読んでくださる方々にも、その首長感をお裾分け(イヨイヨ訳ワカラン^^;)。まあそれくらい「この人は食べる事に執念燃やしてるんだな」とご理解ください。
ではでは、田中料理長の料理のお話を待つ間の話題は何がいいですかね。という事で今回は帝国ホテルのケーキショップ『ガルガンチュワ』で行ってみよう!

夏の愉しみの帝国ゼリー各種@2013年
毎年、この時期に出る企画品はゼリ〜。キレイでしょ?キラキラと、いいゼリーでしょう^^ 。右奥からドンペリ+サングリア、マスクメロン、珈琲、南国フルーツ。お値段は南国と珈琲が1,050円でメロン1,260円、ドンペリ1,575円。素材と器のことを考えれば、そんなにブッ飛びな値段ではないと思うんだけど…、感覚がすでに麻痺してるのかしらん?
香り高いフルーツぎっしり
私が初めてガルガンチュワを知ったのはフルーツケーキ「オーチャード」を雑誌の紹介記事で見た時。(ガルガンチュワそのものはゲームキャラを介して見知りおきでしたけど^^;)過去記事 帝国の優しい巨人 』でも触れましたがオーチャードは帝国ホテルが誇る一本いちまんごひゃくえん!の贅沢フルーツケーキだ、べらぼうめ!いやホント、初めて聞いた時は実際に「べらぼうだな、おい」と口走ってしまうくらい、その強気な値段設定に呆れたんですよ。でもモノは試しで食べたら二度びっくり。それだけの価値がじゅうぶんある!と納得の出来映え。それ以来、食べてみなけりゃ分からない、をモットーに貯めた小遣い握りしめてガルガンチュワで小出しにお菓子を買うことが私のささやかな楽しみになっている。
さて気になるゼリーのお味ですが…。私が今年のラインナップで一番に目をつけていたのが実は珈琲ゼリー。ドンペリとメロンは去年の企画ですでに体験済みだったのです。形式は若干異なっていますけどね。その時の感想なんですが、私の信条「シャンパンは加工するよりそのまま飲んだ方が絶対美味しい」コレはゆずれなかった。そういう意味では高いお酒をゼリーにしちゃう意味を私としては感じてない。ゼリーにドンペリやモエシャンをかけて食べるならまた話は別だったかも。でもそれはテイクアウトお菓子には無理な相談ね〜。とはいえ、ここガルガンチュワで使われるフルーツの美味しさは間違いがないので食べて損はない。実際、シャンパンゼリーは技モノな工夫も施されて満足の一品だった。でも上記の理由でゼリーとしてのトータルバランスはフルーツの勝ち。てなわけで昨年のゼリー食べ比べでは一押し品はマスクメロンに軍配。
んで、今年のラインナップを見てみるとドンペリとメロンが再登場で新顔に華やかな南国フルーツ(メインゼリーは桃味)を従えている。その中にあって、ひときわ地味〜に珈琲ゼリー。…地味すぎる…てきーん!これは何かある。(注:てきーん、は何かが閃いた音です)
思った通り、珈琲ゼリーの懐かしいようでいて初めての味わいに脱帽。クリームの上質な甘みと珈琲味の強すぎないのに口に香る感じと…むぅ、もう一口!とやってる間にペロリと完食。そう、飽きさせない味。これは珈琲ゼリーならではの満足感。添えられたクラッシュゼリーがガムシロップ味なのがまた面白い。思った通り、美味しいじゃないか!
というわけで、ガルガンチュワの夏ゼリーは8月いっぱいまで開催中。日比谷に急げ!来週はお待ちかね、ラ ブラスリーの田中健一郎の特別メニューをとりあげます。お楽しみに〜。
夏のゼリー2012

おまけ
去年のハレの日飯の帰りに買ったゼリー。左手前がモエシャンロゼ、右がドンペリ、左奥がマスクメロン、右奥は梨の紅茶。
寒天配合のゼリーで舌触りを変えたり、ライチクリームをゼリーにくるんでパールのようにしたものが添えられたり、もはや芸術品。何気に今年のゼリーよりポーション大きめだわね〜。

私はお酒ゼリーなら風味豊かなワインゼリー(or 梅酒)が許せる範疇。ドンペリの底に沈めたサングリア(フルーツ漬け赤ワイン)ゼリーは去年も今年も良かったと思うので、帝国さん、来年あたりはサングリアゼリーでどうか一つヨロシクお願いしまっす!