いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2012年2月8日水曜日

アグネス ラブ

神楽坂は今や一大観光地。オサレなカフェやビストロ、イタリアン、バル、小料理、甘味、中華に鰻となんでもござれ。裏路地に通じる区画も少しずつ姿を変えて、も少し猥雑だった昔日の面影は、はや忘じたれ。
上映スケジュール出てきた
reminiscing the old days
私の友人が神楽坂在住だったせいもありますが、特に高校生の頃は学校帰りに足繁く神楽坂に足を運んだものでござんす。半ドンなんぞあった時代なんで今は無き『佳作座』で映画を浴びるように見たし、 紀の善 の離れで坪庭を眺めながら粟ぜんざいに舌鼓。アブラまみれの店内で道路工事のおっさん達がラーメンすすってるような中華屋だった 五十番 の二階で華僑に囲まれ五目肉まん食べてたのも半ドンの懐かしい思い出。
木陰にのべし たかむしろ かのひとときの 花の宴(※三好達治!)
神楽坂に思い出の場所は数あれど、中でも陽が傾くまで若宮神社でぶらんここぎながら友人と過ごしたひと時は私にとって永遠の花の宴。その若宮神社の界隈も古く大きな下宿屋(?)が消え、ふと気がつけば小さなホテルが建っているではあ〜りませんか。これこそが今回オススメする神楽坂の隠れ家 アグネスホテル &アパートメンツ(逃げも隠れもしない普通に良いホテルですけどね)

隠れ家!ヨーロピアンなプチホテル!という雑誌の触れ込みや口コミは女子力が豊富な人々にとっては要らぬ妄想かき立てる材料になってると、おばちゃん思うのよ。実際に足を運んだ人から「拍子抜け」なんて評価を聞かされると自分のことのように涙目になっちゃう私がいる。ここは一つ、私がステマってみようじゃないの。
初めての人には辿りつきにくいという点では隠れてるのかも知れないし、行ったことないからヨーロピアンプチホテルとの比較もできないけどさ、若い頃に加州暮らしをした経験からいえばここは上品なランクのアメリカンモーテルの風情。ミニキッチンや洗濯機がついててお部屋価格(お一人いくらという課金体制じゃない)ので大人数ほどお得なのが嬉しい。
一人で行くとお得感が薄くなるのは否めないけど二人利用なら一人当たりの料金は朝食付きで9,000円ほど。観光地(モンタレーやヨセミテ)の安全・納得できるクラスのアメリカンモーテルが菓子パン程度の朝食つけて80ドル〜だったことを思えば、おいしいホテルビュッフェのついたアグネスでこの料金はイイ!窓の外の眺めが悪い(理科大と民家)という評価も見たけどここは都会ですぜ?ロスみたいな都会立地なら小さい部屋に鉄格子ついた小さい窓。深夜には外から銃声や警察車両のサイレン音な環境のモーテルで安心して泊まるには120ドル〜払わないとダメだったこと考えると神楽坂プライスはパラダイス!

アメリカンモーテル(しかも20年も前の)と比べることになんの意味が?と聞かれると困っちゃうんだけどね。泊まるといろんな意味で懐かしくなる宿、それがアグネスということでご理解ください ^^;
次回はもっとじっくり内部についてレポします。御用とお急ぎの無い方は乞うご期待

※以前、三好達治の詩なのに高村光太郎とか書いちゃったよ
すまんかった、たっちゃん&こうちゃん
三好達治 花筐より
けふはわが背のお誕生 赤のごはんをつくりませう をゆびをそめし草の香の ほうにかかりし日の昼や
千代女といひしおさなどち 面影ははや忘じたれ をりふしゆかしなつかしし かの一椀の赤のまま
木陰にのべしたかむしろ かのひとときの花の宴

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