いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2017年11月8日水曜日

天中殺パート?

いくつもの天中殺を越えてきた。財布を無くしたり、車をぶつけられたり、路上で車が活動停止したり、猫が死にかけたり…。その都度、備忘録的なもを書きつくればあやしうこそものくるほしけれ。
さて今回の天中殺は大きかったよ。音に聞く脳梗塞を起こしたのでごわす。これはもう事件の領域。ホントこれで天中殺は大トリにして欲しいものです。
10月の半ばも過ぎた頃、その日の明け方、夫が布団の横で騒いでいた。私の寝言のろれつが回っていないというのが騒ぎの発端。修学旅行でも合宿でも、あるいは友人との旅行でも話題になるほど、私の寝言はやたらと滑舌が良いらしい。それは知っていた。
しかし寝言のろれつがおかしいという理由で救急車を呼ぶのはどうかと思う。寝ぼけながらも私は「ねほへてるらけられ」と夫に反論。おや?そこで気づいた。確かにろれつが回っていない。それでも寝ぼけてるだけだと思った私は寝直すことにして寝返りをうとうとするが、むぅ?うまく寝返りが打てない。なんだこれ?
あとはなすがままに救急搬送。車中で話しかけられたり、病院内ではどんな処置をするか、どんなリスクがあるかを医師が夫に説明していたところだけは意識があって記憶に残っている。足の付け根からカテーテルを通して脳内の血栓を取り出すという処置をとると説明された。そんな遠くからカテーテル入れるんだ〜、破裂のリスクもあるんだ〜、破裂したら私、終わりなんだな〜とやたら他人事のように感じていた。不思議なものでっちまったものはしょうがないとしか思えなかった。
あとは聞いた話。6時頃に病院について2時間くらい色んな検査。検査を踏まえて手術のプランを検討しそこから緊急手術。
そして私が目覚めたのがお昼前。喉に通された管を外して痰吸引が行われた際に「ブホッ、なんだコレ?!」と目覚めた。すぐに看護師さんに運動能力を軽くテストされて「奇跡的な回復です!リハビリも必要なさそうですね」とのお墨付きをいただく。
素直に嬉しくて「じゃあ明日から仕事に行けますか?」と聞いていた。明日、私は大事な実験を控えていたのだ。看護師さんは呆れた様子で「今日、何日かわかります?あなたがココに来たのは昨日なんですよ」と…。うはー、そんなに寝てたのか私!
追い討ちをかけるようにこの集中治療室に入った者は二週間はここから出られないという呪いのような言葉がかけられた。マジか〜。この焦燥感。しかし贅沢は言えない。一つでも歯車が噛み合わなければ私は今、ブログの更新もできなかったはずなのだから。
ソード4
予告通り入院は二週間に及んだ。それだって二週間で済んだのだから感謝するべきなんだけど、なにぶん麻痺も残っていない体なのでリハビリも寝たきり生活改善のための筋トレが少しあるだけ。あてがわれたベッドのスペースにしか居場所もなくてじっとしてるしかない生活。検査と点滴のためだけに病院に留め置きされているので退屈でしょうがない。
やることがないのでタロットカードをめくれば出たのは剣の4。瞑想への退却。創造的な休息ですと。休むしかないのか…。

このカードは祈りを捧げるステンドグラスの下で深い瞑想に入っている騎士の姿。壁にかけられた3つの剣は頭、喉、胸(サイキックな目、コミュニケーション、深遠な知識)に向けてエネルギーを集中させており、4本目の剣は目覚めと共にすぐに手に取れる場所に用意されている。葛藤や闘争の緊張から離れて心の平安と休息を表している。このイメージで入院生活を乗り越えよとのお告げと受け止めた。
腐っても脳梗塞。脳の細胞の一部が死んだことに変わりはない。幸いにも被害を受けた部位は右脳の大脳辺縁系の一部で、ここは知的活動や運動能力には関わりのない、ある意味何をやってるのか未知の領域だと医師からは告げられた。だから麻痺も残らず生活に支障は来たさなかったのですが、それはしかし未知なる私の能力の一部が失われたかもしれないということ。辺縁系は情動の脳と言われ動物の本能的な部分を支配していると言われる。野生の勘とか、感情の起伏とかに変化が生じるかしら?とか色々考えたけど今の所その実感はない。
さしあたって占いはまだできるようなので、ひとまず安堵した次第。
次回は脳梗塞について、もっと役立つ備忘録を書く予定。お楽しみに〜

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