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2017年11月15日水曜日

詰まらない話

引き続き脳梗塞の備忘録。どうして血栓は詰まったか?の巻。
今回、幸いに早期の発見と迅速で適切な処置のために事なきを得た。人によっては実際に倒れる前に手足の痺れや、ちょっとした麻痺症状などを自覚して自分で病院に出向いて検査や治療に当たることもあるという。
はて、自分には自覚症状がありや、無しや?と考えるに「今から思えば、ああ、あれが…」というのは確かにある。それは職場で培養細胞の数を数えるために顕微鏡をのぞいた時のこと。像がダブって見えて全然カウントできなかった事が8月頃(倒れる二ヶ月前)にあった。今思うとその時すでに血栓ができていて脳の視覚部分を圧迫していたのだ。
だけどね、視野がダブって見えるのは顕微鏡を覗いている時だけで普段の生活は普通に送れていたんです。この普段の生活に支障がないというのが曲者なんですね。虫歯だって、痛んで生活に支障が出るから皆歯医者に駆け込むわけで、痛みを感じなければ割と放置されがち。←何を隠そう子供時代の私がそうだった。私は昔から痛覚が鈍い体質らしい。
生活に支障はないが仕事には支障を生じたので一応、眼科に出向いた。けれどもそこで検査した時には普通に見えた。これじゃどうしようもない。頭痛や吐き気はあるか?と聞かれたがそんなものはないので結局、疲れ目で焦点が合わせにくくなる時があるのでしょう、という話になった。
実は4年前に謎のめまいに襲われた時期があり、偶然にも今回お世話になった病院でMRIの検査を受けた事があるんです。その時も脳の血管に異常は認められず、頭痛や吐き気がない&めまいの内容が普通と違う事から肉体的なものより精神的なものであろうと診断されていました。めまい自体は年かさの友人によると「年を取るとみんなそうなるの、そのうち慣れるから問題ない」と言われて、事実いつの間にかめまいは改善された。
こうしてみると脳疾患のキーワードは頭痛と吐き気。でもこの症状を自覚できない私のような鈍感人間に早期発見は難しい。
血栓は主に動脈硬化や心臓疾患由来のものが多いと聞く。入院中に行われた検査はこうした原因究明のためのものが主だった。いわゆる血液ドロドロ生活が祟って血栓が形成されるパターンと心臓疾患でそこから血栓が送り出されるパターンとがあるらしい。血液ドロドロに関しては生活習慣に関わる事なのでそのせいもあって、脳梗塞は再発する病気と言われた。嫌だわねえ。
でも入院中の検査結果は心臓にも血液にも問題無し。強いて言えば4年前のMRIでも確認されたが生まれつき脳内の血管に細い部分があるようだ、とのこと。最終的に血栓の原因の決め手になったのはホルモン剤でした。若い時から異様な生理不順だった私。気にせず生きてきたけれど中年になってから痛みに鈍い私が初めて辛い生理痛を感じるようになり、その時に婦人科でホルモン剤を処方されて長らく常用していた。平たく言えば経口避妊薬というやつです。女性ホルモンには血液を固める作用があるとの事で薬が体に合わなかったのであろう、という医師の見解。なのでホルモン剤はやめることに。これで血栓が防げるなら安いもの。そんな事もあるので、避妊薬を常用している方はご用心を
あともう一点。私は無類の面倒臭がり屋でトイレに行くのが面倒臭い。もともとトイレから遠い人間だったので一日のトイレ回数が異様に少なかった。これもよくないらしい。人間は一日に2Lの排尿をする、と言われてまさかと思ったが確かに入院中に計測したらそれくらいは出している。食事を含めて水分を2L採れという健康法はあながち間違いではなかったらしい。
こまめな水分補給と排泄適度な運動ときちんとした食生活。そして皮肉にもレモン酢生活を始めた途端に脳梗塞になったわけですが、これからもお酢を飲む生活を続けて行きたいと思います。昔、お酢の研究をしていた人が職場にいて、彼女主導で仲間が実験室で黒酢のサワードリンクを作ってくれたのが嬉しかった。黒酢は苦手だったけどこれは本当に美味しい。周囲の人たちにも衝撃とご心配と迷惑をかけた事だなと反省と感謝がないまぜになった気持ちです。
病気の早期発見はなかなか難しいものがありますが、常に自分の心と体をいたわるように心がけたいと思いました。検査をしたって見落とされる事はあるので、本当に運次第なものではありますが、どんな病気があってどういう兆候があるかという基礎知識を持って、体に異常があった時は用心して疑ってみるのも大事だと思いました。
皆様におかれましても、よき血液サラサラ生活を!
次回は入院にまつわるお金の話なんかを予定してます。お楽しみに〜

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