いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2017年5月23日火曜日

生きるか死ぬか

死ぬかと思った経験は、長く生きてりゃ何度かは遭遇するもの。先日、走行中の車のエンジンが停止しやがりましてね、そりゃもう大騒ぎ。まだまだつつくよ天中殺ということか。

車だけじゃないんです。実は一年ぶりに飼い猫が死にかけましてねぇ…。昨年、尿路結石が原因で急性尿毒症を起こした猫が再び体調不良を起こして血液検査をしたところ、慢性腎不全の兆候あり。これは老齢猫の大半が最後に通る道らしいので、そういう時期にいよいよ突入したのだと悲しみのうちに腹をくくりつつある今日この頃。脱水の症状を改善させてから再度検査をして養生できる方策がないか検討しようということで点滴のための通院を始めたところです。
その帰り道の交差点で車が「ぷすん」と停止。あなたならどうする?というわけでいつものように備忘録。もしもの時のイメトレにご利用いただければ幸い。

その前日、急激に気温が上がって炎天下の中をエアコンフル稼働で走行。信号停止の後、走り出そうとしたところでエンジン停止。慌てはしたけどすぐにハザードをつけて後続車に「ごめんね、ごめんね」のジェスチャーを車中で激しくしながらエンジンを掛け直す。2回ほどエンジンのかけ直しをして、幸い復活したのでそのまま動物病院へ。ここで気が動転するとうまくかからなかったり、最悪の場合はサイドブレーキもなしにエンジン始動してアクセルフルで暴走も有り得るな〜、と昨今の高齢者運転ミスの頻発について考える。とにかくこういう時は声出し確認しながらでも落ち着いて行動しよう

翌日は仕事を終えてから動物病院、その帰り道。なので夜の涼しい時間帯。狭い路地から主要道路へ出る際に一時停止。安全確認して出だしのところで「ぷすん」と停止。
ブルータス、またなのか!そこは下り坂だったのでブレーキペダルを離した段階でゆるゆると坂を降下し始めた。「慣性の法則で坂を降りつつ路側へ寄せて停止すべきか」と、一瞬頭をよぎったがそこで雑念が入った。「つーか、うまく行けば家まで辿りつける?(家はその坂の下だった)」この雑念は実によろしくなかった。ないないない!そりゃないよと独りツッコミ開始。判断が怪しくなったので、もっと最悪な主要道路を塞ぐ形での停止を避けるためその場での停止をすんでのところで決断。主要道路に頭を突っ込む変な形でハザードをつけてエンジンを掛け直すが今回は何度やってもかからない。
そうこうするうちにあっちからもこっちからも車がやって来て抗議のクラクション。主要道路の方の車はなんとか避けて通ってくれるが、路地の後続車は通せんぼ状態でご不興のご様子。車を降りて「エンジンがかからないので申し訳ないが迂回してくれろ」と頭を下げること数台分。
JAFへ出動要請を出しつつ、その通話途中でやって来る後続車や対向車に同時進行で事情を説明しててんてこ舞い。その最中にキャリーケース内の猫はゲロリンパし始める。いや〜死ぬほど焦った。
とはいえ、焦って死ぬ人なんてそうそういませんよ。本当に死ぬことを思えば、これしきのことなんくるないさ〜(/_;)と折れそうそうな俺の心をなだめつつ対処。と、そこへ救世主現る
「後ろから押すから、乗って乗って!ギアをニュートラルに入れて」と指示を出す男性が登場。JAFとの会話を中断して車に乗り込みサイドブレーキを外してギアをニュートラルへ。男性はえいさっと車を押して主要道路を横断、そのまま車通りのない路地へ私の車を押し込んでくれた。いやもう、本当にありがたかった。お礼をしたいので名前なり連絡先なり教えてくれろと頼んだが、固辞して爽やかに立ち去る男性。どこのどなたか存じませぬが本当に本当にありがとうございます。どうか、かの男性に良いことがありますようにと今はそう願うことしかできませんが、本当に助かりました

さて、おさらいです。道路走行中の緊急事態マニュアル
できれば車を安全な場所に退避
退避できないならハザードをつけて周囲に緊急事態を周知
(私は)スマホでJAFの出動要請番号を探して電話、どこで何が起きているか簡潔に話す
「道路走行中に車が止まって道を塞いだ状態になっています」「場所はどこそこ」
自宅近くで土地感があったため「どことどこの間の何某交差点」と説明できましたが知らない場所なら至近の電柱に書かれた地名と目印になる建物を説明しましょう。今は携帯GPSから場所を割り出してくれることもあるようです。
道を塞いで交通誘導の必要がある時は警察にも連絡を(これはJAFから指示があった。救世主が車を退避させてくれた旨をJAFに説明すると警察連絡はしなくてよくなった)

ヘトヘトになって自宅に帰り着き、猫のキャリーケースを開けると「帰宅にどんだけ時間かかっとるんじゃ、ぼけ!」と盛大な後ろ蹴りを私に食らわせて猫遁走。あなたがそれだけ元気なら、それだけでカーサン嬉しいわ。がくり
猫の病気についてはまた書こうと思います。今はただ「困っている人を見かけたら、今度は自分も爽やかに助けてあげられる人になろう」と思うのみ。皆様におかれましても、どうぞ事故にお気をつけて。そして万が一に備えて常にシミュレーションをしておきましょう。それではまた

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