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2015年7月30日木曜日

デス、ですね2

ヤマモトナオキ
死神のカード
久々に新しいタロットを入手。今回は日本神話をモチーフにしたタロットカードです。「ヤマモトナオキ」で検索けんさく〜。
余談ですが作者はイラストレーターとのことですがウチの旦那が長年応援しているエロ漫画家さんと同姓同名。だもんでご本人のサイトから直で購入した後、届いた包みの差出人を見て旦那がかなり動揺してた^^;

閑話休題

大アルカナのみのカードなのも手伝って、実占にはちょっと向かない印象でしたが古事記や日本書紀の登場人物を「ここに持ってきたか〜」「自分だったら…」という形で想像の世界が広がりなかなかに楽しい。イザナミをモチーフにしたカードが実に4枚も入っており「どんだけイザナミ好きなんだ」と思わないでもないのですが、しかし考えてみるに生死をめぐる神話としてのナミさんの役割は確かに大きい。
なんだかんだいって第一印象で心ひかれたカードが「壱拾参 死神」だったのが私としてはかつてないことで自分でも驚いた。これは多分に『こうの史代 ぼおるぺん古事記』に依るところが大きいと思う。
場面は黄泉平坂(よもつひらさか)。イザナギによって大岩で通せんぼされたイザナミが岩を挟んで壮絶な夫婦口喧嘩をやらかすシーンなわけですが、このカードを見て脳裏に甦ったのが先述の『ぼおるぺん古事記』の以下のシーン。
こうの史代@ぼおるぺん古事記
この夫婦神はヤシマ(日本)を生み出す前に天の御柱を経巡って結婚の儀式を行っています。その何とも幸せな思い出と今生の別れが重なるこのシーンは、始まりと終わりが一つの大きな何かを挟んでぐるぐると経巡る(まわる)ものであることを暗示しているようだ。道をふさぐ大岩を間に巡り合うことは叶わず、二人の関係はここを持って終わる。かくてイザナミは黄泉国(よもつくに)へ、イザナギは中つ国(なかつくに)へ袂を分かち次の物語(天照大神の誕生)を紡ぐのだ。

一組の夫婦が冥界を挟んでアレコレする物語にはギリシア神話の「オルフェウスとエウリディケ」も外せない。あちらさんは星座(竪琴座)の起源を表したものですが、洋の東西を問わず「死が二人を分つ出来事」というのはそれだけ人間にとって大きな命題となりうるのでしょう。
さて、1枚のカードから心に移りゆくよしなし事を書きつくりましたが最後は星座とタロットについて備忘録。もともとはゲーム(賭け事)としての要素で世界に普及したタロットに占星術やら諸々を結びつけるようになったのは18世紀頃と言われています。
私にアストロジーやホロスコープの素養はありませんが、カードをめくる時のインスピレーションの一助になることもあるので参考までにメモっておきます。(ウェイトスミス版による対比)
ゾディアックカード
 牡羊座  皇帝   牡牛座  教皇   双子座  恋人
 蟹座   戦車   獅子座  力    乙女座  隠者
 天秤座  正義   蠍座   死    射手座  節制
 山羊座  悪魔   水瓶座  星    魚座   月
ちなみに黄道十二宮に入らなかったカードの支配する天体は以下の通り
 太陽 太陽    月  女司教
 水星 魔術師   金星 女帝
 木星 運命の輪  火星 塔
 土星 世界
ん?三枚足りませんね。とってつけたようにおまけ 
 愚者 風のエレメント
 審判 火のエレメント
 吊られた男 水のエレメント    だそうです。
なんとなく審判って土な気がするけど。墓穴からみんながボコボコ出て来てるし^^

ホロスコープのたしなみがあれば、出てきたカードから「時期」を占うこともできるのかもしれませんね。頼まれてタロットリーディングをしていると「それはいつ?」と知りたがる人は意外と多いので頑張って調べてみました。でも使いこなすにはもっと修行が必要そう。 

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