いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2014年5月9日金曜日

雷鳥は寒かろ

らりるれろ〜と写真整理をしてたら帝国ホテルのメインダイニング「レ セゾン」にジビエを食べに出かけた時の写真が出てきましたよ。てなわけで恒例の食べ物備忘録。

本日のメニュー 覚えてられない
長いタイトルだぬ〜

アミューズ三種
左 フォアグラテリーヌ
中央 白ワインムース?
右下 マグロタルタル




まずはメニューに載ってないアミューズ三種を食前酒と共に。ランチのアミューズはいつも二品なので「ディナーはお通し三品か!」と心拍数が上がる。そう今回ついにセゾンでの初ディナー。大騒ぎして買ったバッグ(参照:不断の普段)が活躍するハレの日がやって来て本当に良かったよ ^^; 神様、ありがとう。

アントレその2
ポタージュ扱いか?
アントレその1
目に美味しい
前菜アントレはパプリカムースがしっかりした味わいで飽きない。飽きるほどの量は出ませんけどね、適量と言うにふさわしい満足感。アミューズのマグロもそうだったけど、この蟹も本当に美味しい。素人に入手できないルートのものなんだろな、と実感できる。

前菜その2に至ってはフォアグラと雲丹。こんな贅沢をして痛風になりゃしないか心配になっちゃうよ。各素材が美味しかったのは確かだけど個人的にこの組み合わせはやり過ぎな感。先に出た前菜は蟹と茄子の風味を楽しんで箸休め的にパプリカムースという構造がとても良かっただけに、後者は調和という点ではわかりにくかった。単に小心者の私が、どちらの味をメインに据えてよいか迷ったのが敗因なのか?あとこの泡泡ソース、エスプーマというのでしょうか近年の流行ですがコレが私は好みじゃないというだけの話かも>印象に残らなかった理由

さて、あっさり前菜こってり前菜を過ぎいよいよプラ、魚料理ポワソンの登場です。
ポワソン
黒鯛の皮が添えられて嬉しい。ランチを数回試しただけの私が言うのもなんですが、セゾンは魚料理が美味しい。というか、肉はあるランクを越えると全部「美味しい肉」としか言いようがない。変な話、上質のお肉さえ使えば美味しい肉料理は割と何処でも食べられる。けれど魚に関してはプロが作ると「美味しいバリエーション」をそれこそ無限に感じる。魚って新鮮さで味がガラリと変わるし、その辺りのことも関係するんでしょうかね。感嘆しながらペロリと完食。さつま芋のピュレが意外な美味しさだった。

ヴィヤンド
雷鳥の付け合わせ
左 蕎麦粉スペツレ 右 トランペット茸のソテー
待ってました。第二のプラ、肉料理ヴィヤンドは本日の最大イベントともいうべき雷鳥です。ギャルソンが目配せして、せ〜ので皿にかぶせた銀のクロッシュをパカっと同時に外す。自然と料理に気持ちが集中するこのクロッシュを使った演出は食事がエンターテイメントであることを実感するひと時。共に食事を楽しむ感覚のなんと幸せなことか。
さてお料理の方は…。お初にお目にかかりますが、特徴あり過ぎ!一口食べてレバーだと思った。でもお肉なんですよね。風味がレバーで食感は煮込み肉。レバーは得意じゃないけどカカオのソースと相まって、むむむ不思議味。本日のイチオシ!とはならないけれど滋養になりそうな気がする味。というかね、この雷鳥に合わせてソムリエさんに赤ワインをチョイスしてもらったのですが、そのマリアージュがすんばらしくてワインの方にすっかり心を奪われた。ワインのために肉を含む、そんな食べ方は初めてだ。なのにそのワインの名は失念^^; ソムリエと随時相談してくらはい。
スペツレもお初にお目にかかった。すいとんのようなものです、と説明が。生パスタと言う人もいる。ドイツやフランス山岳地域での一般的な付け合わせだって。蘊蓄ついでにトランペット茸(トロンペット茸)のお話も。こちら正式にはトロンペット・ド・ラ・モール「死者のトランペット」と言うそうです。真っ黒で不気味だから?一説にはカトリックの死者を祀るお祭りの頃(11月)によく採れるから…なんて話も。

話が逸れた。楽しい時間が流れてデザートタイムですよ。お店によっては魚と肉の間にグラニテ(氷菓)が入るけど、今回のコースにはなかった。実際イヤモウそんなに食べられないという局面に来ている。心はフロマージュを所望するのだが、いい塩梅にワインも底をついたので断念。西洋人はこの後、チーズ食べてから甘いものに移行って正気の沙汰とは思えない。
アヴァンデセール
なんて異人さんの悪口言ってる間にデザートその1アヴァンデセール完食。甘いものは別腹って本当ね。ソルベと添えられた赤い物体(ミニトマトと言われたような気が…)が何味か失念したけれど右手前にあるチョコソースを閉じ込めた餅(牛皮というより白玉か)はちょっと感動もの。餅好きなんで。
グランデセール タルトタタン
そして雷鳥の次に期待の大きかったタルトタタンの登場でっす。グランデセールはなんとホールでお出まし。ギャルソン達がいそいそとサーブ台を用意して目の前で切り分けてくれました。「おかわりもどうぞ」と言われたけど、イヤモウホント無理。なのにサーブされた分だけはペロリと行けちゃう。リンゴの酸味が利いてバニラのグラス(アイス)と合うわ〜。本当に幸せ。
珈琲とショコラ
若い頃は満腹になった後でも更に食べる胃の容量があったのに、無理のきかない年になって本当に口惜しい。そのくせ若い頃ってば財布の容量が足りなくてフレンチフルコースなんて食べに来られないんだからなんという皮肉。ぷんすか

ミニャルディーズはショコラのみだったような…焼き菓子もあったのかな?何故か写真にはショコラトレーに好物のヌガーが不自然な形で鎮座しているけど??お持ち帰りはさせてもらえないので次回は胃を広げるトレーニングをしてから伺おう。フルコースディナーを食べる機会がまた来るかどうかはわかりませんがね。気は心。

おまけ
狩猟型ジビエを食べる時は稀に散弾銃の弾が入っていることがあるので勢いよく噛まないこと。あらかじめ注意を受けて「でもそんな事滅多にないよね〜」と言ってる私の口から出ました弾丸。縁起物という話もあるので、そこは笑顔で乗り切りましょう。お店の人に伝えると帰り際に記念品がもらえます。私はガルガンチュワのバウムクーヘンをお土産に頂きました。コレ、いつか食べようと狙ってたので嬉しかった。スパイスが効いてエキセントリックな味。個人的にはユーハイムの甘々なのが好み。でもありがとう&ごちそうさま。
記念品バウム
左の黒丸が弾丸
ついでに鞄も見てやって^^
レセゾンのディナーの巻はこれにて。ご清聴ありがとうございました。

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