猫のタロットと言えば『White cats』という白猫を擬人化したタロットデッキが有名ですが、私は断然こちらのペイガンさん推し。ライダー版タロットをモチーフに猫の様子を活き活きと描いたこのデッキは、猫飼いなら思わず微笑んであるあるあると頷いてしまう作風。猫の目のように気まぐれで気ままな日常を占うには持ってこいだと思います。好ましくないリーディングが出てもこの絵柄なら「ま、いっか」とほのぼのできる(良いのか?そんなので)。
では実践。何かと思うに任せない状況にあった私。釣り糸を垂れて釣果を見んと欲す。
まずはシャッフルしたカードデッキを写真のように順に展開だ。
123 知るべきこと
4 願望あるいは深層心理
5 挑戦あるいは課題
6 力あるいは能力
7 行き着くところ
私はどの占いでも最後に1枚だけ「タロットからの助言」としてエキストラカードを引きます。8枚目はそのアドバイスカードです。
123 知るべき三つのこと
吊られた男 |
聖杯9逆 |
状況に身を委ねる、意識的に何もしない、決断前に適時を待つ
ライダー的には行き詰まり、別の視点を持つ
聖杯9逆位置
必要以上の利己的な独占
金貨6逆位置
取り分以上のものを取る
金貨6逆 |
私が感じる「思うに任せない状況」とは単に私の欲張りすぎに起因している可能性がある。また同時に今が時期ではない事も示唆してる風味。別の視点を持って時を待つことが肝要。
剣9逆 |
教皇逆 |
4願望あるいは深層心理
剣9逆位置
強迫観念、不眠
5挑戦あるいは課題
教皇逆位置
真の理解や信条無しに伝統に従う
ライダー的には反抗、慣例に従わない
願望と呼ぶにはふさわしくないカードなので自分の深層心理であると判断。こうあるべきという強迫観念が自分の心的状況を引き起こしていると言える。その強迫観念は親(育った社会環境=教皇)から植え付けられた慣例、思い込み。これ(信条に反した価値観に従う事)が私を苦しめている元凶とするなら視点を変えてそれに反抗するのが私の今後の課題かもしれない。
剣キング |
剣8 |
剣8
不安定な状況
ライダー的には無力感、意識を内側に集中させる訓練
7行き着くところ
剣キング
ひらめき、制度、交流の裁定者
ライダー的には賢明な判断、決断する人物
力とは言うものの、これは私にかけられた負荷を表しているのかも知れない。実に不安定(だからこそ思うに任せない状況にある)。これは私の能力や資質を養うための訓練と思うべきなのか。あるいは意識を集中させて来るべき時に賢明な判断を要求される暗示か。ペイガンさんはコートカードに意味を持たせていないので、元々特定の人物を表すと言われるこのカード(キング)は私に成り代わって決断をする人物が居ることを示唆しているのかもしれない。
8アドバイスカード
死逆 |
意味がない不必要な損失=とるに足りぬ事
ライダー的には停滞、変化を恐れる頑迷さ
慣例を破る事は恐れるほどのことではない
時期を待ちながら自分の信条・内面についてフォーカスしよう
あんまり欲張るなよん
とまあこんな感じでしょうか。強迫観念に捉われているという見方は願望の位置に剣の9が出なければ気がつかなかった事。このように一見不適切で当てはまらないカードが出たような時には、それが何を表しているのかをこじつけ、もとい、想定してみることが、結果的に自分が持ち合わせていなかった視点を導入することになり、それこそがカードリーディングの醍醐味となるわけです。な〜んてな
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