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2014年3月21日金曜日

あしたに未知を聞かば

わからないことだらけのファッション関係のお悩みはネットで検索けんさく!というわけで入学式で学生が着る服装について調べてみましたよ。学生なんて、もう大きいのだから自分で決めやがれってなもんですが、親の遺伝子と習慣を受け継いでいる我が子は当然ながらオシャレ音痴。ある程度は大人が方向性を示さねば、つーことで付け焼き刃的にリサーチ開始。「大学入学式 服装」で検索すると同じ悩みを持つ人達がいるわいるわで掲示板系サイトは同様の話題が花盛り。そのいくつかに目を通して、 以前セミフォーマルバッグを購入したとき の何とも言えないざらつきを再び体感する。今回はそのザラザラしたお話。

バッグを買うときにも書いたけど常識は地域毎、時代毎に違うもの。田舎の普段着と都市部(のごく一部)の普段着が月とスッポンほどに違うことは前述の通り。どちらが良い悪いという事でなく、これらは生活習慣が違うのだから当然のこと。それなのに地域も時代もバラバラな構成員が「こうしなくちゃダメだ」とか言い出すとそれはもう無体で無秩序な暴力みたいなもの。
例えば子息の入学式用にブレザー購入を考えてるお母様に「スーツじゃなきゃ変ですよぅ」「高校の制服だと思われちゃうゾ」「周りと一緒じゃないと可哀想〜」等々、善意と悪意が、そして時には間違った情報も錯綜するのは罪な話。作為的に「口撃」を仕掛けて何かのウサ晴らしをしてるような意見を展開する人もいるので、そういうのは論外としてもネットを利用してのリサーチは色んなことを加味して総合的判断が要求される。まっことご用心。何よりも息子にブレザーを購入しようと思っていた私なんかは読んでて怖くなって涙目ですよ、いやホント ^^;
ブレザーは学生の(準)正装である。と、言う人が出現すればブレザー容認意見も出るのだろうが「ブレザー=非常識」という意見一辺倒になるとそれを盲信する人しか発言しなくなる。実際にはブレザー礼賛なページを探すことも可能で、そこにおいては逆に「スーツの方がいいんじゃない?」という意見はほとんど見られなくなる。ネットの口コミ板とはたいがいそうしたもの。
ちなみにブレザー反対派の言い分は「式典は厳粛な場だから正装で臨め」「ブレザーは遊び着」というもの。はて?そうでしたか?一方ブレザー賛成派の考えは「そもそも英国や米国東海岸の名門大学の学生が着る服から派生したのがブレザーなので学生の正装に適する」「紺や黒系はフォーマルとして着られる」等。
もし正装にこだわるなら日本においてはそれは着物。格式も明確に位置づけられているので間違いようも迷いようもない。洋装での正装を目指すならそりゃタキシードになる。ね、正装で出席したら伝説になること間違いなしだ。洋装、とくに背広系を巡るキマリゴトには日本独自のローカルルールがあったりするので、リサーチしても人によって言ってることが違ったり、実に私ら女性陣にはややこしい未知の世界。漫画の受け売りやらネットで仕入れた知識で私なりに行き着いたのは以下の通り。

日本における正装(フォーマル)とは儀式に参加する人の服。意訳するならコスプレ。
ソレを着るのは結婚式か葬式くらい。新郎新婦およびその近しい親族は正装を求められるが、それ以外の人はむしろ準礼装(セミフォーマル)じゃないとおかしなことになる。よほど格式の高い会場や新郎新婦の上司とかの役職付きの人ならともかく、一般の参列者が普通の挙式でディレクターズスーツやタキシード着込んでたら「主役級?」と勘違いさせちゃうでしょ。喪服だって和装で出たらまず親族と間違えられる。
というわけで厳密には日本では世界で言うところの準礼装が「正装」と目されてる(?この辺ちょっと自信ないけど ^^; )。
んで、そうした意味でのビジネスマンの日本式正装=準礼装(フォーマル〜セミフォーマル)をしたいならダークスーツを選べ。
略式(インフォーマル)が許される場合(学生は立場上これに該当すると思われる)あるいは略式を求められる場合(主役に格上を譲るためのケースとか、盛りすぎないでやりましょうというルールの場所)ではブレザーやジャケット着用。もちろんビジネスマンならダークスーツ縛りを外してお気に入りのスーツをチョイスできる(ダークじゃないとダメ説もあるので心配ならダーク系で)。ここまでは男性諸氏は(ネク)タイを忘れずに!
ドレスコードの中でも近年出現した人心を惑わすスマートカジュアルからはノーネクタイが容認され始める。それでもジャケット着用で、下にはポロシャツなり衿付きシャツなりを着てキチンと感は忘れずに。この辺りからが遊び着。一昔前の「平服で」というのがコレではなかろうかと思う次第。
カジュアルウェアとなれば、それはもうジャンパーでもパーカーでも季節とシーンに合わせてご随意に羽織れる。普段着は裸じゃなければオッケー。部屋着になったら誰も見ないんだから、もう好きにして。

こんな感じでしょうかね。結論としてはマナーを守っていれば、つまりは居合わせた大半の人を不快にするのでなければ何を着たって大丈夫。マナーを守るためには一通りのルール(それはローカルルールも含まれる)を知る必要があり、それを踏まえた上でのチョイスなら胸を張って振る舞うことが出来るはず。間違いが生じたときには「あらゴメンあそばせ」で次回からは気をつければいいのよん。それが俺式オシャレ道。若者よ、失敗を恐れず、しかし先人に学んで清々しい新生活をスタートしてください。

つけたし。学校側から「スーツで」と指定があればそうすればよろしい。大概そういう場合は「スーツかジャケット着用のこと」となってますけどね。

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