全26話中、イチオシ作品は「Winter night phantom」またのタイトルを「悲恋!爆破一秒前」(ライナーノートにそういう系の邦題がちゃんとついてる^^)これに異存のある人はいないでしょう!というほどの名作です。
vous êtes gentil |
ロジャーは物語の終盤、幻の答えを考察しながらもフツリとその行為を止めてしまう。「失われた過去を掘り起こす必要はないだろう」と。謎は謎のままに。そこを含めて一話完結の物語としての完成度が高い珠玉の名作でした。パラダイムシティのカラクリを知った今は、この夢の決着なんて野暮なものを求める必要は感じない。「考えるな!感じろ」なビッグオーのエッセンスを体現したお話。
次点「Beck comes back」またのタイトル「誘拐犯の罠!ロジャー指名手配 !?」
インストルを差し置いてコレ?!と思われる方もおりましょうが、タイムボカンの悪玉トリオをオマージュしたベック一味は外せません!…と、それは冗談としても「メモリー」を題材にそれを失うことの焦燥感と全てを受け止めてゆく人々の愛しさを一番に押し出した作品はコレではないでしょうか?
あの日、私の前には彼女がいた |
「記憶を失うってそんなに寂しいこと?」アンドロイドの問いに優しく応えるロジャーがホント憎いアンチクショーだぜ。そんなR.ドロシーのメモリーを守ろうとして彼女の不具合をあえて残す配慮をするのもまた心憎い。ロジャーとドロシーの心の交感を描いた点ではヘブンズデーの話よりもこちらを推したい。
悲劇のピアニスト インストル |
盲目の少女と嘘と ヘブンズデー |
『THE ビッグオー』全26話はバンダイビジュアルから絶賛販売中。その目でしかと見よ!(←次回、最強ロボ・ダイオージャの話は間違ってもしないからご安心を^^)
0 件のコメント:
コメントを投稿