まずはシャンパンで乾杯。常時4種ほど用意されたシャンパンは、その時々でお値段も違うのでしょうがだいたいグラスで2,000円〜。プレステージとして一つだけ4,500円位のものが用意されています。以前、控えめにスパークリングワインを所望したら「発泡酒はシャンパンしか置いてませんぺこり」と言われたことがある。流石はレ セゾン。はは〜、恐れ入りやした。しかしモノは考えよう。一本1万円強の品揃えシャンパン。おうちで買って飲むとなるとそれなりに清水部隊にならないと買えない(当社比)。二千幾らで、たっかいお酒の味見が出来るならそれは儲け物。ということで飲ん兵衛夫婦は今日もゆく。
前菜 マグロと春野菜の黒胡椒ムース添え |
シャンパンを愉しみながら本日の献立を黒服さんと一緒に組み立ててゆくひと時。こうした時間もごちそうのうちなので楽しまにゃ損ソン。さておまちかね、本日の饗宴はこちら。
魚料理は赤座海老のウニソース菜の花ピュレと共に |
素材の味の良さに驚くとともに「おいしい」以外の言葉が見つからない見事な味付けと、美しい盛りつけ。海老にかけられたウニソースはサーブされた時にはムース状なのに、見る間に海老に纏われてソースに変身という魔法のような楽しい演出。立体的に盛られた兎の料理もソースのあまりの美味しさに心を奪われた。(ただしパンチェッタが勝って兎らしさは消えていたから、その点だけ惜しかった〜)
肉料理は兎と鶏のパンチエッタ巻き巻き |
チェリーのソルベとショコラムース! |
空洞部分にグリオッティン(酒漬けチェリー) |
さて、こうした席で時折取りざたされる話題「居心地の悪さ」について。一挙手一投足を見られ、店の人から値踏みされるようで食べた気がしなくなる、という向きには朗報。こちらは気持ちの良い接客ですこぶる評判が高いです。ギャルソンもソムリエも道を極めたエキスパートですが、彼らは審査員ではありません。客の相談に乗ってくれる人たちです。最良の組み合わせで食事を楽しむため、いわば一緒に充実したひと時を完成させるための仲間たち(?!)こうした食事はエンターテイメントでもあることよなぁ、と感じ入る時間でした。
※写真は承諾をもらって撮影しました。外食時は他にお客がいる場合は撮影しない信条ですが、こちらは席の空間が広くとられているのでその点でもやや心安いです。(お行儀悪いですけどね>撮影^^; )