いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2015年12月6日日曜日

アスカ 参詣編

おかげ詣りだ、ええじゃないかの巻。船旅もいよいよ終盤。大阪港の次、二つ目の寄港地は鳥羽でございます。こちらはお伊勢参りのオプショナルツアーが用意されていました。
人生初のお伊勢さん。音にも聞くお伊勢詣りには死ぬまでに1度は行けるといいな〜くらいの気持ちでいたけれど、こんな形で実現するとは五山送り火に続いて嬉しい瓢箪から駒体験でした。こういうツアー形式の旅もいいものでござんすねぇ。
お伊勢さんの何が嬉しいって、ここには赤福の総本山があるんですよ!行かねば。行って本店の赤福餅を拝まねば!という、すこしピントのズレた目的でまかり越しました。
赤福総本山?!を撮りたい私と
おかげ横丁を撮りたい人達とのせめぎあい

オプショナルツアー自体はお伊勢さんとお陰横丁(門前の土産物屋地区)を見物するコースの他にもチビッコ連れに人気の鳥羽水族館を訪れるコースやさらに足を伸ばして志摩観光ホテルで鮑ステーキを食べるコースなんかもありました。母は黒鮑のステーキに並みならぬ意欲を見せていたのですが、こちらのコースは人気がある上に少人数しか受けつけないので無念の抽選落ち。そうです、オプションは申し込み順ではなく希望者多数の場合は抽選で決められます。母はガッカリしてましたがお陰でお伊勢さんに行けたから、私としてはこれが本当のおかげ詣りということで…さて、お後がよろしいようで、てけてんてんてん。

伊勢のATMすてき!
伊勢の猫にゃん
「おかげ詣りだ、ええじゃないか」という歌のフレーズでお伊勢詣りをおかげ詣りと言うのだな〜というのは知ってましたが、今回ガイドさんいわく伊勢参拝は願い事をするお詣りではなく「ああ、おかげさまでここまで来れました」と来し方を感謝して参るのが基本、とのお話。なるほど〜と思いながらもよく考えてみたら私自身は神社やお寺でお願い事をする習慣がなかったや。小さい頃から手を合わせながら「ありがとさ〜ん」しか頭になかった。願掛けとお詣りって別のものだよね?むぅ宗教ってよくわからん。

お伊勢さんは参道の静謐さが感動的でした。実際には人がぞろぞろ歩いてて静かなわけじゃないんだけど、いにしえの森に分け入って木々に見守られながら歩く時間は心を洗われる気持ちになる。今度はもう一度ゆっくりと朝の時間帯なんぞにうかがいたい。
さて参拝を終えたら集合時間まで土産物屋を物色です。念願の赤福本店を覗いて撮影村みたいに情緒たっぷりの横丁遊び。当然、赤福餅を平らげて…と思っていたのに実際は伊勢神宮に向かう前に立ち寄った海女小屋でたらふく海鮮の網焼きを振る舞われたのでもうお腹に餅を入れる余裕が無かった(/_;) やはり赤福リベンジのためにも伊勢にはもう一度行かねば。

人と島と音楽と美しい風景
9時半に開始して15時半に港に戻るショートトリップは終了。船室に戻って一息ついた16時半から出港です。鳥羽港出港時のイベントは鳥羽観光協会(←憶測)の皆様による遊覧船が並走しながらの赤いハンカチ振りのお見送り。なんでも真珠王ミキモト氏が渡米の折りに赤いハンカチを振って別れの挨拶をしたことに由来するものだそうで、飛鳥と遊覧船でそれぞれ赤いハンカチが配られて互いに振り合います。遊覧船からはトランペットの音が流れ、好天に恵まれ夕暮れせまる美しい島影が映画のワンシーンのように脳裏にやきつく。遊覧船の上には海女さんの姿も見受けられ、昼の海女小屋での歓待も思い出される。「いや、しかし場所的にあの海女さん達じゃないから扮装したバイトさんなんだろうな」とか、よこしまな気持ちがかすめながらもお見送りの演出をしてくれるその気持ちが素直に嬉しい。横浜港出港の時もそうだったけど、海で大きな声で別れの挨拶を呼ばわりあうのは意外とスッキリするから不思議。ありがとう鳥羽。また行けるといいな。

伊勢エビかぶりつき
この日のディナーは鮑のステーキ。良かったね、母上。しかし親娘ともに海女小屋の網焼きが尾をひいてお腹はパンパン。空腹ならもっと美味しく食べられたはずの鮑にごめんなさい。もちろん残さず食べましたけどね。
おまけですが、海女小屋体験のツアーをする人はポン酢を持っていくといいかも。ここではサザエ、桧扇貝、アサリ、鮑!伊勢エビ!!を目の前で網焼きにしてくれるのですが、その新鮮さから美味しいのは折り紙つきながら調味料が醤油しかない。素材本来の味もいいんだけど、最後の伊勢エビあたりでは満腹も手伝って「ここに味ぽんがあればもっと美味しくなるはず、むむむのむぅ」となったのも事実。こんなに贅沢素材を無造作に食べた^^; のは初めての体験。とにかく豪快。そしてお年を召した海女さん達の元気いっぱいな様子が愉快で爽快な気分を味わえました。

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