ペイジ=小姓(?!)見習い騎士というべきか、少年、年若の子ども
ナイト=文字通り騎士。血気盛んな若者、年かさの子ども
クイーン=女王。スートの成熟した姿、母、年上の女性
キング=王。スートのマスター、権威を象徴する、父、年上の男性
ペイジ ライダー的には地、学びはじめの学生、年若の子ども
未来につながる報をもたらす者、着想、ひらめき
カップ(聖杯)
しかめっ面の若者、過度の愛情、嫉妬
ソード(剣)
高貴な勇気ある若者、仲間の秘密を厳守する
ペンタクル(金貨)
夢中な男、新たな仕事上の関係、研究、違う角度の考察
本来は全般的に年若い人物を示すペイジですが、ヌーボーさんのこの四人はその表情から年代にばらつきを感じます(私の印象ですが)。杖は少年っぽく、杯はちょいと色気づいた青年(色恋で悩むようなお年頃^^)。剣は働き盛りの壮年を彷彿とさせ、金貨は熟年や老年の気配。このように絵柄の表情や動きから占いのヒントを得ようとすると想像が広がって楽しい。そのインスピレーションこそがタロットの肝なんだそうです。
ナイト ライダー的には風、冒険と献身の理想家、年かさの子ども
旅人、冒険家、新規開拓を求める勇気ある人
カップ(聖杯)
若い恋人、仲の良い友人、喜び楽しみを分かち合える人
ソード(剣)
力のある勇敢な人、情熱的で怒りっぽく横柄でもある
ペンタクル(金貨)
有益な時節の伝令役、頼りがいのある信頼できる人
騎士という立場ゆえ守護者であろう4人組ですが私の印象はペイジが後輩とか同級生なのに対して、ナイトは先輩だったり同級生の中でも一目置いた尊敬してる人物の印象。馬に乗っているのが特徴的な面々でもある。この馬がどこへ向かっているかを考えるのも一興。杖は旅立ちの前にこちらを一度だけ振り返って駆け出していく所。杯は歩みを止め語りかけているよう。剣はあちらからこちらへと眼前を駆け抜けてしまう、少しせっかちな印象。そして金貨は少し先を軽快に進む、私達を注意深く先導するように。
クイーン ライダー的には水、エレメントの具現者、母
優しく正直な年かさの女性との強い友情、恒久的関係を探し求める
カップ(聖杯)
誠実な妻、ロマンティック、官能的
ソード(剣)
無関心な表情の武装した王、悪魔、不誠実、不名誉、孤独な女、未亡人、悲しみ、憂鬱
ペンタクル(金貨)
博愛、適度に慎重さのある寛大さ、的確さ、完全な自由
スートの熟練者達。さてどのように絵解きをしたら良いものか…。ペイジやエースがそうであったように「経過」で見てみましょうか。杖は女同士の先達から知恵を授けられて育まれる娘時代。杯は良き妻となり成熟してゆく女性像。剣は…まあ色々あったお陰で強くなっちゃって^^; 悲しみや苦しみも知った女。やがてそれを過ぎれば金貨では酸いも甘いも噛み分けて、寛大で愛に充ちた何からも自由な立場を手に入れた女性。と、こんな解釈で月並みではありますが女の一生的な何かを指し示す4枚。
しかめっ面の男、起業力、厳格、年かさで権威ある人物の助言
カップ(聖杯)
父、寛大さ、頼りがい、好意的に配された重要人物
ソード(剣)
王者の剣、権威、力の確立、法的困難、こじつけ
ペンタクル(金貨)
あらがう女を捉える力ある人物、横柄、どん欲、あこぎ
女王と同じく、キングはエレメントの熟練者であるものの責任者としての重責があり、技の具現者と言うよりは重鎮にして監視役のイメージ。…だったんだけど、ヌーボーさんの王様は責務に飽きが来て別の方向に行っちゃってる感じです^^; 。権威の側には必ず女が寄ってくる、ということなんでしょうかね。怪しい雰囲気ですが頑張って絵解きしてみましょう。こちらも「権威の経過」に着目。杖は王になりたてで重責を担い始めのピリピリ感。責務に対する情熱がみなぎり、横でおもねる女になびく様子はあまり無い。杯は王としての役割が板についた感じ。人の話に耳を傾ける暖かみも感じる。剣は権威が相当に確立された様子。裸の女を侍らせるに人目をはばかる風でもなく、しかしながら時に女から手玉に取られちゃいないかい?と不安になる要素てんこもり。金貨は横柄ここに極まれり。こうなるともう老害。権力を長く保持すると周りが見えなくなるのでしょうかね。権威を持つ者なればこそ自戒して欲しいものです。
さて心当たりのある上司がこの中に居ましたか?^^ あるいは、あなたはどんな形で自分の責務に向き合っているでしょうか。
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