いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2013年5月12日日曜日

何もかもみな懐かしい

それはもう小学生時代の夏休みといえば宇宙戦艦ヤマトの再放送。どれだけお世話になったことか。人類を救うために絶望的な使命を帯びる一方で「自分たちだけ逃げるのか」と罵声をも浴びせられ究極の選択を迫られながら地球を離れる乗員達。ナルシスト全開だけど何故か憎めないデスラー総統はじめ個性豊かなガミラス勢との死闘の数々。謎めいたイケズな美女スターシアが微笑む哀愁漂うエンディング。ロマンという言葉を初めて知ったのはこのED曲「真っ赤なスカーフ」の中で。現在、地上波放映中の『宇宙戦艦ヤマト2199』のED曲が違うのがまことに残念無念。

さて20世紀少年少女世代の私もリメイク版ヤマトには言いたいことは山ほどある。
「山本、いきなり死んでるのか…(絶句)」
ありし日の山本アキラ隊員
名誉の戦死を遂げる(/_;)
ヤマト初挑戦の人達にはネタバレも入るので、中年のノスタルジーに最後までお付き合い頂く場合はその旨ご了承ください。まあね、女性キャラを増やしたかった気持ちはわかるけどマイナーながらファンがそれなりについてたキャラを女性に変更するってどうなのよわさ。最初、山本隊員の妹キャラで女性増員かと思ったら、後に「玲と書いてアキラ」なんて名乗ってしまうし、そんじゃ彼女の最期は特攻かけて死ぬフラグですか?!
ちなみに旧作の山本隊員は序盤で古代君の熱血感を演出するためだけに使われた完全なる脇役キャラ。チョイ役だったのに何故か人気が出て二作目の「さらば宇宙戦艦ヤマト」では初めてアキラと命名され、自らの命と引き換えに活路を開く見せ場まで貰った異色のキャラクター。ええ、特攻直前の笑顔の敬礼姿にノックアウトされたチビっ子の一人が私ですじゃ。 ざんねん URL先はおわりました 。さすがは元祖エヴァと言われるヤマトの諸君。いろんなの作って金儲けしてるのね。

さて現在のアニメ事情にすっかり疎い私としては今回のヤマトのリメイク版は原作(小説)通りにするのか気になる所だったのですが、純粋にTVまんが(あえてアニメとは言わない^^)のリメイクの様子なので安心して小説のネタバレなんかを書いてみますよ、と。
原作あるいは石津ストーリー(?)と呼ばれる小説版を読んだのはかなり大きくなってからですがコレが結構イケる。長きにわたり周囲にオススメしてるのですが、さすがに今は入手困難?我が家にある文庫もほぼ風化(^^;)しており、人様に貸し出すにも躊躇する程。それだけ時を経たということ。ホント何もかも皆懐かしい
この本には、ヤマトに来てもらわねばならなかったイスカンダルの切実な理由や、ガミラスの至近にありながらイスカンダルが手付かずだった謎、すべて辻褄のあう説明がされ、またそれが見事にSFゴコロを刺激する構想で書かれている。あ〜、ヤマトとナウシカは絶対原作路線でリメイクするべき!

ここからネタバレ
滅びの星となったイスカンダルにたった一人生き残り続ける謎の女性、スターシア。その正体はかつて繁栄を極めたイスカンダル人によって作られた完全無欠のマザーコンピュータだった。「ガミラス」はその「スターシア」によって構築された防衛システムの名前。
ガミラスはその役目を粛々とこなすが、やがて少しずつ狂いを生じ知的生命体の住む星全てをイスカンダルを脅かす敵と認識し攻撃を始める。その暴走をシステムが無敵すぎるためにスターシアは止めることができない。最終的にスターシアがはじき出した解答は「自死」。しかし鉄壁の防衛システム「ガミラス」が自死をも否決するためにイスカンダルはニッチもサッチもいかない状態。そこでヤマトの諸君の出番ですヨ。ありもしない放射能除去装置をエサにヤマトの諸君をおびき寄せ、防衛システム「ガミラス」の包囲網をかいくぐり、どうか私イスカンダルを宇宙の藻くずにしておくれよ…というのが実はスターシアの心からのお願いだった、というわけ。どっとはらい。作中、真田さんが何者かに殺されちゃったり、島くんが連れ去られてスパイとして改造されちゃったりと、おきゃんなスリルとサスペンス(^^;)の要素もてんこ盛りで楽し…める…かな?
入手可能で興味のある方は是非ご一読ください。古い作品を何度も楽しめるのはまた悦(たの)しからずや。

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