ドリアン日記 解体日
包丁で切る自信がなかったのでドライバーと金槌(^^)を用意。
一枚目の写真、とげの間に亀裂が見えるのはドライバーで筋をつけた跡です。マイナスドライバーが難なく入り、金槌は不要でした。ある程度筋目をつけて尻の部分から軍手をはめた両手親指でグイグイ押し広げていたら自然な形でモキョリと割れて房が分解しました。不思議な感覚。これは楽しい!中には大きいマンゴーのような果肉が鎮座していて、こちらもモキモキと手で簡単に取り出せました。尻側の実は熟れて柔らかく、ヘタ側は比較的固め。
果肉を背割りにする要領でスプーンで切り開くと中には巨大アーモンドのような種が鎮座。この種は茹で落花生みたいにして食べられる。
ドリアン日記 官能試験
実食!
匂いは切った前後で特に変化はなし。ヘタ側の実は甘みの少ないパイナップル風味。もう少し熟らせてもよかったかな?尻側は柔らかくマンゴーのようなバナナのような、とにかく甘くて美味しいじゃないか!んで、爽やかフルーツ味に漏れなくクサイ匂いが混入してる、と。匂いに負けた人は挫折して、そこを乗り越えたものだけがこの至福の味をあじわうことができるのであった。
芳香と味に関する印象は、メロン、マンゴー、バナナ、パイナップルetc.etc. 何かに似ているようでいて、どれにも似てない不思議味。臭気に関する印象は…多分これに一番近いのはナチュラルチーズではなかろうかと。食べられる派と食べられない派がきれいに分かれるあたりも実によく似ている。つまりどうしてもこの匂いを受け付けられない層が存在する。私はウォッシュチーズも好きだけど、これを受け付けられない人に無理強いはしない。成り立ちそのものをキモイと感じたり、匂いがダメという気持ちはわからないでもないから。そして何よりもモッタイナイから食べさせない(^^;) ドリアンもそんな手合いの食べ物だ。食べられる人達だけで楽しみましょ。
おまけ
ドリアンの食べ方をネット検索して、色々試してみました。
バニラアイスとドリアン:美味しい!臭みが適度に消えて爽やか味が引き立つ感じ。
冷凍ドリアン:匂いは消えないし、むしろ芳香だけが消えてる気がする。
ドリアンおこわ:サツマイモ入りおこわ風。箸休めのたくあんの方が匂った。
茹でたドリアンの種:落花生の皮の苦いやつ味。
とまあ、かなりいろいろ楽しめたので余は満足じゃ。最初のうちは、再度買うかどうかは微妙なところでしたが、食べてるうちにかなり好きになってる自分に気がついた。ドリアンは罪作り。さすがはフルーツの王様。
新美南吉「てぶくろを買いに」のラストのお話。
母狐の猜疑心はおいそれと払拭されない。しかしそれはそう悪いことでもない。疑ってみることで初めて見えてくるものもある。ほんとうにドリアンはいいものかしら。。百聞は一見に如かず。猜疑に溢れた私は明日も新しい食べ物を探して西、東。
芳香と味に関する印象は、メロン、マンゴー、バナナ、パイナップルetc.etc. 何かに似ているようでいて、どれにも似てない不思議味。臭気に関する印象は…多分これに一番近いのはナチュラルチーズではなかろうかと。食べられる派と食べられない派がきれいに分かれるあたりも実によく似ている。つまりどうしてもこの匂いを受け付けられない層が存在する。私はウォッシュチーズも好きだけど、これを受け付けられない人に無理強いはしない。成り立ちそのものをキモイと感じたり、匂いがダメという気持ちはわからないでもないから。そして何よりもモッタイナイから食べさせない(^^;) ドリアンもそんな手合いの食べ物だ。食べられる人達だけで楽しみましょ。
おまけ
ドリアンの食べ方をネット検索して、色々試してみました。
バニラアイスとドリアン:美味しい!臭みが適度に消えて爽やか味が引き立つ感じ。
冷凍ドリアン:匂いは消えないし、むしろ芳香だけが消えてる気がする。
ドリアンおこわ:サツマイモ入りおこわ風。箸休めのたくあんの方が匂った。
茹でたドリアンの種:落花生の皮の苦いやつ味。
とまあ、かなりいろいろ楽しめたので余は満足じゃ。最初のうちは、再度買うかどうかは微妙なところでしたが、食べてるうちにかなり好きになってる自分に気がついた。ドリアンは罪作り。さすがはフルーツの王様。
おまけのおまけ。
新美南吉「てぶくろを買いに」のラストのお話。
かあさん狐は「ほんとうに人間はいいものかしら、ほんとうに人間はいいものかしら」とつぶやきました。このくだり、推敲前は
「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間がいいものなら、その人間を騙そうとした私は、とんだ悪いことをしたことになるのね。」とつぶやいて神さまのゐられる星の空をすんだ眼で見あげました。というものだったそうです。人界にちょっかいを出して酷い目にあったため、ヒトの世界と相容れぬトラウマを抱えた母さん狐。しかし子狐の見た人界は本物のお金さえ払えば狐にすら手袋を売るクールな商人が居て、覗き見た窓からは母が子を慈しむ子守唄の聞こえる世界。
母狐の猜疑心はおいそれと払拭されない。しかしそれはそう悪いことでもない。疑ってみることで初めて見えてくるものもある。ほんとうにドリアンはいいものかしら。。百聞は一見に如かず。猜疑に溢れた私は明日も新しい食べ物を探して西、東。