いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2012年11月30日金曜日

年末だよ!全員烏合!!

年末といえば大掃除。日頃の愛顧に感謝を込めて家族総出で家のお手入れを頑張りたいところですが、悲しいかな「大掃除」の前には我が家のメンバーは烏合の衆。気ままに乱れて統率も取れない、てんでバラバラ家族。全員集合してる大晦日こそが大掃除のチャンスなんだろうけど、たった一日の大掃除でどうこうなるような綺麗なお家に我々は住んでいませんことよ。

インペリアル本館の浴槽
キレイってステキ
というわけで十一月頃からグダグダクネクネしながら少しずつ掃除をするわけなのですが、気がついたら明日から十二月!というわけでアゲイン!掃除はたいがい今、月をまたぐ瞬間である今現在に行うことが多いです。というわけで3rd、換気扇フィルターに重曹ふりかけて汚れが浮くのを待ちながらブログ更新してます。油汚れを落とすのは 重曹より炭酸ソーダらしいけど 家に在るもので済ませよう。私に言わせれば油を落とすのはお湯だ。
換気扇フィルターをシンクに置いてヤカンのお湯をじゃばじゃば。これだけでも目詰まった油が剥がれ流れて行きました。ここに重曹をお菓子の粉糖がけのように振りかけてまさにイマココ。捨てる予定のスポンジでサカサカと汚れをぬぐい流したらお湯をかけてすすぐ。今日はこの辺で勘弁してやる。根詰めてやるとフィルター掃除がキライになっちゃうからね。簡単掃除で切り上げて、その代わりにこまめにやるようにいたしましょう。半年くらい前も同じ考えで簡単洗いしかしなかった記憶が甦ったけどキニシナイ。小まめの頻度は人によりけり。コマメは人のためならずってね。(?)

さてフィルターを洗って乾かす間にもう一筆。
実は昨日、風呂場掃除を行ったのですが今年はなんとエプロン外しという大技に挑んだのであります。エプロン無しで裸で掃除とか思ったそこのあなた、それ勘違い。ユニットバスの浴槽の洗い場に面してる部分がエプロン。これを外すと隠れた浴槽の下側と横の部分が洗えるというわけ。話には聞いてたけどやったことはなかった。実際問題、恐ろしい世界がエプロンの向こう側にはあるとかないとかいう話。勇気がいるわ〜。とりあえず、参考資料に他所の方のサイトなんぞ。
 エプロンの外し方 
 ナチュラル掃除な方 

結論から言うと思ったほど酷くなかったです。腐海が広がり王蟲みたいのがうごめいてたら…というのを想像したので思ったほどではなかった、くらいにご理解ください。掃除方法については上記サイトを参照していただくとして、実体験に基づいた追加情報を。

  • エプロン外しは浴室が乾いた状態でやるとよい。
  • 外したエプロンは巨大なので置き場所を確保してから外す。
  • 掃除の前に、はめ方も体得しておくこと。コレ重要。

外したはいいが、なかなかハマらなくて苦戦という体験談が多数ありました。形状は会社によって違いますが、概ねエプロン下に両手をかけて真上にぐっと持ち上げ、弧を描くように手前上に引っ張り上げることになると思います。
はめる時は上部の突起をはめ込んでから左右がまっすぐ収まるように下ろして行きます。下部をはめる段階で頓挫する人が多いようですがエプロン下の面を「ばちーん」と手で叩き込むと収まります。壊さない程度に思い切りよくいっちゃってください。
月に一回はエプロン外し、とか言う人もいるけどあんまり開け閉めしてると留め金がバカになりゃしないか心配。年一で良いよね?
風呂場がなんか匂うという人にはここの掃除はかなり匂い消しに有効みたいなのでお試しください。…つーことは匂ったら開ける、でいいのでは…ごにょごにょ

2012年11月23日金曜日

残り香あるいは残渣考

前回「土地の記憶」なんて言葉に触れた。本来は地理的な事象で刻まれた形跡とか歴史的に継がれて来た文化なんぞを指す言葉なのかもしれませんが、今回はもっと曖昧でうろん臭い^^; オカルトチックな話なんぞをいたしましょう。
夢幻紳士(高橋葉介)
Anything left after the people died.
It's like a cigarette SCENT.
 食い道楽の私達夫婦は年に一度か二度の割合で南千住にある鰻屋に出かけることに決めている。たいがい初夏の頃だけど、行きそびれると秋口になったり春先になることもある。先日、強風吹きすさぶ中を久しぶりに訪れてある事に気がついた。道すがら風がぱたりと止む場所がある。前に一度、やはり強風の日に出かけた折に同じ事があったことを思い出したので、帰りしなに風が止んだ周辺をぐるりと見回してみた。高架下に入るからその関係で止むんだろう、くらいな感じでいたけれど眼前に小さな寺があることに初めて気がつく。場所は葵の御紋がやたら目立つ南千住回向院のホントに目と鼻の先。

さてお立ち会い。この時代劇でもお馴染みの回向院は吉田松陰やら角界、おっと違った、けどきっとお相撲さんも居るに違いない各界の著名人(?)の墓や供養塔があることで有名。そして忘れちゃいけない、解体新書の腑分け場所。そうです、お江戸の処刑場、小塚原(こづかっぱら)にあることで有名なお寺。ただし刑場跡地そのものは別のお寺になっていると聞いたことがあり、回向院前を通っても刑場のことなど露ほど考えたことがなかった。今、立ち止まった私の目の前にはまさにそのお寺、延命寺の石柱が…。
脳裏に「骨ヶ原」という字面が浮かび、歩き慣れた道で瞬時に見知らぬ土地に跳ばされた感覚に襲われる。あるいは時空を反復横跳びで瞬時に行きつ戻りつしたか。これがゾッとするということなのね。帰宅してすぐに刑場跡地について調べるとドンピシャで今日立ち止まったソコ。そしてふと浮かんだ骨ヶ原という字面も、かつてそこが実際にそう表記されていたことを知った。
オカルト好きや自称霊感持ちの人ならこういうの「引き寄せられた」とか言うんだろうけど、私はそこまでのオカルトファンじゃない。誰がなんで私ごとき一般人を引き寄せたりするもんかい。風が止まったのは高架下に入ったからだし、不吉な字面が脳裏に浮かんだのは多分、昔そういう記述をどっかで読んだ記憶が突如甦ったから。心霊スポット?冗談じゃない。あっこには何もありゃしないよ。だって行きつけの鰻屋があんだよ?心霊スポットなんてアンタ、…冗談じゃないよぅ。

ま、不思議なお話は嫌いじゃないけどね。ちょっと違う空気の場所がある、というのもあながちウソではないと思う。特別な場所には特別な念(雰囲気?)のようなものが宿るらしいけど、今回刑場について調べていたら面白い話に行き当たった。吉田松陰の亡骸を埋葬に来た桂小五郎が、その日偶然腑分けに来ていた大村益次郎(花神@司馬遼太郎 の主人公)に出会ったのもここ小塚原。私に言わせれば幾多のドラマがあった場所こそが特別な場所。こもっているのは土地や建物に刻まれた念なのか、そこを訪れる人の念なのか。たぶん両方。

2012年11月16日金曜日

いつか来た道、還る道

私の知る限りでも30年来変わらぬ憧れの飲み屋。
こんな店は滅多に無い。店主はさすがに代替わりしたけどね
久しぶりに神楽坂。昔なじみとの会食場所は古民家を改装した料理屋。最近、多いですね古民家改装。神楽坂でそうした店に入るのは初めてなのでワクワクイソイソして出かけましたが、さてどうしたものでしょうか、この違和感。

十代の多感な時期に神楽坂芸者が出入りするような店(の、出入り口^^; )を眺め育った私には「神楽坂でござ〜い」と取り澄ました裏路地の小料理屋のほとんどがもはやテーマパークにしか見えない。新しいモノを敬遠してるわけではない。なぜなら取り澄ました店舗の多くは、古い建物に手を加えたものが多く、古さでいえばそれなりのもの。実際に今回うかがった料理屋は戦後昭和のかほりを色濃く残す「日本のおうち」だった。
違和感の原因はこの、オウチはお家でしかないという所にあるのかな。昔から続いてる料理屋が一線を画しているのは目に見えぬ「空気」。におい?あるいは建物に刻み込まれた「記憶」なのか?実際の花柳界の人間やそこで起きた出来事が培い醸してきた何かが古民家には欠けている。いやむしろ、古民家には古民家の歴史が諸処に刻まれており、それらが嗅ぎ取れてしまうのにお店のコンセプトは「神楽坂の小料理屋!」を全面に押し出してくるところに違和感。ということなのだろうか。
どれが古くてどれが新しい店、なんて観光客にはわからない。そこそこ歴史ある割烹で廉価なまかない風ランチを出してくれる店がむしろ「普通」と評され、体裁をそれらしく整えた店で観光地プライスな気取った料理を出す店が「お値段も神楽坂〜!」とヘンに納得され高評価を得るのは何ともムズ痒。神楽坂って本来そんな街じゃござんせんからと誰かに言ってやりたい衝動。というわけで今回のお話になった次第。^^;

お店だけではない。観光客に人気の裏路地も全てが昔から続いた道じゃないんだから驚きだ。こんな所に小路はなかったよなんて場所に、体裁を整えた裏路地がここ十年くらいでいくつか増量されているのには恐れ入る。これらも醸されている空気が昔の小路とは全然違うので歩くと居心地がなんとなく悪い。整備されてるから歩き心地だけはバツグンに良いんだけどね。
とまあ、ちょいと批判的に書いてるように見えて実はこうも思ってる。この歴史の浅い裏路地も人々が行き交ううちに醸されていくのであろうな、と。きっと誰かの大切な思い出の道になるのでしょう。道を歩くという行為は人と道に確かに何かを遺すもの。「土地の記憶」なんてシャレた言葉は私はタモリさんの口から聞いたけど、なるほど携帯を鞄にしまい耳栓?! も外して、時には道を歩く行為に没頭するのも一興でござんす。そうして歩いた道はあなたの歴史の一部となり、あなた自身もまた道の記憶に刻まれるのだ。なんちゃって。

ところでトップの写真の店。どの小路だかわかりますか?お向かいには連日大賑わいの店舗が出来ており撮影時も右手塀を回り込めば御婦人がたの入店待ち大行列ができてました。そんな場所にひっそりと残っています。創業は昭和12年。戦後に建替えて以来ずっとこの形。中学生時代の私でも夕刻にこの店の前を歩くとピリッとした異様な空気を感じ背筋の伸びる小路だったのですが…静謐は破られ新たな歴史が刻まれる

2012年11月9日金曜日

シミ盗り物語

昨年の読み物 豆乳ローションのコメント欄 にチラリと書きましたがピーリングのお話です。
大きな声じゃ言えないが体毛の濃い私。脱毛効果があるという触れ込みを聞いて豆乳ローションをせっせと作って利用してる、というのが前回までのあらすじ(?)。この豆乳ローションの情報をゲットした際に同時にシミを薄くする方法というのも小耳に挟んでおりました。
豆乳ローション作成時に利用する10%クエン酸水(台所掃除用クエン酸小さじ1=5gに対して水大さじ3=45ml)を色素沈着の気になる部分に2分間パック。その後きれいに洗い流すというもの。平たく言えばクエン酸で肌を痛めつけて、そこから立ち上がる肌の再生力で美しくなりましょうというスパルタ人もびっくりの処方。誰にでもオススメというわけにいかないので「オススメラベル」は外しておきます。

で、効果のほどなのですが、まるでダメならわざわざ記事にしたりしませんことよ。私の場合、こめかみ部分にジワジワと出現していた小さなシミに効果が見られたのでその驚きを今回書き記すものなり。本当はもっと違いのわかる写真が撮れてからup と思っていたのですが、そんなの待ってると忘れちゃうから拙速にチャチャッと書いちゃいますよ。御見苦しい写真をup しますがご容赦のほどを。 ←見直すとつくづく見苦しすぎたので、とうとう削除しちゃいました。長らくご迷惑おかけしました^^;

洗顔後の綺麗な状態の肌に上記のクエン酸水をコットンにてペタリと2分間パック。その日のコンディションでピリピリする日もある。あまり刺激が強いようならパックを早めに切り上げて洗い流してあげましょう。
さて、パック初日。コンディション次第では肌が赤らんでチリチリすることもありますが概ね何の変化もなし。パック二日後は赤みも引いて何もなかったかのよう。

カサブタが取れた後
一番下のシミが薄まった
三日目。ふと気がつくとパックした辺りの肌がガッガサで触れると気になる状態に。洗顔時にこのガサガサを指の腹で優しく撫でとるようにして剥いてしまいましょう。イメージとしては玉ねぎの薄皮を剥ぐような感じ。四日、五日と丁寧に洗顔を続け肌が落ち着いたら再びピーリング処置。
これを3巡くらいした頃、一部のシミがカサブタ状になっていることに気がつきました。実はその前も洗顔時に小さなカサブタが外れる感触を持っていたのですが、ここに至って一部のシミがカサブタになってはがれてるらしいことを発見。シミ部分の言わば半死半生状態の肌が酸によってトドメをさされカサブタ化。それによって肌から離脱していくということなんでしょうか?
※コレ、仕組みについて確認したわけじゃないし、飽くまでも私の場合なのでやってみたい人はまず皮膚の目立たない場所でテストしてから徐々にお試しください。肌トラブルを起こしてシミどころじゃない痕を残すと大変なので

洗顔については言うまでもないことですが、こするの厳禁。
私は脅威的にオシャレにお金をかけない人間なので普通の石けんで顔も洗ってしまうのですが、それでもゴシゴシ洗いはしませんことよ。石けん泡を顔の上に乗せて泡の粒子を肌と指の間で転がす気持ちでクルクルクルっと馴染ませて行く。ナノ単位のスキマが肌と指の間にあることをイメージ!これにより毛穴の汚れが浮き上がってくるので(イメージですけどね)そこですかさず、すすぎ水(お湯)をぺちぺちと肌に叩きこんでいく。これは洗濯の叩き洗いイメージ!浮いた汚れを肌にこすりつける事無く、毛穴内の汚れと綺麗水を置換させます。泡が取れて汚れも浮いたところで初めて指の腹で優しくコスコスと撫でると肌についた皮脂や汚れがボロボロと取れるのを感じる時があります。有り体に言って垢ですな(すんません ^^;)。ピーリング三日目はこの死んだ皮膚カス?を丁寧に丁寧に外す気持ちで洗顔してみてください。

私の肌で試した感じでは、古いシミはもう落ちない様子ですが、最近出来たような新参者のシミはかなりあっさりとカサブタになって取れました。その下に痕跡が残る場合もありますが、シミを目立たなくさせる作用は充分あります。
しかし今回、この写真はup して本当に良かったのだろうか…。見苦しくて本当にすんませんでした ^^; ←前述のとおり、見苦しさゆえ比較写真は削除しました

※2014年6月追記
やっぱりこの写真は見苦しすぎて心苦しい。というわけで近日写真の取り下げを予定中。見直しついでに検索したら、クエン酸ピーリングにおけるカサブタについての注意喚起記述を発見。カサブタ状況によっては新たな色素沈着の元になるのであまり良いものとは言えないっぽい感じです。元来、私は顔のシミとか、自分に見えてないもの^^; はあまり気にしない性格なのでこの記事up の後も顔面のピーリングは熱心にやってませんでした。むしろスネ毛や脇の脱毛処理跡の黒ズミが時々気になって、豆乳ローション作成時にあまったクエン酸水で黒ズミ部分をふきとる程度のことしか今はやってません。効果はあるような気もするし劇的な変化までは無いような気もするし…。
てなわけであまり役に立たない追記もアレなんで一点だけ。小林製薬の「アットノン」という塗り薬。これは傷跡や打撲の色素沈着を消す薬なのですが私の場合、猫の引っかき傷の跡には劇的に効きました。CMで「去年の傷にも効いたわ〜」とやってますが、マジである程度の古傷跡にも効いた気がしてます。シミに効くかはわからないけど、気がむいたら実験して効果があったらup しますね。

※2014年7月追記
クエン酸水を使った変形爪のお手入れについて別の記事をupしました。〜巻く子も黙る爪〜 足の爪のトラブルでお悩みの方は興味があったら覗いてみてください。

※2014年11月追記
アットノンによる顔シミ実験についてup しました。〜シミは生き延びることができるか