いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2012年10月30日火曜日

神在月のころ

突然ですが寝台特急「サンライズ出雲」に乗ったよ!インドア派の私には珍しく今年は旅の当たり年。巡り合わせの妙と、機会を与えてくれた人々に感謝しながら、はるばるきぬる旅をしぞ思う。
折しも時は神無月。神様が集会を開き神在月となる出雲へ出かけられるなんて、なんてステキなことでしょう。と、勇んで出雲大社入りしたらガイドさんいわく、神様は旧暦で生活しているそうな。さようでござるか…。今年は11月23日から神集会らしいです。社へ急げ! 神在月 in 出雲 
上記サイトに面白い事が書いてあった。
神在月に神在餅(じんざいもち)が振る舞われ、これが訛って ずんざい→ぜんざい になり京に伝わった
旅っていいですね。随所で思いがけないトリビアに触れるのもまた旅の醍醐味。すぐ忘れちゃうんですけどね。さて前置きはそれくらいにして寝台特急のお話。

ドアを開けて中に入ると
鞄一つ分のスペースをあけてすぐにベッド
出雲市駅を18:55に出発して東京駅には翌朝の7:08に到着。今回私が乗ったのはこの特急の後に特別編成で出た電車。そのためなのか随所で鉄ちゃん達から熱い歓迎を受けました。
ちなみに東京駅からは22:00出発で出雲市駅に9:58に着きます。出雲市→東京は朝の富士山が拝めるので富士山ファンには良いかも。車両の左右どちら側からも富士の勇姿を見る事ができた。富士山が近づくと「間もなく右手前方に見えます」「今度は左手に見え始めます」なんて車内アナウンスしてくれるのも嬉しい。富士山が見え出す時間は朝八時前だったので通常運行の電車だと冬場は富士山鑑賞はちょっと難しいかな。というわけでサンライズ号東京行きに乗るなら夏が狙い目!
寝台は在来線のスキマをぬって走るので終電を迎えるまでやたらと駅で足止めをくう。それがまたなんともいえない風情あり。誰もいない小さな駅のプラットフォームにほのかな灯。やがて向かい側に家路を急ぐ人達をのせて急行列車が入って来る。この人達はさっき私が出立した出雲市へと帰ってゆくのね。終電以降は在来線の車両基地に並んで眠る電車を眺め、擦れ違う貨物列車を見送り、あ〜もう寝てるヒマがない!寝るのがもったいない。でも寝ないのももったいない。そんなこんなで夜が明ける。
シンジくん、ここが根府川よ
今回、携帯があって便利!と思ったのはGPSで自分の位置がわかること。もうすぐ鉄橋を渡るとか、山陰本線が終わるとか、随時追跡できるのでそれが意外と楽しかった。
さて東海道線を東進し、朝の相模湾の風光明媚な様子に携帯カメラを向けるとちょうど小さな駅を通過した。撮った写真を拡大して標識を確認するとまさかの「根府川」。碇シンジくんの先生がセカンドインパクト時にお住まいだった場所じゃあ〜りませんか。思いがけない出会い。それもまた、旅の醍醐味。
ノビノビ座席2階部分
写真はシングルルーム2階の車窓から。こんな風に少しホームを見下ろす形になります。これが1階だとホームに並ぶ人達の足を眺める位置になるので、チケットとるならやはり2階がオススメ。内装は住宅メーカーのミサワが手がけているので小さくてもスッキリ綺麗で快適。通りすがりに別車両のノビノビ座席をパチリ。こちらは運賃+指定席料510円で乗れるお得な車両。ただし頭部に仕切りがあるとはいえ、フェリーの二等客船のようなカーペット敷きにゴロリと横になる仕様なのであまりよく眠れなかったと実際に利用した人は言ってました。眠れないなら起きていればよろしいのよbyマリーアントワネット^^; というかね、大勢の仲間でここで夜明かししながら旅ができたらすごく楽しそう。
なかなか快適だったのでクセになりそうです。寝台特急の旅。 参考 サンライズ号 
次はどこへ行こうかな。

2012年10月22日月曜日

ぶらっと+

どんな運命が待ってるんだろ〜♪などと大げさなことではなくて、どんな場所まで行けちゃうんだろ?という小さな好奇心から、普段使いの路線をいつもと違う方角に乗り込んで、どこか遠くへ行ってやろうじゃないのというのが今回の企画。いつもと違う特別な空間が、実は見慣れた風景からヒョンと繋がっている不思議。そうです、これもまた結界破りの一つの形。日常の殻を破り、いざ、ぶらり旅へ出発!

きっかけは神奈川方面に出かける際に経路や運賃を調べていた時。よくよく見れば、うちから日光に行くのと時間的にも金額的にもほとんど変わらないじゃ〜ありませんか。しかも都内で電車を何度も乗り継がねばならぬ神奈川方面よりも、日光は乗り換え一つでスイッと行けちゃう手軽さに目からウロコ。それを知ったら早速やってみたくなった。漂泊の思いやまず、という松尾芭蕉っぽくソラソラとお出かける。
田母沢の秋。紅葉にはまだちょい早い
ブログをご覧の方はお気づきでしょう。日光って二ヶ月前に行ってきたばかりじゃん?Yes!ブログでは紹介しませんでしたが、前回の日光旅行では地元の人から愛される中華屋「 翠園 」でおいしい広東料理を食べてきたばかりです。ちなみにA定食「牛肉の豆豉炒め」を食べました。今回はB定食「イカとエビのXO醤炒め」を食べに行くぞ、おー!

では旅の概要を。
家事全般を片付けてから地元駅を出発。某駅で日に数本しかない快速電車(^^)に乗って日光に十時過ぎに到着。特急を使わないので料金は千円ちょい。時間は二時間強。時間は多少かかっても鎌倉に行くより安いなんて!
まずは東照宮のそばにある 田母沢御用邸記念公園 へ。こちらは大正天皇のご静養地だった所。元は赤坂御所(さらに元をただせば紀州徳川江戸屋敷)であった建物が移築されており、殿上人の邸内を自由に見学できるというのがなんとも嬉しい。庭園の紅葉が見事と聞いていたのですが、さすがにまだ時期が早かった。
田母沢を辞した後は、前回足を伸ばせなかった 憾満ヶ淵 を散策。御用邸正門前から住宅地をまわりこんで大谷川の向こう側に出る。古き良き昭和の風情を感じる宅地を歩く事十五分ばかり。川からは離れており、淵とは無縁な風景に「ここで合ってる?」と不安になる頃、広い公園に出てその奥に憾満ヶ淵を抱く慈雲寺があります。淵そのものはちょっとしか見えません。渓流を眺めながら散策と思って出かけると拍子抜け。反対側の東大植物園から見た方がよく見えるなんて話もチラホラ…。でもお地蔵さんの並ぶ小径はちょっとミステリアスで悪くないかも。時間に余裕があって散歩が好きな方にはオススメ。公園入り口には小さな茶店もありました。

往復三十分程の散策を終えてお腹もいい感じに空いてきた。田母沢邸前の道に戻っていよいよ中華屋へ。と、その前に 石田屋 でおせんべ買って行こう。甚五郎煎餅が有名ですが、ここの梅ざらめが絶賛オススメ。かなり美味しいです。お取り寄せもできるけど、あえてここで袋煎餅を買い手提げ袋をゲット。後で翠園でお土産餃子を買ったらこの袋の下に隠し持って帰れるという寸法。どうよ、万事ぬかりなし。すべては餃子のために。餃子はみんなのために
さて翠園。いかがです、このむっちむちの餃子。これが名にしおう肉餃子六個で525えん。肉と野菜がぎゅぅぎゅぅに詰め込まれ「本物の餃子」と呼ぶにふさわしい一品。今回、お土産用にニラまんじゅうも買いましたが、こちらも複雑でおもしろい味わい。ますますこの店のトリコ。次は海老シュウマイを買ってこなくちゃだわ。そうそう、ここは杏仁豆腐も美味しい!お土産用もあるのですが今回は見送りました。

翠園から駅までは三キロ位かな。バスに乗ってもいいけれど、たらふく食べたし天気もいいし、そぞろ歩いて金谷ホテル詣でにでも行きますか。五分ほどで神橋にたどり着いたのでワル乗りで朱塗りの橋を渡ってみる。お渡り料は300円。通り抜けは出来ません。橋を行って戻るだけ。昔の私なら渡らねぃよ!と思う所だけど、折にふれ目を楽しませてくれるこの神橋には愛着もある。このお金が維持費になると思えばお布施と思い御易い御用。
金谷ホテル大黒山散策路入り口の変なモニュメント
昔は高貴な人しか渡る事を許されなかった神橋を神妙に渡り、橋の真ん中で大谷川を臨む。う〜む初めての風景を堪能。写真もパチリ。ついでに後ろ側の風景もパチリ、としようとして気がついた。神橋と平行にかかる橋から観光客がこちらにカメラをズラリと向けているじゃないか。もしかして私、ここに居ると邪魔?行きはヨイヨイ帰りはコワい。復路はいつだってちょっとさびしい。

金谷ホテルの売店で百年カレーパイを買い、ついでに 前回撮り損ねた散策路入り口の石像 を撮影。盛りだくさんの一日はこうして終わった。神橋から駅までは約二キロ。駅に向かうコースはゆるい下り坂なので私の足で歩いても十五分程。土産物屋を冷やかしながらのんびり帰りましょう。
A田母沢正門 B慈雲寺 C石田屋 D翠園
次は東大植物園(田母沢の南側の灰色部分)に行ってみたい
え、権現様にお詣りしないのかって?あ〜、東照宮は好きだけど家康って何か好きになれないのよね〜。というわけでまた今度ね。夏もそう言ってた気がするけど気にしない。多分近いうちにまたC定食を食べに来ると思うし、それまでどうぞ御達者で!
帰路は特急を利用して二千円ちょい。二時間かからずに帰宅。なんだかクセになりそうです。鞄に本をしのばせて、ゆったりと時間をつぶしながらの日帰り観光地。いかがでしょうか

2012年10月16日火曜日

色に出にけり我が乞いは

パーソナルカラーってご存知ですか?平たくいえば自分に合う色味。以前から興味があったパーソナルカラー診断に出かけたのですが、とても面白かったのでちょいとステマってみます。私が試したのはこちら パーソナルカラー診断 

すっぴん肌に色布を合わせて反射の具合を見て、合う合わないを見極めていくのですが、素人目にはこれが難しい。そこを診断士さんが納得いくよう巧みに説明してベストなカラーを見つけ出してくれます。
私はサマータイプでした
私の肌のウィークポイントは赤ら顔&目尻に出る茶色いクマだったのですが、診断士さんが提示した布をアゴ下に持って来ると、アラ不思議。スッと肌の赤みが消える色布が確かに存在します。茶グマが消える色とアゴのラインがすっきり見える色を見分けるのは私には困難だったのですが、そこはプロ。合う色と合わない色を交互にした布をフラッシュカードのように顔下でめくってみせて、なるほど違いがあるということをしっかり理解させてくれました。
地肌で診断するため、すっぴんにならなきゃならないのが難点ですが、診断後はプロのメイクを体験。色の選び方から乗せ方までわかりやすく説明しながら顔を作ってくれました。
今回、打ち解けて話し易い雰囲気の診断士さんにリラックスした状態で見てもらえたのが何よりも良かったです。料金はHPにもありますがベーシック2時間おひとり様で一万円オーバー。昔の私なら食べ物以外でこんな大枚はたくのは有り得ない!ですが、この年になると若い頃の服は冷や水的なムリが生じてもう着られないという事実。and オシャレから何億光年も離れた人間だったので、いざ服を買うとなると何を買ったらいいのかもわからない。then せめて色で思い悩んで買い物を断念するのだけはもう返上したいものだ、というのがパーソナルカラー診断に踏み切った最大の理由。オシャレにお金をかけてこなかった酬いと思って今回エイヤ!と支払いましたよ。(とはいえ私のリサーチではこちらの診断はむしろ安価な方でした。受講を数回に分けてる所も多いので一回完結なのも良心的だと思います)

派手な化粧は嫌と思っていた私は漠然とブラウン系で顔を描いていたのですが、実はピンクやプラムが合うと知り愕然。でも確かに診断士さんに施してもらったお化粧は肌になじんで自然なのに華やかになる。帰宅途中に東急ハンズに駆け込んで手持ちになかったピンク系メイク用品をあわてて買ったですよ。翌日から早速、見よう見まねでメイクチャレンジ!家人からは「別人だ!」「キレイ〜」という評価をもらったのは良いけれど、なんだか今までの私を否定されてる気分がしないでもない。別人認定されるほど変わっちゃいない……はずなんだ…けど…/_;)

2012年10月9日火曜日

カナヤのおまけ

ちょっと野暮用が入ってブログup をサボってしまいました。遅ればせながら今回は日光金谷ホテルに関する諸々を徒然と。
まずはウェルカム歯磨き粉 ブレスパレット をパチリ。スイートの宿泊客限定なのかな?チェックイン時に31種類の歯磨き粉の中から好きなフレーバーを一人一本プレゼントされます。今回私達が選んだのはカリフォルニアオレンジとレモンティ。ドギツクない淡い香りで、しっかり美味しい味のする不思議ペーストでした。ホテルの売店でも売っているので自分土産にローズとジンジャーも購入。使うのが楽しみ。

夜の写真は宿泊客ならではの記念品よね〜、というわけで金谷ホテル入り口をパチリ。おりしも140周年のイベントを秋に控えて玄関脇には横断幕が飾られています。


バーに行けるのも夜まで居られるからこそよね〜、というわけでバー「デイサイト」もパチリ。こちらは店内が真っ暗なので写真はかなり修正を加えています。でもおおむねこんな雰囲気。暖炉に火が入るシーズンに伺ってみたいものです。


こちらは知る人ぞ知る、家族風呂。本館2F通路の写真展示を見回っていると行き当たります。古くて狭い水回りが苦手だからクラシックホテルに泊まるのはちょっと…と敬遠してる方はこちらを利用するのも一興。こちらも年季が入っているのは一緒ですが。

と、いろいろ楽しんだ一泊旅行でした。
最後に第二新館に宿泊する方に入れ知恵を少々。第二新館側から食堂に入るとそのまま新食堂の席に案内されます。テラス側で朝食を食べたかったらグルリと回り込んで正式なダイニング入り口から入りましょ。やっぱ朝の光がいっぱいに差し込むテラス席で食べる朝食は格別だもんね。
というわけで長きにわたり書き綴った金谷ホテルシリーズは今回でおしまい。ご清聴ありがとうございました。また見てね〜