そんな私の常識を覆す氷屋さんが生活圏内にある。今をときめく 三日月氷菓店 だ。いや、オープン間もない早い時期からトキメキ急上昇のお店でしたが、本当に美味しい。かき氷に対する認識が変わっちゃいます。まずは写真をとくとご覧じよ。
芸術を前に言葉は要らない Japanese shaved ice is a work of art |
正直この歳になると(?!)一杯のかき氷を完食する自信が持てない。長いこと食べてなかったし、頭キーンとなってのKO負けを予感した。ところがこの美しさにまず圧倒され、自家製シロップの味わい深さに驚嘆。別添えの練乳で味の変化が楽しめて、器の底にはミルクアイスが隠れているという演出付き。飽きることなく完食でした。氷の優しい舌触りがまたなんとも言えない。これはもう芸術作品といえるほど!
お店サイトを読めばわかりますがコレは稀少な天然氷。店主はかなりこだわってます。相当凝り性な人と見た。削り方、盛りつけ、氷の仕入れ、どれをとっても生半可な気持ちでここまで情熱を注ぎ込めませんよ。そう、そこに店主のかき氷に対する愛が感じられます。
思えば仕事に対する愛情というのはなかなかどうしてバカにできない。前回記述の老舗寿司店「弁天山美屋古」然り、帝国ホテルの「レ セゾン」然り、仕事に対する愛の有無は客にちゃんと伝わるものです。だからこそ、その愛に感じ入った客からは自然と店主の作りあげた空間に馴染む所作というものが出て来る。以前、レ セゾンを能舞台に例えましたが、歌舞伎や能舞台は客が演者と一体化して完成される作品です。名人の居る店であれば尚一層、客も愛を持って臨みたいと思う。
なんでそんな事考えたかといえば、先日この氷屋さんに行った際、道場破りみたいにウルサイ団体客が店の半分以上を占拠して、しっちゃかめっちゃかだったから。いや別にどんなお客来てもいいんですよ。店主だって客をえり好みするような人ではないだろし、一介の客でしかない私がアレコレ言える立場じゃ〜ない。でもそれにしても過日の団体客の愛のなさといったら泣けてきた。座席を占拠するからには、せめて人数分の注文はしましょうよ、て感じでね。これは愛以前にモラルの問題だけど。
禅寺みたいにして食べろとは言わないが、「こちとら客だよ」てな態度には「俺のラーメンに文句がある奴ぁ食べるな」と同質の勘違い臭がするね。どちらも食に対する愛が足りない。やっぱり愛だろ、愛っ!
なんでそんな事考えたかといえば、先日この氷屋さんに行った際、道場破りみたいにウルサイ団体客が店の半分以上を占拠して、しっちゃかめっちゃかだったから。いや別にどんなお客来てもいいんですよ。店主だって客をえり好みするような人ではないだろし、一介の客でしかない私がアレコレ言える立場じゃ〜ない。でもそれにしても過日の団体客の愛のなさといったら泣けてきた。座席を占拠するからには、せめて人数分の注文はしましょうよ、て感じでね。これは愛以前にモラルの問題だけど。
禅寺みたいにして食べろとは言わないが、「こちとら客だよ」てな態度には「俺のラーメンに文句がある奴ぁ食べるな」と同質の勘違い臭がするね。どちらも食に対する愛が足りない。やっぱり愛だろ、愛っ!