いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2011年3月26日土曜日

モノ言えば…

お久しぶりです。まさに国難な日々。言葉もありません。
この危機に自分に何ができるだろうかと考えても、結局は自分の生活を淡々と誠実に送る以外の事はできません。

過去に私は放射性物質の廃棄方法の研究に携わったこともあり、得体の知れない恐怖で途方にくれる人達に役立つ情報を発信する事ができないものかと考えました。だけど率直に言ってそれは至難の技だとツイートするより前に実生活の中で悟りました。
私の周辺では多くの人が求めていたのは「絶対安全」という保証の言葉。自分を安心させてくれる言葉だけ端的に聞きたい人の数は圧倒的に多い。

だけど科学の世界において「絶対」というのは誰もが欲しながらも得ることが稀な、夢の結晶のようなものなんです。放射性物質の特性から言っても絶対安全なんて言葉はクチが裂けたって科学者に言えるわけないんです。
その上で「でも今の所みんなが想像するようなえんがちょレベルじゃないからね」という説明があるのですが、これは単純明快な安全宣言にはなり得ないので受け入れ難く、不信不安とそれに伴う恐怖心を蔓延させてしまう。そんな風に私の目には写りました。

その一方で私はまた思うのです。「絶対安全」と誰かが言ってくれればそれで済む問題なのか?と。
恐怖を克服したいなら誰かにそれをゆだねることなく、自分で納得いくまで調べるしかない。曇りなき眼で自分が正しいと思える知識を得て、的確と思える判断をその都度自分でするしかない。結局は自分の生活を淡々と送るしかないのと同じように。

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