いらっしゃいませ

にほんご べんきょう してきて ください
いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2013年12月6日金曜日

ナインカードspd

さて長期に渡ったタロットヌーボーシリーズですが、各カードの説明が終わったのでスプレッドの紹介もしておきましょう。付属冊子についていたスプレッド(占い方)がこのナインカードスプレッドというもの。文字通り9枚のカードを展開(スプレッド)します。以前up した写真が残っているのでそいつでイッチョご案内しましょう。

まずカードをシャッフル。タロッティストによって作法は色々のようですが、俺式は占いたいことを一途に思い描きつつ満足いくまでカードを混ぜればそれで良しとしています。ちなみにヌーボーさんは逆位置を取らないカードなのでテーブルの上でグルグルかき混ぜるとか、そーゆー場所をとるようなシャッフルはいたしません。
あとはカードの山(パイル)の上から写真に付けた番号順に並べていくだけ。この写真のスプレッドを行った時は周辺の人間関係に複雑な波風が立っており、それに対して自分がどういうスタンスでいるべきかを占いたいと思っていました。さて、お立ち会い

1 相談事の質、質問の善し悪し(?!)  皇帝
2 質問に隠された呪縛        愚者
3 呪縛が表出する契機      ワンド(杖)8

4 答えを得るためにするべき挑戦 ペンタクル(金貨)ナイト
5 将来的に熟慮すべき問題    カップ(聖杯)5
6 答えを得るためにするべき負担 ペンタクル(金貨)3

7 あてがわれる任務      ペンタクル(金貨)2
8 問題の別の視点       ワンド(杖)クイーン  
9 解決策           カップ(金貨)ペイジ

3つのブースに分けたのには理由があります。最初の3つは過去に関するもの。問題の出発点、問題に起因するもの等が表されている。次の3つには現在行うべき責務、考察、覚悟が、そして最後の3つには未来に向けた課題、俯瞰、解決方が示される。
実はタロットリーディングのどのスプレッドも突き詰めると全ては「過去、現在、未来」の3つを基本としている(と、私は勝手に思ってる)。タロットには多様なスプレッドがありますが、自分にあった占い方法を探るうち結局全てのスプレッドはこの三本柱のバリエーションでしかないと気づいた次第。それは「潜在、顕在、可能性」でもあるし「命題、反命題、統合」という言葉でも表される。
閑話休題。参考までにどうやって読み解いたか実例を書きまーす。

1、皇帝は不安定になった人間関係に対して私が安定や権威による守護(混乱の中で統制をとる人)を求める気持ちがあったことを示す(かな?)。トラブルが表面化するまでの私はまったくの2、愚者であり、周囲が早い段階から苦しんでいたにもかかわらず自分だけ無邪気に蚊帳の外にいた。3、杖の8は自分のこと(仕事)だけに夢中になっていたためにそうした状況(蚊帳の外)を招いたと言える。過去に自分だけ無傷でいたことが現在の悩みの起因であり、何か自分にできることがないかと考えたのが占いのきっかけだった。ここに至って何について自分の気持ちがざわつくのか確認

4、金貨のナイトは私に信頼できる人物たれと諭し、将来的に5、聖杯の5のように過剰な恐れを抱く事のないよう注意を促した(私はしばしば気持ちが高ぶると破壊的な行動を起こす所があるので聖杯の5が示す解釈は大いに感じ入るところがあった)。6、金貨の3は、困っている人の味方であれと言っている(これは特定の人物の敵にまわることと同義であり、ある意味覚悟のいる選択であった)。周囲が疑心暗鬼で混乱する中、ずっと愚者だった私がその時にできる役割が「あの人は敵じゃない」と信じてもらえるスタンスだったと言える。ここで今自分が考えるべきことを確認した

さて、未来に目をむけて7、金貨の2が出した今後の課題は「不安な結末と気苦労」。別の視点からは8、杖のクイーンが「恒久的な関係や強い友情」を提示してきた。この二枚のカードを見た時に、そこに描かれた人物の表情や雰囲気からすぐさま該当する人物がそれぞれに思い浮かんだ。私はトラブルの原因となった人物と苦しんでいる人物の両方の板挟みになるが、しかし両方に対して誠実である(あるいは共に困っている両者をそれぞれに支援する)べきだと悟った。これはもう理屈ではなく、まさにヒラメキのリーディング。解決策を提示する9、聖杯のペイジはカード解釈によれば「しかめっ面の若者、過度の愛情、嫉妬」。なんとなく該当する人物が思い浮かぶものの、どう解釈したらよいかわからない。悩んだ末に私自身は「しかめっ面=この無秩序な状況にあからさまに異を唱える姿勢」でいることにしました。知らない顔でやり過ごすのも一つの手であり、事実トラブルが起きた場所においては長年その方式が踏襲されてきたわけですが、それで良いとは思えなかった。こうして未来の展望や可能性をおぼろげにつかんで自分の身の処し方を自分で決めた
因習に倣うべきか、私の流儀で大暴れして場を引っ掻きまわすか、二者択一で揺れ動いていた私ですが、タロットの力添えで私の新たな破天荒伝説は作られずにすんだわけです。あ〜ありがたや。

考察
このリーディングの後、実際にはどんなことが起きたかを振り返り、カードが持っていた意味が何であったかを考察してみた。
1、皇帝9、聖杯のペイジは場を管理する人物とそれに対峙する人物を表していた。本来トラブルに対処すべき立場にいた人物(皇帝)が役割を果たさないことに対して、誰かが異を唱える必要は確かにあった。当時は誰もなし得ない事だったので私がやりました。と、言いたい所ですが聖杯のペイジと目していた人物がその役割を担ってくれました。私はその人の後方支援で終わった^^;
8、杖のクイーンと目される人物はトラブルから身を引き、賛否両論だったその選択を私は誠実に受け止められたと思う。直接的にその人を救出することはできなかったが、この人物との友情は継続しているし今後も長く続けたいと願っている。課題であった7、金貨の2に対しても多少は腹の探り合いになりながらも誠実に対応できた。いつか私に両者の橋渡しができれば…と思うが、こればかりは巡り合わせ次第。今は運命の輪の巡る日を待つしかない。

と、こんな感じでこじつけながら今日も楽しく展開しています。機会があれば他のスプレッドも紹介していきたいと思っています。まずはご清聴ありがとうございました。

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