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2013年12月15日日曜日

手鞄を買いに〜準備編

30代のある日ある時、もう合皮の鞄は買わないぞ!と思い立った。独身時代から使い続けた鞄(合皮モノ)のほとんどが擦り切れて、ちょうど絶滅を迎える時期だったのだ。それは子育てが一段落してお一人様のお出かけが増え始め、傷や汚れのついたバッグを持ち歩くのに躊躇し始める時期でもある(専業主婦限定)。子連れという免罪符もなくなり、汚れて古びた鞄を持ち歩くのもそろそろ卒業!年相応にキチンとした鞄を買って大事に使おう!と思うようになった。それが、ザ30代。

意外と沢山あるのが女の所持する鞄と貯金
しかし一つを除いて見事に全てが6000円以下 ^^;

そして40代の今、独身時代からココ一番の時に使い続けてきた革の鞄(ちなみに貰い物)が経年劣化でお釈迦になるという緊急事態発生!本革製品よ、お前もか!!時を同じくして生協で購入した慶弔用フォーマルバッグにも猫の爪痕がザックリ刻まれているのを発見。困ったわ、これじゃ舞踏会に持ってく鞄がないじゃない!そんなとこ呼ばれないけどねっ!
「お気に入りの品なら値段なんて関係ない」と言えるのは30代が限度。TPOに合わせて年相応のモノを持たないとなんだか居心地が悪くなり始めるのが40代という頃合い(当社比)。趣味の帝国ホテル遊びに出かけると、お洒落で上品なご婦人方を見る機会も多く不思議なもので私もそれなりに目が肥えてきた。やはり良いものとそうでないものは自ずとわかる。それは品物の良し悪しという問題だけではなく(それもトータル的には反映されてくるが)、マナーやエチケットをキチンと押さえたお洒落が結局一番格好良く見える。格好いい人を見ると「私もかくありたい」と思うが人の常。ムリしてまでお金持ちのマネをする必要はないけど、目標にするのは悪いことではない。てなわけで、ハレの日(女装の日)のお出かけ使用に耐えうるバッグを買いに行くぞー、おー!
弔事用のフォーマルバッグはそれ専用を用意するとして、狙うは「フォーマルほどカッチリしてなくて、しかしよそ行きとしてマナーの基本を押さえカジュアル路線とは一線を画す」的なバッグ。こうして未だかつて無い鞄ジプシー生活が始まったのでございます。

ここでフォーマルバッグのおさらいです。ググってみましょ。「肩にかけるショルダータイプではなく、手で持つハンドバッグが正式。持ち手はシングル。開口部にはカブセがあって持ち手はそこ(天)に付いている。色は黒。素材は(特に弔事においては)革製でないこと
どうでしょう?所謂お葬式バッグですね。四角四面で面白味に欠けるので葬式以外ではとんとお目にかからない。実際に今時のフォーマル(公式)な式典(入学、卒業、披露宴等)では皆さん必ずしもフォーマルバッグではお出ましにならない。基本を押さえた人は上品な家庭の印象を与えるけど、あまりキチンとしすぎると近寄り難い印象(&浮いてしまうんじゃないかという心配)を醸してしまうのがムズカシイ所。その辺りを踏まえて女性陣は日夜「あ〜でもない、こ〜でもない」と思い悩むのであります。上述の発言(基本を押さえたオシャレは格好良い)と矛盾するようだけどオシャレの機微は実に複雑怪奇。適度にアソビを入れて肩の力を抜くのも威圧感を与えないエチケットの一つ。あ〜、女装って本当に奥が深いわ〜。

じゃあ、結局どーすんの?というわけでリサーチの結果、品質、お値段、デザイン、知名度のトータルのバランスが良いのは、どうやらここらしい。
革を避けたかったらホースヘアーなどいかがでしょう。

コンテスは店舗に足を運びましたが、これこそ工芸品の類い。お値段も美術品なみでしたので目の保養だけで逃げ帰りましたが、本当に溜め息の出るような美しさ。機会があれば是非実物をご覧ください。

さて幾つかサイトショップを見るとお気づきでしょう。フォーマルと銘打ってもシングルハンドルじゃなかったり、被せがなかったり、はたまた弔事用布バッグでも側面には牛革が使われていたり…。智恵子は本当の空は東京に無いと言ったそうですが、フォーマルバッグもしかり。「正しい〇〇」なんて、実は今となっては気持ちの問題でしかないっぽい。言葉と一緒で、マナーも少しずつ時代と共に変化してゆくのでございます。
でもね、例え迷信(?!)でも基本を知っているのと知らないのとではモノのチョイスも違ってくる。基本を押さえた上で自分なりの換骨奪胎を図るのが本当のオシャレというもの(そうなの?)。
んで、ハタと気がついた。私、別にフォーマルバッグを買おうとしてたワケじゃないのよね。あくまでもセミフォーマル希望。というわけで、この話つづく(^^;) / 
次回、煉獄編に御期待ください。

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