というわけで(?)久しぶりにオイスターバーへ行ってきました。10年以上前ならオイスターバーと言えば品川か有楽町の「ニューヨークセントラルオイスタバー」くらいしかなかったのに、今は検索するといくつも紛らわしいお店が出てくるので予約するのに探したぜよ。
こちらのお店は本家ニューヨークの店舗を模しているのが売りとの事ですが、ニューヨークセントラル駅は四半世紀前に通りすがっただけなので思い出の縁(よすが)は何もない。だけど駆けつけの一杯を飲もうとワインリストを見たらカリフォルニアの思い出深いワイナリーの馴染みのワインを発見。
ベリンジャーのホワイトジンファンデルは近所のスーパーで安い時には$4くらいで購入できて(コンスタントに$6〜7だった)色味も味も大好きだったのでよく飲んだ。春になると車で一つ山を越えてナパバレーに分け入り、花咲き乱れる瀟洒なこのワイナリーを訪れるのも好きだった。ボトルでお値段4,600円にムムムっとなりながらも懐かしいのでいただきます。
牡蠣とポルチーニのリゾット |
プリンは骨格のしっかりした好みのタイプ |
他にももちろん忘れちゃいけない生牡蠣とカラマリ(イカ)フライをいただきました。ニューヨークに思い入れはないが海外のオイスターもカラマリも昔懐かしい馴染みの味。
味の記憶と共に若い日の思い出が走馬灯のようにくるくると来た。
自分の人生はイチ主婦という立ち位置で割と平凡な人生だと思っているけど、なんだか昔からやたら遠いところへ出かける機会に恵まれた人生だったなと思う。
夫と二人で「あそこでアレ食べた。あそこのアレはうまかった」という思い出話に花を咲かせながらしみじみと夫や周囲の人のお陰でいろんなところへ行けたのだなと思う。
自分自身にはこれと行った目的はないのに身内の都合だけでやたらと遠いところへ誘われることが多かった。結婚式でニュージーランドとか、墓参りでハワイとか…加州生活も夫の仕事の都合だったわけだし。
去年、友人に誘われて出かけた赤坂の「預言カフェ」では預言者から「あなたはこれからもうんと遠いところへ出かけていく機会を主が用意しています」という宣告を受けている。脳梗塞で死にかけた時に「これが遠いところかっ?!」と思わないでもなかったが、そういうことではなかったっぽい。
遠方に出かける運命は主の思し召しだったのかどうか定かではないが、今からまた遠いところへ出かける予定です。写真撮影は忘れずに、次回のupを乞うご期待。
美味しいものに出会えるといいな〜