大みそか何食べる？

ついにこの日がやってまいりました。正月から時をさかのぼって大晦日の夜ごはんのことでございます。帝国ホテルのガルガンチュワサンドイッチ！憧れのサンドを大晦日の晩餐用にどどんとお取り寄せだ。…と言いたい所だが自力でトコトコ取りに行きました（都内在住なら宅配アリです）。

目にも華やかで美味しいゴージャスサンド

美味しかった〜〜〜！内容は４種のサンド（サーモン、チキン、ハム、カニ）とフルーツ盛り合わせ（イチゴ、ブルーベリー、オレンジ、グレープ）とレタス＆ピクルス。もちろんバスケット代わりのパンも食べられます。どれも良かったけど印象深かったのはカニサラダとブルーベリーかな。この二つはやたら美味しくて口に入れた時の幸福感ったらたまらなかったです。容器のパンは大きいのでかなりシッカリ焼き上げられてます。なので「コレめちゃ旨い！」という仕上がりではないですが翌日はチーズフォンデュにして楽しんだ。サンドは４人家族で十分量。数切れ残したくらい。フォンデュも結局は3回くらいやって、それでも余った分はパン粉に仕立ててササミフライにしましたとさ。12,600円は予算的にかなりゴージャスですが、それに見合う分楽しめたので満足まんぞく。イベント時にお金を出し合って大勢の仲間で楽しむのもいいかも。フォンデュまで堪能すれば大人数でもかなりの満腹感は得られるはず。
非日常は食べ物ひとつでも演出できる。自分でご馳走作って頑張っちゃうのも一興だけど、お小遣いを奮発して贅沢を味わうのは言わば私の趣味（文字通り味わってる^^）。次の年末年始は何を食べようかな〜と今から楽しみなのであります。

ガルガンチュワサンドイッチは夏の期間は販売休止ですが、それ以外の期間は一週間前までの予約で作ってもらえるとのこと。ただし年末年始のご予約はお早めに。２年前に予約しようとした時は11月の時点で正月のサンド予約は満杯で受け付けてもらえなかった、つーくらい人気のサンドです（一日に作れるのは４つが限界だからというのもありますが）。
さて、オマケ。サンドの受け取りに出かけていった私は大晦日だというのに大混雑しているホテルのレセプションに度肝を抜かれた。そう、年末年始をホテルで過ごすブルジョワの群れがそこにはあったのでございます。この時期、ホテルは２〜４連泊のスペシャルプランのゲストオンリーになっていて豪華客船状態。新春歌舞伎を始めとしたホテル周辺の観劇、ホテル内でのショーやイベント、あるいは部屋の窓から駅伝見物も可能でお楽しみが盛りだくさんのホテルステイを楽しむ予定の人達がこんなに居るんだ〜と感慨深い。コレ、豪華客船体勢なのでお値段もべらぼうな企画です。それでもこれだけのお客が詰めかけるのだから、景気のいい話。実は贅沢サンドに少し後ろめたさもあった私は、ちょっとだけほっとしたのでありました。これでお腹いっぱいになれちゃう自分の小ささこそが、今の自分に見合ったちょうど良い大きさ。卑下するでもなくそう思えた自分に安堵するという妙な小市民っぷりと、そこから湧き出る幸せをたっぷりと味わった大晦日でありました。何をするにしても、心から楽しんだもの勝ちなのでございます。ごちそうさまでした。

しょうがつ何食べた２

備忘録だよ全員集合。さてお正月は如何でしたか？我が家は色々あったけど、それはまた別のお話として正月料理をメモっておきますよっと。

例によってダジャレ料理（おせち）と雑煮は朝昼でやっつけて、今年の元旦の夕餉はチーズフォンデュと一緒にコレをいただきました。
蝦夷鹿スネ肉のワイン煮込み

大晦日に蝦夷鹿をマリネ。クズ野菜（セロリ葉、人参、タマネギスライス、おろしニンニク等）と赤ワイン少々をビニールに入れて二口大くらい（崩れて繊維汁にならないよう大きめ）に切った鹿をゴロゴロ投入。元旦の昼食が済んだらこの肉をざっと炒めて赤ワインをヒタヒタ入れてコトコト煮込む。はい、出来上がり！
仕込み段階で大きなスジを取るのに悪戦苦闘したけど、上手に煮込むと口の中でホロホロほどけるので多少スジばっていても問題なかったです。何よりもコラーゲンたっぷりなのが納得できるツヤっぷり。大変おいしゅうございました。赤ワイン臭が苦手な人はブイヨン煮込みにしてデミグラで仕上げてもいいかも。

二日目はコレ！
三種の鴨、食べ比べ

左から風味が強いと言われるシャラン、フォアグラを取るために肥育されたマグレカナール、あっさりめのバルバリー、これら三種の鴨をシンプルにグリルして食べ比べ。
ちょっと火が通りすぎて、レアが美味しいと言われるバルバリーはイマイチな仕上がり。家族にはシャランが好評。私はマグレカナールの脂部分が味わい深くて イイ！と思いました。うむ、備忘録っぽくなった。

三日目はお客さんにトリッパ

をふるまう。 昨年の教訓 を活かして固めにゆがいたので歯応えバツグン。しかしトマト缶を残すとあとが面倒だからと一缶まるごと入れたら酸味が強く仕上がって私的には残念な結果。酸味好きな人には良かったっぽい。

さて、賑やかに食卓を彩った鹿、鴨、トリッパ。正月用のお肉は今回この三つに絞りましたが総額は6,912円(税、送料込み)。鹿なんて1キロも買ったのにこのお値段。正直、安いんだか高いんだかわかっていません。でも半端ないご馳走感が出せて家族揃って正月気分を満喫できたのだから余は満足じゃ。なんとなく贅沢した感があるから四日目以降は質素メシ。ありがとう、お正月。来年もよろしくね〜。

さて昨年に引き続き、肉類はグルメミートさんで調達しました。次はキジ肉でキジ焼き弁当を作りたいな〜と画策中。食欲は元気のバロメーター。皆様におかれましては、今年もよい食欲でありますように。