初めて上高地を訪れた時のこと。松本インターから沢渡駐車場へ向かうルートをシミュレーションしていてふと気になる蕎麦屋を発見した。あの界隈だと風穴の郷(道の駅)の道路を隔てた向かい側にある蕎麦屋も美味しいと評判でしたが、その直前にある何の変哲もない地元民御用達蕎麦屋に「手打ち蕎麦わたなべ」という店があり、これがまた不思議な評判を得ている。今回は上高地番外編として
リベンジ最終段階 稲核で蕎麦を食べるぞ!の巻をお送りします。
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つるっと美味しい綺麗な蕎麦 |
この町は稲核と書いて「いねこき」というらしい。至近にダムがあり、山の中にひょっこりと現れる小粒ながら色々揃って住みやすそうな、そんな地域。松本から沢渡へ向かうルートの左側に店舗があり、ちょうどカーブにさしかかる所でもあるので振り返らないとそこに蕎麦屋があるとは分かりにくい立地。上高地初訪問の折りはわざわざ振り返って場所を確認したものの、結局食べずに帰宅してしまった。なので今回は沢渡入りする前に絶対に行こうと決めていた。
うん、美味しい。ずば抜けてウマいというのとは違うけど、実に良いお蕎麦。何より安価。もりそば普通盛りを二人で食べてお会計が900えん。都内なら一人前で支払う値段。蕎麦汁は醤油が効いてなんだか懐かしい味。特筆すべきは蕎麦を待つ間に出される漬け物やサラダの数々。珍しい山菜の漬け物はどれも醤油味が効いている。店内の雰囲気とあいまって、田舎の親戚の家を訪れて昼ごはんを食べているようないい感じ。
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目にも楽しい木彫りの数々 一番上の獰猛そうな小動物がかわいい! |
店内には家人が趣味でこしらえたとおぼしき木彫りの数々が展示されていて、これもなかなかの不思議空間を演出。いやでもこれ、なかなか簡単に彫れるものじゃありませんよ。どれも作り手の心を反映するのか愛嬌がある。
愛嬌?といえば壁に掛けられたお品書きの木札。なぜか一番端っこに「ラーメン400円」の表記…
え?!…ラーメン??次に訪れる時は絶対にこれを食べようと心に決めた私であった。
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上高地にお越しの際は是非オススメ |
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